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食肉界“中部のドン” フジチク会長逮捕 浅田被告と密接な関係 ハンナンをモデルに成長 [産経新聞]
http://www.asyura2.com/0411/nihon15/msg/330.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 08 日 15:45:13:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: フジチク元社長ら7人逮捕、牛肉偽装で3億不正受給? [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 08 日 15:43:50)


 国産牛肉買い取り事業をめぐる補助金適正化法違反容疑で八日、摘発された食肉卸「フジチク」(名古屋市)は、“食肉のドン”と呼ばれた元会長の浅田満被告(65)がすでに起訴されている「ハンナン」(大阪市)と同様、業界内外で影響力を示してきた。事業の申請窓口となった全国同和食肉事業協同組合連合会(全同食)では、逮捕されたフジチクグループ会長の藤村芳治容疑者(62)が副会長として、専務理事の浅田被告を支えたという。関西に続き“中部のドン”にも捜査の手が伸びた。
 藤村容疑者と浅田被告は、密接な関係を保ちながら食肉業界に君臨してきた。「藤村会長といえば浅田被告の弟分というのが業界の常識。ハンナンにならって経営ノウハウを実践し、中部で勢力を伸ばしてきた」。業界関係者は話す。
 実際、藤村容疑者は浅田被告が平成十三年十月に農水省の当時の畜産部長らを銀座で接待した際にも同行。この際、浅田被告は全同食が買い取り事業に参入できるように要請したとされ、その親密ぶりが明らかになっている。
 フジチクグループは系列十数社からなり、藤村容疑者が実質的に経営。グループ全体の年商は約八百億円にのぼる。グループ企業の形態はハンナングループをモデルにしているという。
 浅田被告はフジチクの関連企業の役員としても名を連ねており、グループ本体の「フジチク」のほか、藤村容疑者が代表理事を務める「愛知食肉卸売市場協同組合」(名古屋市)の子会社にも経営参加している。
 二人を結びつけたエピソードがある。二十数年前、愛知県の食肉処理場で、ハンナンの保冷車が故障し、藤村容疑者がフジチクの保冷車を駆り出してハンナンの食肉をすべて搬送したという。「この一件で感激した浅田被告は、藤村容疑者と急速に親しくなっていったと聞いている」と別の業者は話す。
 国産牛肉買い取り事業をめぐる一連の事件でも、ハンナングループとの不明朗な牛肉取引が浮上。ハンナン関連会社の幹部は、一連の牛肉偽装事件の公判で「事業対象外の輸入肉約六十トンのうち、約二十八トンを(フジチク側が加盟する)愛知県同和食肉事業協同組合に運んだ」と証言。ハンナン側の一連の事件をめぐる公判では、藤村容疑者が証人出廷することになっていた。
 今回立件されたのはハンナン側から購入したとされる輸入牛肉約二百トン。「買い取り事業が実施された当時からハンナンからフジチクに大量の対象外牛肉が運び込まれたといううわさは絶えなかった」とある業者は話す。

 ■フジチクグループ広報室の話 「世間をお騒がせし、ご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる。会長ら幹部が逮捕されたのは大変遺憾で、厳粛に受け止めている。今後は捜査の行方を見守り、すべてを明らかにしたい」
(産経新聞) - 11月8日15時20分更新


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000035-san-soci

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