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ハッカー、Tモバイルのネット侵入で政府の極秘情報も入手【AP通信→Hotwiredニュース】
http://www.asyura2.com/0411/it07/msg/279.html
投稿者 名無しB 日時 2005 年 1 月 18 日 11:01:47:0lJ1dbid3G/dc
 

http://hotwired.goo.ne.jp/
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050114203.html
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ハッカー、Tモバイルのネット侵入で政府の極秘情報も入手

2005年1月13日 8:52am PT
AP通信

 ワシントン発――米国政府が12日(米国時間)、ハッカーが少なくとも7ヵ月間に渡って
無線通信事業者のネットワークに侵入し、数百人にのぼる顧客の電子メールやパソコンの
ファイルを読んでいたと発表した。さらに、被害にあった顧客の中には、同ネットワークへ
の侵入者を捜査していた米財務省秘密検察局(シークレット・サービス)の捜査員がいたという。

 このハッカーは、シークレット・サービスの内部メモや、相互支援に関するロシアからの
法的な条約文書の一部を入手した。裁判所の記録によると、これらの文書には、
「現在進行中の……犯罪事件に関連する極秘情報」も含まれていたという。

 今回侵入されたのは、米国に1630万人の顧客を抱える米TモバイルUSA社(本社ワシントン州ベルビュー)の
ネットワークだ。この件が明らかになったのは、シークレットサービスによる広範な捜査
『ファイアーウォール作戦』(Operation Firewall)の最中のことで、この作戦は
『シャドークルー』(Shadowcrew)、『カーダープラネット』(Carderplanet)、『ダークプロフィッツ』(Darkprofits)と
いった名前で知られるハッカーの地下組織を捜査することが目的だった。

 このハッカー、カリフォルニア州サンタアナ在住のコンピューター技術者、
ニコラス・リー・ジェイコブセン被告(21歳)は、ロサンゼルスの連邦地方裁判所に起訴された。
捜査員によると、ハッカーのオンライン行動をたどった結果ニューヨーク州バッファロー近くの
ホテルが割り出され、そこにジェイコブセン被告が滞在していたという。

 ジェイコブセン被告は去年の10月にカリフォルニア州で逮捕されたが、叔父が支払った
2万5000ドルの保釈金で釈放された。その叔父には、釈放後のジェイコブセン被告に使用される
ことを防ぐため、叔父自身のパソコンをロックして保管することが命じられた。

 ジェイコブセン被告は、400人分の顧客の名前と社会保障番号を見ることが可能だった。
同社によると、この400人全員に今回の侵入について書面で通知したという。だが同社は、
顧客のクレジットカード番号などの金融情報は一切漏洩していないと述べている。

 TモバイルUSA社の広報担当は、「顧客情報の保護がわが社の最優先事項だ」として、
ネットワークへの侵入に気づいたときただちに、「システムへのさらなるアクセスを阻止する
対策を即座に講じた」と述べた。

 裁判所の記録によると、ジェイコブセン被告は少なくとも昨年の3月から10月まで、
TモバイルUSA社の顧客情報にアクセスしていたという。2004年3月に書き込まれたオンラインの掲示
――これをたどってジェイコブセン被告に行き着いた――で、ハッカーたちがTモバイルUSA社の
顧客の名前、社会保障番号、生年月日、ボイスメールや電子メールのパスワードを突きとめられる
と宣言していたと、裁判所記録にある。

 シークレット・サービスは、この件で自分のハンドヘルド・コンピューターに侵入された捜査員の
ピーター・カビッチア氏について、政府の任務に個人のコンピューターを使用すべきではなかったと
述べている。裁判記録およびシークレット・サービスの広報担当によると、カビッチア氏はハッカーの
追跡を専門とする優秀な捜査員だったという。同氏は個人としてTモバイルUSA社の顧客でもあったが、
たまたまTモバイルUSA社のネットワークへの侵入事件の捜査にあたっていた。

 カビッチア氏――2001年9月11日の同時多発テロ事件における勇気ある行動に対してシークレット・
サービスから勲章を授与されている――は、民間セクターに勤務するために同局を離れた。
カビッチア氏はAP通信に対して、辞職を要求されたのではないと語り、機密情報を誤って漏洩したのか、
あるいはシークレット・サービスの規定に違反したのかを調べる内部捜査で、自身の潔白は証明されていると述べた。

 ジェイコブセン被告の件をはじめて報道したのは、米シマンテック社が運営するウェブサイト
セキュリティー・フォーカス』だった。シークレット・サービスの広報担当は、同局の電子メールサーバーは
TモバイルUSA社への侵入事件の影響を受けていないと述べた。「問題のアカウントはシークレット・
サービスの捜査員の個人的なアカウントで、一時的に被害を受けたのはこのアカウントだ」と広報担当は述べた。

 カビッチア氏がTモバイルUSA社のアカウントを使用していたハンドヘルド・コンピューターには、
「非常に限られた捜査資料」しか入っておらず、ハッカーが入手したのはそれだけであり、政府関連の捜査は
一切被害を受けていないと広報担当は続けた。シークレット・サービスの規定では、捜査員が個人の
コンピューターに任務関連のファイルを保存することは禁止されているという。

 カビッチア氏は、シークレット・サービスの上司たちから自分のワイヤレス・コンピューターに、外出先での
チェックが必要な文書などのファイルが電子メールで送信されてくることがよくあったと述べた。
「出先で文書をチェックするには、文書をTモバイルUSA社のアドレスに送信してもらうしか方法がなかったし、
上司もそれがシークレット・サービスのアドレスでないことは承知していた」とカビッチア氏は語った。

 かつてシークレット・サービスの電子犯罪特捜班を率いていたジョン・フラッツィーニ氏は、世間を
非常に騒がせた政府関連のハッカー事件を複数担当したカビッチア氏に賞賛を送った。「カビッチア氏の業績は、
サイバー犯罪の捜査分野において非常に素晴らしいものだ」とフラッツィーニ氏は語った。

[日本語版:天野美保/小林理子]

WIRED NEWS 原文 (English)

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