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米中戦争はアメリカが起こす 主戦場は、台湾と日本【RPE Journal】
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/435.html
投稿者 へなちょこ 日時 2005 年 1 月 03 日 23:29:36:Ll6.QZOjNOr.w
 

(回答先: Re:日本が中国と仲良しこよしになって一番困るのは誰? 投稿者 質問です 日時 2005 年 1 月 03 日 16:39:00)

▼米中戦争はアメリカが起こす
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000012950

ロシア政治経済ジャーナル No.297

                         2004/12/29号


詳しくはバックナンバーに書いてありますが、これから世界で起こる戦
争というのは、アメリカが起こすのです。

アメリカの目標は「永遠に世界の覇権国家でいること」

覇権国家の条件は、軍事力と経済力が世界一であること。

アメリカは軍事力では圧倒的に世界一ですが、経済力では、世界一の
対外債務国・財政赤字・貿易赤字国でボロボロなのです。

同国が覇権国家でいつづけるためには、

1、ドルが基軸通貨でなければならない(ドルで借金して、ドルで返済で
きるシステムを維持しなければ破産する)

2、世界経済の血液である石油を支配しなければならない。

以上2つの理由で、中東戦争が起こるのです。

(ここでは、ブッシュの支持基盤=軍産複合体・石油業界・イスラエル・キ
リスト教右派の利益について詳述するのはやめておきます)

原油埋蔵量世界2位のフセインは、2000年9月に、「原油の決済通貨を
ドルからユーロにします!」と宣言した。

そして、実際に変えてしまった。

世界1位のサウジ・5位イランも、同様の意向を示している。

中東戦争というのは、ドル防衛と石油支配という、2つの目的がある。

そして、その後に、軍事力と経済力を強化し、次の覇権国家を狙う中国
を叩くのです。

中東戦争3つ目の理由は、

3、中東から中国への原油の流れを、いつでも止める力をアメリカが得
ること。

こんな風に、中東戦争というのは、何重にもアメリカの利益になるように
計算し尽くされている。


私たちは、はっきり知っておく必要があります。

米中戦争というのは、アメリカが誘導して起こすのです。
             ~~~~~~~~~~~

私は、「中国が平和を愛する国だから戦争をしないのだ」などと気楽な
ことを言っているのではありません。

もっと現実的な理由がある。

中国は、まだアメリカに経済力でも軍事力でも全然勝てないので、戦
争を望まない。


・中国の経済力

中国はGDPで世界6位。

しかし、2006年までにはフランス・イギリスを抜き去り4位に浮上。

2010年までにはドイツを抜いて3位になる。

そして、2020年までには日本を抜いて2位になります。


・中国の軍事力

中国の軍事費は、公表されている数字より大体3倍は多いと言われて
います。

はっきりはわからないのですが、8兆円くらいだろうと考えられる。

アメリカの軍事費は来年度、アフガン・イラクの駐留費もいれると50兆
円に達しますから、中国の6倍以上。

このように今の段階では、中国も世界の最強国家アメリカの敵ではな
い。

中国は絶対勝てないのですから、アメリカと戦争したいはずがありませ
ん。

それでも、中国経済は年9%の成長を続けているし、軍事費は1989年
以降03年を除いて二桁増が続いている。

アメリカの立場からすると、「弱いうちに叩いておかなければ、そのうち
抜かれる」という恐怖がある。

米中戦争は「アメリカ主導で起こる」の意味がおわかりいただけたでし
ょう。


▼なぜ・いつ・どんな風に?


1、米中戦争の目的

米中戦争の最終目的は、「中国を民主化する」こと。

これが大義名分。

ところが、真の目的は別のところにあります。

「中国を日本化(つまり天領化)すること」


具体的には、

・中国政府のトップは、(日本の首相のように)米大統領に従順でなけれ
ばならない
・中国は永遠に、米国債を買いつづけなければならない
・中国は永遠に、米国に資金を流しつづけなければならない
・中国は永遠に、製品をドルで供給しつづけなければならない


日本(お金)・中東(石油)・中国(製品)この三つを抑えることで、アメリカ
は世界の覇権国家として君臨しつづけるのです


「星条旗よ永遠なれ」(感動の涙)

2、米中戦争の時期

アメリカは、まず「ドル体制」を崩そうとする中東・石油のある中東を抑え
なければなりません。

ですから、ここ数年間米中関係は「緊張状態が続く」だけで、戦争には
なりません。

しかし、あんまり遅くなりすぎると、中国が強大化し、戦争をするリスクが
増大する。

狙うのは2008年の北京オリンピック・10年の上海万博の後。


3、どのように起こる?

