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(回答先: 事務局長に禁固１０月求刑 村岡元長官との共謀認める 野中氏も同調と検察側【東京新聞】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 11 月 24 日 18:51:39)
小泉同志会 見えぬ『資金』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20041124/mng_____kakushin000.shtml
日本歯科医師連盟の事件を受け「政治と金」が大きなテーマになるはずだった臨時国会で、首相の政治資金をめぐる問題の解明が停滞している。新潟県中越地震やイラクでの香田証生さん殺害など、相次いだ緊急課題への対応が優先されたためだ。「首相はついている」との声が自民党内から上がるほどだが、攻める民主党は「追及の手は緩めない」と執念を燃やす。問題の“核心”に位置する首相の地元後援会「小泉純一郎同志会」とはどんな団体なのか。 （社会部・西田義洋）
■代表は実弟
同志会の代表と会計責任者を兼務するのは首相の実弟だ。長い間、神奈川県横須賀市の首相の自宅敷地内のプレハブを事務所としていたが、昨年三月、市役所近くのビル三階に移転した。
同じ事務所内には一九九六年から、首相が代表を務める「自民党神奈川県第１１選挙区支部」が入居。首相の個人事務所「小泉純一郎事務所」と「自民党横須賀市連合支部」も同居している。
国会で問題とされたのは「党の選挙区支部と同志会で、家賃などが事務所経費として二重計上されているのでは」という疑問だった。
地元の不動産業者によると、この事務所の家賃は管理費や駐車場代（一台分）を含め、多めに見積もっても年間六百万円程度。ところが、昨年の政治資金収支報告書によると、選挙区支部は事務所費として約六百九十六万円を計上、新たに入居した同志会も約五百五万円を計上し、二団体で計約千二百万円を支出していることになっている。
民主党の追及に、首相は先月十八日の衆院予算委員会で「家賃を二重計上したことはなく、まったく問題はない」と突っぱね、飯島勲・首相秘書官も同志会の事務所費の使途が切手代や電話代などだと強調した上で「家賃は選挙区支部と小泉事務所が払っている。同志会は払っていない」と重ねて否定した。
だが三日後、首相は参院予算委で「（支部と同志会は）明確な区分をした上で家賃を負担している」と答弁を変える。民主党は「同志会の政治資金が小泉家の生活費として流用されているのではないか」とみて、予算委の集中審議で真偽をただそうとしているが、与党側は先月二十二日以降応じていない。
■説明責任は
“疑惑”を招いた背景には、活動実態が不透明な同志会に、首相側から毎年多額の資金が寄付されていることがある。
収支報告書によると、最近の同志会の収入の大半は首相の資金管理団体「東泉会」（東京都千代田区）からの寄付で、昨年まで二十五年間の総額は五億七千百万円（年平均二千二百八十四万円）。
複数の地元支援者によると、首相が小選挙区制での選挙に圧倒的な強さを示していることもあって、同志会は二〇〇一年二月の会合を最後に、ほとんどの活動を休止している状態だという。
首相の最有力支援者の一人、小沢一彦・横須賀商工会議所会頭も「首相就任前までは賀詞交換会などを開いていたが、現在の活動内容は実弟にしか分からない」と話す。
収支報告書に記載された同志会の連絡先は、小泉事務所の電話番号になっていた。電話をかけると「東京（永田町）の議員会館事務所に聞いてください」と繰り返すだけ。議員会館の首相の事務所に、家賃を折半している状況や同志会の活動内容などを書面で質問したが、回答はなかった。
政治資金規正法は事務所費や人件費などの経常経費に、領収書の提出を義務づけていない。仮に政治資金を他に流用した場合でも、経常経費として処理すればチェックできない仕組みになっている。そもそも政治資金に使途の制限がないという根本的な問題もある。
それでも民主党のある議員は、政治資金の私的流用などで一度は議員辞職した加藤紘一氏の例を引きながら、「首相は全議員の範となるべき立場にある。疑問が持たれた以上、首相には説明責任があるはずだ」と批判している。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。