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横田めぐみさん、金正日最愛妻と親密だった 【ZAKZAK】
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投稿者 フニャコ 日時 2005 年 1 月 24 日 18:01:01:HkLT.faSehtSA
 


横田めぐみさん、金正日最愛妻と親密だった
「高英姫の孤独癒すため拉致された可能性が…」


北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん=失跡当時(13)=が、金正日(キム・ジョンイル)総書記(62)の寵愛(ちょうあい)妻で、昨年6月に死亡したとされる高英姫(コ・ヨンヒ)夫人と親密だったことが24日、分かった。米国防情報局(DIA)筋が最近、首相官邸周辺に伝えてきたという。DIA情報でも、めぐみさんの生存は濃厚で、金総書記は望郷の念が強いめぐみさん自身や夫の工作活動に加え、金ファミリーのプライバシーが漏れるのを恐れ、病院に軟禁、「死亡説」を流している実態が裏付けられた。

  【北に帰せない理由】

 関係者によると、衝撃情報がもたらされたのは年明け早々。DIA筋は「めぐみさんは生きているようだ」と明言したうえで、「北には帰せない理由がある」といい、以下の情報を伝えてきたという。

 《(1)めぐみさんは高英姫夫人の話し相手で極めて親しかった(2)金総書記や家族のプライバシーを深く知ってしまった(3)彼らのプライバシーは北にとって超極秘情報で、北としてはめぐみさんをそのまま帰せない》

 DIAとはペンタゴン(米国防総省)直属の情報機関。朝鮮労働党の最高幹部、呉克烈(オ・グンニョル)作戦部長の長男、呉世旭(セウク)の家族が昨年9月に米国に亡命した際、これを手引きしたのがDIAといわれる。

 これまで、めぐみさんについては、スパイ養成機関の金星政治軍事大学(現・金正日政治軍事大学)で教官を務め、後に強制結婚させられた夫のキム・チョルジュン氏ら男女を問わず、工作員に日本語を教えていた。

 このほか、「1995年(平成7年)ごろ、金総書記の子息の家庭教師をしていた」という亡命者情報もあった。

  【寵愛妻】

 DIA筋の情報で、北のファーストレディーだった高氏と親密だったことが初めて明らかになった。

 高氏は大阪出身の在日朝鮮人で、1960年代初頭に両親とともに北に帰国したとされる。

 71年ごろ万寿台(マンスデ)芸術団に入り、美人の舞踊家として活躍・注目され、73年の万寿台芸術団訪日公演にも参加している。

 その美しさに、当時30代だった金総書記は魅了され、彼女を練習所にまで訪ねるほどの仲に。

 75年ごろから、パーティー会場などでも並んで座るようになり、79年からは一緒に住み始め、二男の金正哲(ジョンチョル)(23)、三男の金正雲(ジョンウン)(22)、長女の日順(イルスン)(18)の2男1女をもうけたという。

 「最高権力者の妻」「尊敬するオモニ(母親)」として、特別待遇を受けて偶像崇拝化運動が進み、兵員100万人の朝鮮人民軍を把握するほどの実力者だった。

  【話し相手とバレエ】

 だが、DIA筋によると、高夫人はさいぎ心の固まりの金総書記に寵愛を受ける一方で、日常的には孤独を感じ、「心を許せる話し相手」として選ばれたのが、中1当時の77年11月、新潟市内で学校から帰宅途中に拉致されためぐみさんだったという。

 めぐみさんが高氏の話し相手となった詳しい時期や期間は不明だが、年齢こそ10歳以上違った高氏とめぐみさん。

 ともに日本で生まれ、高氏が舞踏、めぐみさんがバレエと趣味が近かったことなどから、“籠(かご)の鳥”状態の2人は急速に親しくなった。

  【秘密を知り過ぎ】

 このため、めぐみさんは金総書記や家族のプライバシーを深く知り得る立場となった。

 朝鮮半島情勢に詳しい公安関係者はいう。

 「38度線(軍事境界線)をはさんで北と対峙(たいじ)する米軍だけに、DIAの情報確度はかなり高い。偵察衛星による情報や北国内に築いたヒューミント(人的情報)、呉世旭など多くの脱北者情報も入手している」

 「事実だとすると、めぐみさんは高夫人と懇意になったことで、身の危険が及ばなくなった半面、金総書記や家族の秘密を知り過ぎた。乳がんで入院していた高夫人の死亡により、決定的に帰国させることができなくなったともいえる」

  【計画的拉致とも関係?】

 拉致被害者の曽我ひとみさん(45)の証言だと、めぐみさんは新潟市内で計画的に拉致されたという。

 DIA筋も「高英姫の孤独を癒(いや)すために、頭が良く活発だっためぐみさんが目を付けられ、拉致された可能性がある」との情報も伝えてきているという。

 めぐみさんは平壌市内の招待所で暮らした後、86年に日本語教育の生徒だった第2経済委員会の工作員であるキム氏と結婚。平壌市の万景台区域堂上洞(タンサンドン)で暮らし、87年にヘギョンさん(17)を出産している。

 拉致当初から望郷の念が強く、精神的に不安定な状態が続き、平壌(ピョンヤン)郊外の順安(スンナン)国際空港などから2度も脱走を試みて失敗している。

 北の説明だと、93年1月に平壌市内の「第49予防院」に入院している。日本側の指摘で北が訂正した情報によれば、めぐみさんは94年に死亡したとされるが、DIA筋の情報でさらに生存の可能性が高まってきた。

 日本の公安当局などが、脱北者や元工作員、朝鮮総連関係者など多方面から入手している情報だと、めぐみさんは10年以上も軟禁・隔離されて重病とみられる。

 一刻も早い救出に向け、経済制裁の発動を念頭に、小泉政権の「圧力」が求められている。

ZAKZAK 2005/01/24

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