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第六章 共通点 4 預言-その5 雛形経綸からみた今後の動き(大本教・民間信仰・民俗) [99-03-18]
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投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:06:31:Bat5keDwZxjsQ
 

(回答先: 第六章 共通点 4 預言-その2 八方世界から十方世界へ(大本教・民間信仰・民俗) [99-03-18] 投稿者 謝寅 日時 2004 年 12 月 17 日 20:02:51)

*預言-その5*


*一貫性を持った流れ*

 これまで何度も、大本の神諭などの中に不可解な部分が見られましたが、そうしたものの一つに「今まではわざとに闇雲の世にしていたのであるぞよ」という点と「こうなることは世の元からわかっていての今度の立替え立直しである」等の内容です。

 これはかなり矛盾に満ちていて、例えばもしもこうなる事が見え透いて居たなら、何でどうもしないでいるのか?という点と、それにもましてワザとこうしておいた、という所などが理解不能だからです。

 ただし、全体を通して霊肉一致、苦と楽、善と悪、総べて不即不離の関係にあるという点などから見て、或いは以下の霊訓に見られる事柄などから推察して、こうではなかろうか?という予想的なことはできました。

************

 下降につぐ下降、魂は次第に鈍重な衣を身に纏いつつ、とうとう最後に見たことも聞いたことも無いような重い衣を身に付けてしまいました―それは肉体、そして彼を取り巻く物的環境、こうして彼は地面に頭を低く垂れてしまったのです。地球の実質そのものも、波長を下げながら凝固し続け、今や人間の魂や霊と共に、地球そのものも下降の輪の底に到達してしまったのです。

…(中略)…

 しかし、現在の人間は、自己の弱さを克服し、物質を克服し、最後に総べてのものを克服する事を運命として担っています。これが地上に生を受けたことの意味です。

…(中略)…

 世界の現状は、再び人間の内にひそむ内的善に向かい、挑戦する状況に入っています。この内的善の刺激で、人間は顔を天の方へ向けるのです。宇宙の一切の秘密はなお人間の内部に隠されたまま、彼がその扉を開く日を待っています。  当然の事ながら、人間の魂が神の息吹から生まれ、しかも暗黒の地上へ下降していくには、そこに神の大きな目的があったのです。神の子、人間、その霊性進化の為にしつらえた神の計画、ついにそれを垣間見る日も来よう。

…(中略)…

 人間の魂に向けられる神愛の深さは、地上の想像を超えていて、とてもここで述べられるものではありません。逆説的に申せば、神はその愛故に、小さな一片の火花である人間を長い旅に出された、と申すべきか。もし魂が鈍重な物質の中に下降しないとしたらどうでしょう。魂は自己を知ることも無く、内在の力に気づくこともなく、ついには自己神性を悟る時もないでしょう。ここに地上出生の意味を汲み取って頂きたい。

 ちょうど一粒の種子が地中に撒かれ、雨と熱で発芽するように、魂も暗い土の中で目を開くのです。その受ける苦しみ、圧迫と悪、これらに攻しながら、魂は無自覚から自覚へと進んでいきます。こうして幾多の辛酸を経て、人は物質の主となり、自己の主となり、ついには神を知るものとなるのです。

-いずれも『ホワイト・イーグルの霊訓』グレース・クック伝達/桑原啓善訳:潮文社刊より-

 右を得んとすれば左を失うというが如き、幼稚な対立関係を捨てねばならぬ。徹底せる右は左に通じ、左は右に通ず、真理には右も左も無い。左右全(まつ)たき一つの働きである。

 戦争か、平和かではなく、一つの真実の動きを発見しなければならぬ。真実の文化、地上大平和の磐石は、大調和の上に建つ。大きな生命世界は、たえず進展し、生命し、循環してやまぬ。より高度な、より中心から外部に向かい、底部に向かって進む動きも真実であるが、逆に、外部から中心に、底部から高度に向かっての動きも、また真実である。

 この動きは、二つにして一つである。霊界と現実界との問題に触れるとき、一方の動きを忘れ勝ちである。殊に多くの信仰人(宗教家)の致命的欠陥がここにある。人間はたえず霊界から動かされているが、それと同時に、人間の動きが、霊界に大きな反影をなげかけている事を忘れてはならぬ。吾々自身が、自覚するとせざるとに拘わらず、吾々が霊界に大きな動きを為しつつある事は事実である。

-(天明氏公演)『日月神示はなぜ岡本天明に降りたか』/岡本三典著:徳間書店刊より-

※シルバーバーチの霊訓等に、一人一人の小さな行為が、大きな働きとなっているという個所が幾つか見うけられます。

**********

 雛型経綸の理論にあるように、どうも人類というのは、外周・内周と上昇・下降とを繰り返しながら、丁度DNAの螺旋構造の様に、スパイラルな進化をしているそうです。

 また、今まで述べたように、人間の健康にストレスは大敵です。リラックスを「善」とするならストレスは「悪」です。しかし、強制収容所に入れられたユダヤ人の中で、最後まで希望を捨てずに耐えた人達と、途中で自暴自棄になり自殺を選んだ人達との比較を行った所、要するにストレスに強いか弱いかの差があった様です。

 ストレスは確かに悪ですが、全く無いとむしろ未知のストレスには耐えきる事が出来無いようです。また抗菌グッズ流行りの世の中で、こうした抗菌に慣れた体よりも、むしろある程度ばい菌と付き合いのある方が、体の抗力は高いようです。そうした面から見ても、やはり悪といっても御用の悪、無くてはならないという事だと思います。

 そうしてみると、物質化に向けて物的面の開かれた世界に入ったというのは、ある意味でやはり必要上の事だった気がします。そうすると今度は上昇する番、精神的・霊的な面に向けて開かれていく自体が起きてくる、という事が考えられます。例えばこれは大本の雛型を見れば、おのずと大よその予想が出来そうです。

1戦後日本は思想的に一大転換し、侵略主義から平和主義へと変わっていった。又政治的・教育的に多いに西洋の模倣を開始した。

2戦後急速に西側の文明が伝わり、すっかりと伝播した。

3戦後天皇陛下が人間宣言をした。

 こういった事柄からみて、180%大きな思想転換、東側の文明と政治・教育といったものが、再度西側に伝播する時と言うのが来るのかも知れません。また太平洋戦争の際に拘束された王仁三郎氏の言葉として「東条初め、村長に至るまで戦争の協力者である。ルーズベルトもスターリンも・・・全然関係ないのは大本だけ」「これでわしらは、戦争に協力しようにも出来ん所に入れられた、これは後で重要な意味を持つんや」 というものがあります。

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