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小泉総理こそ本当の抵抗勢力である
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投稿者 考察者K 日時 2005 年 1 月 09 日 22:12:30:JjkI8nWTpj0po
 

 ともかく、時間が無いのですが、何とか時間を作って活動するKです。
あっしらさんとか、バルタン星人さんはどうしたのだろう?Kよりも忙しいのか?
今日のテーマは「小泉総理こそ本当の抵抗勢力である」である。

 当初、小泉は「自民党をぶっ潰す!」との意気込みで「聖域なき構造改革」を断行すると公約した。手法はともかくとして、それには「一定の理」があったと言える。しかし、そこで小泉総理は「旧体制にしがみつく抵抗勢力」の抵抗を受け「見せかけだけの改革」に甘んじてしまったのである。
 それだけならば、仕方がないとも云えるだろう。しかし、小泉総理の最大の間違いは「郵政民営化」こそ最大の構造改革の本丸という「誤った主観」に呪われてしまった事である。

 Kは前から主張しているが「郵政民営化」は「構造改革」においてはほとんど意味がないのである。「財政投融資の入り口の改革」等という理論にすらならない屁理屈を言い出した時から「小泉総理は宗教の狂信者と同じ」なのである。少しでも自分の主張の応援になりそうな意見ならば「まともな考察もせずに採用」と云う「自分の主観に呪われた者」の症状が顕著に現れている。
(自分の主観に呪われた者の症状=他人の意見を全く聞こうとせず、自分の主張を理論的説明もなしに、いたずらに繰り返し、ともかく、その主張に有利な材料ならば無批判に受け入れる。完全思考停止状態)

 構造改革の本質は「財政改革」であった。伸び悩む税収と景気、累積して増え続ける「財政赤字」・・・
 それらを改善して「年金制度の不安」や「雇用不安」・「金融不安」を少なくする事が本来の「構造改革」の目的だった筈である。これらの三大不安が改善されるならば国民の多くは多少の痛み(増税)をも我慢して協力したかもしれない。
 しかし、断行されたのは「見せかけの改革」であった。特殊法人が独立行政法人と看板を掛け替えただけで、本質的には何も変わらず、政府の管理責任が若干少なくなっただけであった。

 民間活力の導入と云いながら「政府の管轄下に置いておくと、いずれやばくなりそうな企業を放り出した」と云うのが「小泉総理の構造改革」である。

 良く「小さな政府」が良いと云う人がいる。確かに社会が安定状況にあり、民間が正常に機能している場合ならば、それは「一つの方向」である。
 「官から民」と云う言葉もある。全ての国内市場がバランスが取れていて「民業も公益性に目を向けられる状況下」ならば、それは「一つの方向」だろうとも思う。

 「小さな政府論」も「官から民へ論」も理論が作り出した方向性の一つでしかない。それは、医療で云う処方と同じである。脳血栓と脳溢血では治療法は180度違う、市場開放を行い外国企業が「様子見、実験出店」をしているような民間市場に不安定要素が高く、失業率が高い時には「国民生活を支えるのに主要な公的事業」は「できるだけ政府の管理下に置く事が正解」だろうと思う。

 それを、今、公的役割の事業を全て責任放棄的措置をするのは、馬鹿か確信的犯罪者(売国奴)の行為と言えるだろう。

 本来ならば、郵政民営化は「郵便=国営」「貯金=半国営」「保険=民営」くらいが「落としどころ」だろうとも思う。しかし、日本の状況を考えると三事業一体全国組織経営でなければ、国民の最低生活保障的役割を果たす事は難しいだろう。そもそも、「郵政公社に黒字体質を期待する事」が間違っているとも云えるのだろうが「まがりなりにも黒字経営」をしている公社をいじくり回して「赤字で税金補填」になったり「倒産して全国ネットが崩壊」したりしたら誰が責任を取るのか?
 逆に異常な競争力を示して「現在の民間企業を圧迫し、倒産に追い込み、失業率を高めたり、景気を後退させたりしたら」誰が責任を果たすのだろうか?

 現在は「市場や雇用を安定」させる事を重要視すべきである。対外国との経済競争で心臓が爆発寸前の日本経済に「郵政民営化」と云うカンフル剤を打つのは危険を通り越して「医療ミス」である。

 そもそも、郵政民営化には「市場活性化」以外には全く大義名分はないのである。現在、民間に資金需要はほとんどない。一部には需要があるが、それは不良債権化する可能性が高く、民間金融機関で貸せない所である。そんな所には民営化された郵貯でも貸す事はできないだろう。

 今、小泉総理は「自分のアリバイ工作」として「郵政民営化」を強行しようとしているだけである。完全に思考停止状態であり、強迫観念に追われる「狂信者」として「郵政民営化」という念仏を唱えているだけである。
 
 本当の改革は別にある。それは、国家財政を黒字基調にする方向の改革である。それは、国民や政府に痛みがあるかもしれないが、「他人の不幸を見て、今の不幸を(一時的に)忘れると言うような改革=公務員虐め、農業者虐め、地方虐め、弱者虐め的なもの」であっていけない。(小泉総理はその様な政策で人気を得た総理である)

 現在、小泉総理こそが本当の改革に抵抗する本当の意味での「抵抗勢力」である。

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