オリンピックと上海万博が終わると、これまで経済を引っ張ってきた建設
ブームが、確実に終わることでしょう。

言ってみれば、建設バブルがはじけるのです。

しかし、中国は2020年まで成長期。

本来であれば、回復は早い。

ところが、アメリカは回復を許さない手を打ってくるに違いありません。

具体的には、米政府は米企業に、「もうすぐ戦争するから、早く逃げなさ
い」と言って、資本を一斉に引上げる。

日本やEUの企業も同時に逃げれば、外資で持っている中国経済の危
機は深刻化します。

経済危機が全土に広がり、民衆の不満が拡大する中、アメリカは、反共
産党・民主主義勢力を支援し、暴動を起こさせる。

中国がこんな状態になったところを見計らい、米大統領は台湾の総統に
ささやきます。


「今なら独立できるよ」

台湾総統「いや〜、でも〜」

米大統領「大丈夫。我々が守るから!」

そして、台湾独立宣言。

同時に、新疆ウイグルやチベットにも独立宣言させることができればさら
に効果的。


経済危機・多発する暴動・三つの独立宣言。


中国政府はパニック状態に陥る。


それでも中国は、台湾への侵攻を開始するに違いありません。


ここで、アメリカは、中東から中国への原油の流れをカット。


このように米中戦争の幕は切っておとされるのです。


そして、圧倒的軍事力を持つ米軍が勝利。

中国には親米民主主義政権が誕生。


中国は、日本と同様「米国の天領」になるのです。


▼主戦場は、台湾と日本
             ~~~~

「まあ、中国に民主主義政権ができるのね。うれしい!」(^▽^)

そう考えている奥さん。

これを平和ボケといいます。

この戦争の主戦場は、台湾と日本なのです。

なんと言っても、米軍は日本から発進するのですから。

日本は自動的に中国の敵になる。

そればかりではありません。

ずる賢いアメリカ政府は、米本土が標的にならないよう、日本に米軍の
重要拠点を集結させているのです。


「米軍再編」


よく聞く言葉でしょう。

再編の意味は、「アメリカにミサイルがぶち込まれても困るから、代わり
に日本に犠牲になってもらおう」ということ。

だから、米中戦争で犠牲になるのは、中国・台湾・そして我が国日本。


奥さん。


日本が火の海になっても、中国に民主主義政権を作りたいですか?


「冗談じゃない!」と憤るのは、私だけではないでしょう。

▼戦争を回避する道


米中戦争を回避する方法はあるのでしょうか?

難しいですが一つあります。

まず日本の位置を知れば、反米的行動は慎まなければなりません。

軍事費50兆円のアメリカと、天領日本が戦ってはいけない。


反米=亡国。


これは、2次大戦の時に、我々のおじいちゃんが命を持って証明して
くれたこと。

ですから、日本政府は、今のように「ブッシュの犬」などと言われても
いいのです。


しかし、それだと、米中戦争が起こって日本が火の海になってしまう。

政府がだめなら、民間が(こっそり)やるしかありません。

日本には米中戦争に反対する強力な潜在勢力がいます。

そう。

中国に行って儲かっている日本企業群。

戦争になるとね、彼らの資産は全部没収。

全部捨てて日本に引上げなければならなくなる。

これは、中国に進出している米国・EU企業も同じこと。

日本の財界は、米国の財界と手を組み、中国政府にロビー活動を展開
していかなければなりません。

一体何を中国政府に伝えるのか?

一つは、米国の計画です。

「あんたの国はこのままだと、米国に攻められて体制が崩壊してしまうよ。
あんた達も生き残れないのは確実だよ」と伝える。

「フセインやミロショビッチのようになりたくないでしょ?」と訴える。

そして、「戦争になればあなたの国は絶対勝てないでしょう?」と言って、
現実的に考えさせる。

米国の戦略は、台湾に独立を宣言させ、中国を台湾に侵攻させることです
から、言うのです。

「台湾くらいいいじゃないか。独立を認めなさい」

今でなくてもいいのです。将来米国が戦争を起こそうとし、台湾に独立を宣
言させる2010年ごろでいいのです。

米国のプランは、1、台湾独立宣言 2、中国侵攻開始 3、米中戦争勃発4、
中国新政権樹立 です。

そこで、台湾が独立を宣言したときに、中国政府は、「どうぞ独立してくださ
い。かまわんです」と言わせる。

これで、米国は、中国を攻める口実が無くなる。

この案だとどうなるか?

日本は戦争がなくなり、火の海にならなくてすむ。中国に進出している日本
企業はみんな助かる。

中国共産党は、台湾を失うが、体制を守ることができる。外資が逃げないの
でバブル崩壊後の立ち直りが早まる。

台湾は、火の海になることなく独立を達成できる。

米国は、米中戦争を開始できず、崩壊のプロセスが早まる。しかし、米企業
はみんな助かる。

中国のトップ達も、それが自分の身の安全と経済と体制を守るためであれば、
必ず同意するに違いありません。

そして、日本・中国・台湾にとっては壊滅的、米国だけが儲かる戦争が回避
される。

冗談のような話ですが、これは冗談ではありません。

「今の時代に戦争が起こるわけないよ〜」などと気楽なことを言っているうち
に、アフガンとイラクで戦争が起こったではありませんか?

安全保障政策というのは、「戦争が起こらないかも」と気楽に考えて立てる
ものではありません。

「戦争が起こる可能性がある」ことを想定して行うもの。

気がついたら戦争が始まっていて、「中国と北朝鮮からミサイルが飛んで
きた〜!」(涙)では遅すぎます。


残された時間は後5年。(おわり)

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