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―今や「悪の独裁検事総長」と化した松尾邦弘の権力犯罪を繰り返し弾劾する[古川利明の同時代ウォッチング]
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投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 12 日 22:46:19:dfhdU2/i2Qkk2
 

新年大スクープ・「野中広務起訴猶予」、そして、「佐藤勉立件見送りへ」という“政治的配慮”
=(国策捜査)はぬあんと、松尾邦弘の指示だった――今や「悪の独裁検事総長」と化した松尾邦弘の権力犯罪を繰り返し弾劾する

 さて、年が改まり、2005年を迎えました(笑)。
 例年ですと、だいたい、私はこれまで年末で大きな仕事をひと通り終え、年末年始は実家のある新潟の田舎に戻って、テレビを見ながら、みかんに雑煮をたらふく食って、のうのうと過ごすという感じだったのですが、今回は引きずっている仕事があるせいか、あんまり年が改まったとい実感がありません。

 本来ですと、新年最初の原稿であれば、もうちょっと、巷に掃いて捨てるほどいる、ある種、最もうさん臭いヒョーロン家連中のように、「今、まさに日本は大きく右に曲がっている」だとか、「自衛隊を早くイラクから撤退させよ」といったような“大所高所”から、誰もが文句のつけようのないトリプルA的な、ヘドの出そうなご説教を垂れてみようかとも思ったのですが(笑)、まあ、そんなコメントを並べたところで、極東亡国の権力中枢は痛くも痒くもありませんので。
 とどのつまり、日々、のうのうとしてる連中をビビらせ、(本来あるべき形で民主的に)コントールさせることができるのは、そんなハイごもっとも的な「論」ではなく、スクープの生ネタ、すなわち、「ファクト」なのです。
 というわけですので、自称「ジャーナリズム界のギター侍」こと(笑)、古川利明が、今年もバンバン権力中枢に巣食う、チョー胡散臭い「巨悪」どもをブッタ斬っていきたいと思います。

 さて、本題に入ります。
 本サイトに日々、アクセスして頂いている超ヒマな方々であれば、元大阪高検公安部長・三井環氏に対する、調活費、すなわち、法務・検察の裏金問題の内部告発を阻止するために行った前代未聞の「口封じ逮捕」を出すまでもなく、「検察の暴走」という状況について、痛いくらいにご承知のことと思います。
 ただ、「検察の暴走」と書いてしまうと、検察組織全体が暴走しまくっているというふうな印象を持ってしまいますし、私もそんなもんだと思っていたのです。
 が、つい、最近、じつは法務・検察のある幹部(ニュースソースを守るため、彼の名前をX氏とすることにします。ちなみに、X氏は1人であるとは限りません)と接触し、相変わらず腐りきっている赤レンガの内部事情について、何ともオモロイ話をリークしてくれましたので、そのことを今回は新春の大スクープとして、ヒマな皆さんへの私からの「お年玉」としたいと思います(笑)(#本来だったら、ウワシンに持ち込んでこれで原稿料を貰いたいところなんやけど、休刊してしまったし、岡留サンも、今は沖縄で泡盛三昧の生活を満喫しとるようだしの)。

 昨年秋から動いてきた旧橋本派に対する日歯連のヤミ献金(迂回献金)事件で、野中広務が起訴猶予になり、本来であれば、派閥のカネをタッチしない立場にあったハズの村岡兼造が見せしめ的に在宅起訴されるなど、刑法、刑事訴訟法の専門家のみならず、パンピーの人間も「?」と思うような、まさに「政治的配慮」というのか、見事な「国策捜査」をケンサツはやらかしてしまっています。
 で、結論から言いますと、ぬあんと、こうした「国策捜査」というのは、「検察全体の意思」というのではなくて、ただ、単に検事総長である松尾邦弘の“独断”でやっていたにすぎないというのです。
 とりわけ、野中広務の刑事処分については、東京地検は「起訴すべし」との意見を上げているのですが、ぬあんと、「天の声」が降ってきて、「起訴猶予」が決まったというのです(笑)。
 それでは、以下、X氏の話を、わかりやすく一問一答の形で記しましょう。

 ――野中広務の刑事処分を見てもそうですが、法務・検察は相変わらず、「国策捜査」をやりまくってますね(笑)。

 X氏 「あんまり、そういうふうにイジメないでほしい(笑)。そのことについて、今、わが社では『松尾独裁』と言われてるんだよ。それを思うと、まだ、前の検事総長の原田さんの方がマシだった。彼はただの官僚でしかなかったが、今の検事総長は独自捜査もやってきたこともあって、人事だけでなく、個別具体的な捜査にもいろいろと口出しをするんだよ。彼が東京高検検事長のときに指揮をした三菱自動車のリコール隠し事件のあたりからハッスルし始めて、その勢いというか、流れが今も続いてるんだよね。まあ、それはともかく、日歯連の捜査は、検事総長のツルの一声で、すべて刑事処分が出ている。だから、『松尾独裁』なんですよ」

 ――ということは、現場の地検サイドでは、日歯連の事件については、かなり本気で立件しようとしていたんですか?

