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どうもです。
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投稿者 happyblue 日時 2005 年 1 月 22 日 11:37:46:BaRfZQX6fAfSk
 

(回答先: Re: 小泉の弱腰を批判したいのではなく、対北強硬派のピエロぶりを批判したかったのですが。 投稿者 南青山 日時 2005 年 1 月 22 日 10:50:51)

>happyblueさん、どうもです。
>誤解を生じるような表現をして申し訳ありませんでした。
>小生は、小泉の弱腰を批判したかった(怒った)のではなく、対北強硬派のピエロぶりを批判したかったのです(結果は同じということかもしれませんが)。

どうもです。でも、やっぱり反対方向の批判になっていると思います。

>小生のコメントで、「経済制裁を断固実行すべきかは、中国、韓国、アメリカ、その他の国々が支援している中でどれだけ効果があるのか精査が必要であり(これまでの期間にきちんとやっていなければならないのだが)、実行には慎重な配慮と戦略が必要だが、それにしても小泉は今国会で偽の遺骨問題など、拉致被害者捜査がいっこうに進展しないことに対して、北朝鮮にきちんとものを言うべきだろう。」とあるように、経済制裁には効果の面からも疑問があり、それにしても、日本の総意として、北朝鮮には公式に一言言っておく必要があると考えています。

ここの認識に大きな食い違いがあることが分かりました。ぼくは日本政府と北朝鮮政府との争いの核心は、アメリカの対北朝鮮戦争戦略があると思っています。これがあるから、北朝鮮はいったん不審船問題も、拉致問題も認めたと思っています。しかしその後の日本の対応は、明らかに北朝鮮政権の解体の材料、攻撃の正当化の材料にしてしまいました。個々の問題をとれば、北朝鮮政府の対応は不自然に見えるかも知れませんが、拉致問題だけを正面突破で解決する道は、北朝鮮政権の解体に直結する以外の道がなくなっています。ひと言北朝鮮にものを言うべきというそれ自体は道理にかなったように見える方策は、そうでなくても張りつめた緊張関係をさらに激化させる方向であるとぼくは思っています。小泉政権はその緊張関係をよく知り尽くして、うまく利用しています。

>こうした認識が、そのまま小泉の応援となり、アジアでの大規模戦争のきっかけになるとは、少なくとも短中期的には思っていません。

少なくとも短期的にはそうでしょう。小泉は中長期的な戦略で動いていると思います。そして拉致問題は中長期的な大規模戦争の準備に大いに貢献しています。

>別のスレッドにも書きましたが、小生の現状認識では、アメリカは対北朝鮮戦争戦略に積極的に協力して大規模戦争をしようとしているとは考えておらず、アジアでの軍事的、政治的、経済的権益の確保のために、対北、対中国に対して、緊張関係を維持する戦略に出ていると思います(対北はそれほど重要課題ではなく、最終的には対中国シフトですね)。
>小泉も同様で、北朝鮮と一戦を交えようとは考えておらず、ただ米国追従の一環として、有事法制、新防衛大綱、そして米軍のトランスフォーメーションに乗じて、(対中国だけでなく)アジア全域での軍事的地位を確保しようと考えていると思います。
>そうすることで、アメリカの覚えめでたく、自身や自民党周辺のアメリカに握られた弱みが表面化することもなく、しかも小泉周辺の政、官、財が政治的、経済的メリットを享受できるということで、現状の戦略があるのだと思います。

これは懐かしい「抑止論」ですね。対中戦略が軸にあることは核心だと思います。しかし体制は作っても戦争はやらないだろうというのは、あまりにお人好しな情勢認識だと思います。ブッシュ政権は先制攻撃を自衛権の範囲だといい、イラク戦争を始めたんですよ。そのブッシュ政権がアジアで大戦争ができる体制を作り、日本もその重要な拠点を提供しはじめているときに、戦争はしないだろうから北朝鮮にいうべき事はいっておくべきだろうというのは、あまりにあどけない緊張激化への協力だと思います。

>元記事のコメントで言いたかったのは、安倍や中川、拉致議連の役割は、経済制裁も含めた対北強硬派のガス抜きであり、この辺の有象無象の連中にあまり目を奪われてはいけないということですね。

安倍や中川らはガス抜きなんかじゃないです。彼らは全力で小泉政権に経済制裁をやらせようとしています。小泉は彼らの突き上げを受けながら、世論動向も見ながらぎりぎりの北朝鮮政策、安保政策を進めています。あまりに右翼世論が強まれば、小泉が国交正常化路線を正式に破棄して一気に動き出す可能性もあり得ると思います。そうなったらどうなるか、そういう緊張関係に入っていることをもっと知ってほしいと思います。もう日本は戦時下に入っているんです。

>ただ、今後日本がどのような外交戦略、アジア戦略をとるべきかは、EUの動きとも絡んで、重要かつ難しい問題と思います。

日本のとるべき戦略ですか。「資本主義の枠内」で考えれば日米同盟の強化でしょう。日本が改憲し、イラク戦争の次の戦争でさらに軍事国家としての力を付ければ、EUと組んでアメリカに反抗することだってあり得ると思います。共産党は急速にその方向(EUとの連携)を言い始めています。EUはアメリカに対抗する帝国主義です。日本がどちらかにつくかということは本質的にはどちらの強盗陣営に着いた方が得かどうかの違いに過ぎないと思います。

ぼくはイラク・北朝鮮への侵略戦争のための日米安保同盟反対を掲げた日本における反戦運動、アメリカや世界の反戦運動との連帯、戦争と民営化に反対する労働運動が日本の民衆の進むべき道だと思います。

以上はぼくの意見ですので、絶対だというつもりはありません。きついことばかり書いてすみません。

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