 X氏 「野中広務の起訴猶予はまさに『松尾裁定』。起訴した村岡の関与は深く、有罪は間違いないと思うが、野中については、現場では『起訴すべし』との意見もあった。ところが、今、東京高検検事長(=但木敬一)がなんか静かで、あんまりモノを言わないため、決裁が高検を素通りして、そのまま検事総長のところにスーッと行ってしまい、そこで最終的な刑事処分がなされるわけだよ。で、野中については、『政治家を2人も起訴するのは、バランスに欠くのではないか』と、起訴猶予になった(笑)」

 ――そういえば、日歯連からの迂回献金では、厚生労働政務官だった佐藤勉の件があ
りましたよね。あれは職務権限にもピタリとはまって、アレを立件しなかったら、金輪際、検察はサンズイを上げることができないんじゃないですか(笑)。何だか、この前の朝日新聞(=04年12月17日付け朝刊)では、佐藤勉の件は「日歯連からのカネの流れが特定するのが困難で、立件を見送った」というふうな記事が出てましたけどね。

 X氏 「その佐藤勉のケースもまさに『松尾裁定』。あれは東京地検としては『立件すべし』ということで報告を上げているのだが、これまた検事総長の裁定で“却下”となった。理由は『賄賂の金額が少ないから』ということらしい。日歯連からの500万のうち、途中で200万抜かれて、300万しか本人には渡っていないようだが」

 ――しかし、最近は現場の警察官が交通違反の切符をもみ消したということで、5万円くらいの金額で立件されたりしてますよね。それに、鈴木宗男へのあっせん収賄事件も、あれは「贈」のやまりんの方は既に時効になっていたのに加え、金額も確か400万だったんじゃないでしたっけ? それって絶対におかしいですよ。

 X氏 「現場は純粋に、一生懸命、捜査してる。たくさん来る告訴案件の中から、スジのいいものをセレクトし、何とか立件しようとやっている。特捜部は35人しかいないから、その厳しい人繰りの中で、UFJをやったり、日歯連をやったり、NTTドコモをやったりしてるんだよ。でも、上がダメと言われたら、下はどうしようもない。君も検察庁法ぐらいは知っているだろ。検事総長はあらゆる事件の捜査指揮を行うことができるんだから。検事総長も昔は『特捜のエース』と言われ、長野地検時代には独自捜査で失敗して、辞表を出したこともあるくらい、一本気な人だった。しかし、出世してああいう立場になってしまうと、ああなってしまうのだろう」

 ここで私がビックリしたのは、野中広務しかり、佐藤勉しかり、現場の東京地検サイドは、いずれも「立件すべし」という意見を上げているのに、東京高検(=但木敬一)を素通りして、検事総長・松尾邦弘の「独断」で、両方とも、事件が潰されているということです(もっとも、佐藤勉の件は、まだ、最終的な刑事処分は正式には出していないようですが)。
 これを見てると、少なくとも、今度の日歯連の迂回献金事件に限っていえば、現場はやる気マンマンで、それなりにきちんと捜査もしているのに、「悪の独裁検事総長」(=松尾邦弘)のツルの一声で、事件をもみ消そうとしているわけです。

 じつは、年末に関西に遊びに行ったついでに、神戸は三宮で三井環氏と会い、メシを食ってきました。
 んで、その際に、今、ここで書いた「赤レンガの奥の院」で起こっている隠微な実態(笑)ついて、酒のサカナにいろいろと彼に伝えたのです。
 そこで、三井氏が言っていたことはこうです。
 「加納駿亮の福岡高検検事長昇任人事で、内閣のOKを取るため、原田明夫と一緒に(法務事務次官だった)松尾も後藤田の事務所に行って、人事を飲んでもらうよう、官邸に頭を下げとるわけやから、時の政権を追い込む捜査など、できん。だから、国策捜査しかできなくなるわけで、野中広務や佐藤勉を立件しないということになるんや。国策捜査という点では、辻元清美がいい例。刑事告発から1年何ヵ月も経って、総選挙近しという時期に逮捕する必然性はどこにもない。あれで社民党は潰れたも同然になってしまったが、それは社民党を潰したい政権の意向を受けて、検察が動いただけのこと。こんなことを、いつまでも続けていたらアカンですよ。こうしたもたれ合いの流れを断ち切るためには、政権交代しかない」

 ただ、三井氏によると、松尾邦弘というのは、原田明夫と違って、独自捜査をやってきた人だというのです。
 三井氏が松尾と面識が出来たのは、松尾が法務省の人事課長だった93年から94年にかけてのときだそうです。
 このとき、検察庁が地方でも特別刑事部を作って、独自捜査に対応できるよう検事を増員しようと計画していたので、当時、高松地検次席検事として、在任期間中にぬあんと、独自捜査で47人も逮捕する大活躍をしていたため、そこで資料を出してもらうよう指示が来て、それで資料を法務省に提出したことで、松尾が「特捜検事・三井環」の存在を知ることとなったそうです。

 んで、その後、95年12月から96年3月の間は、三井氏が高松地検次席でいる一方、松尾も同じ四国の高松高検の管内の松山地検の検事正として「重なって」います。その間、四国4県の検察幹部が集まり、ドンチャン騒ぎをする宴会が松山の道後温泉にある大高級旅館「大和屋別館」で行われています。
 その場には、三井氏も松尾も出席していて、もちろん、その費用の「出所」は、松山地検の検事正だった松尾邦弘のポケットマネーであるところの「調活費」であることは間違いのですが(笑)(三井氏によると、費用は全体で30万円くらいはかかっていたのではないかと積算していますが)、こうしたカンケイがあるため、三井氏は松尾とも一時は、“昵懇の仲”にあったというのです。

 というのは、三井氏が指揮した独自捜査で、起訴後の接見禁止について被告側から国賠訴訟を起こして負けたことで、三井氏も減給の処分を受けるのですが、その顛末を松山地検検事正だった松尾のところに手紙を書いているのです。
 で、松尾から三井氏のところに返事があり、手紙には次のような励ましの言葉が書いてあったといいます。

 「私も昔、独自捜査で失敗したこともある。しかし、これに挫けずに頑張ってくれ。独自捜査をやって巨悪を摘発していくことが、我々検察官の使命である」

 ところが、この松尾からの手紙は、三井氏が不当逮捕されたとき、自宅を家宅捜索された際に押収されたまま、なぜか、返されていないというのです。
 デッチ上げ事件とは全く関係のない内容の手紙を返却しないのは、刑事訴訟法の精神からしても、違法シマクリンスキー状態ですが(笑)(#もしかしたら、この手紙は松
尾の手元に返っていて、既に処分されとるかもしれんな)、今の国策捜査を連発しまくっている「悪の独裁検事総長・松尾邦弘」を、かつての「青雲の志」に溢れた「特捜検事のエース・松尾邦弘」が見たら、いったい、何を思うのでしょうか?

 2月1日には三井氏の判決公判が大阪地裁であります。
 ワタシ的には、どう考えても、刑事訴訟法第338条にあるように、今度の三井氏の「逮捕、起訴」そのものが、調活費という法務・検察の裏金の実態をマスメディアに内部告発しようとしていた矢先に、それを口封じするためにないものをデッチ上げて逮捕
した、まさに「前代未聞の不当逮捕」なのです。
 ですから、「前代未聞の逮捕、起訴」には、これまた前代未聞の「公訴棄却判決」で対応するのがスジでしょうから、大阪地裁の裁判官には、その良心に従い、適正な判決を出してもらって、この日本国にも、いちおう、「三権分立」というデモクラシーが機能しているのを証明してもらいたい思いでいっぱいです。
 それゆえ、この「現代のドレフュス事件」としか形容のしようがない、「三井環不当逮捕」というファッショ検察による未曾有の「権力犯罪」に対して、何とか司法が「歯止め」を果して欲しいと願うのみです。

#まあ、2月1日の判決が、「公訴棄却」であってももちろん、「無罪」でも、新聞は1面トップ、社会面見開き大展開の扱いや(その日にまた、スマトラ沖で大津波が起こったり、ジャンボ機が羽田沖で墜落せん限りはな)。
 そうなったら、“独自捜査”に失敗したわけやから、松尾クンは、当然、法務大臣に辞表を出さなアカンわな。それが特捜検事の生きザマってもんや。
 で、一つだけ、セコイ作戦を松尾クンに教えといてやるけど、「三井環公訴棄却判決」の1面トップの扱いを消すには、この日に「政界の超大物」をパクることや(笑)。
 まあ、佐藤勉はまだ最終的な刑事処分を正式には出してないようやから、それをもう一度、「松尾裁定」で引っ繰り返してもええけど、「元厚生労働政務官逮捕」じゃ、1面トップは取れんで。だとしたら、NTTドコモあたりで、まだ、時効まで時間がチョッチあるから、「上」をパクるのも手かもしれんな(笑)。

http://toshiaki.exblog.jp/d2005-01-10
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古川利明の同時代ウォッチング
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