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Re: テスト
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投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 11 月 18 日 22:07:38:WmYnAkBebEg4M
 

(回答先: Re: テスト 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 11 月 18 日 22:02:50)

デンマーク産“合体変形ロボ”は「ターミネーター」を目指す?【IT_Media記事】
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0411/18/news006.html

ニュース
2004/11/18 00:29 更新

複数のモジュールが集まって1つのロボットになり、用途や環境に合わせて自在に形状を変える。そんな“合体変形ロボット”がデンマークで開発されていた。


 複数のモジュールが集まって1つのロボットになり、用途や環境に合わせて自在に形状を変える。そんな“合体変形ロボット”がデンマークでも開発されていた。しかも、目指しているのは、映画「ターミネーター2」に出てきた「T1000」らしい。

ATRONモジュールの試作品。ちなみに1つあたりの価格は約1200ユーロとか(約20万円)

 「ATRON」と呼ばれるこのモジュールを開発したのは、南デンマーク大学のヘンリク・ハウトップ・ルンド教授率いる研究グループだ。欧州で進められているロボット開発事業「Hydra project」の一環で、今回はデンマーク王女の来日に合わせ、日本で発表会を行ったという。

南デンマーク大学のヘンリク・ハウトップ・ルンド教授

 ATRONモジュールは、まるでハンバーガーのようなスタイルで、最大直径は11.4センチ。アルミとチタンで作られたフレームの中に、4つのプロセッサ、傾きセンサー、赤外線インタフェース、そしていくつかのモーターなどが組み込まれている。重量はバッテリー込みで約840グラム。持ち上げてみるとずしりと重い。フル充電時には2時間半ほど動作できるという。

外装を外したところ。4つのプロセッサはシリアル接続され、オリジナルのOSとソフトウェアが動く

合体!

 モジュール同士を着脱する機構は、上下左右の計4カ所にあるツメのようなフックだ。モジュール同士が近くにあると、互いに赤外線でコミュニケーションをとりながら、フックを出して“合体”する。

フックを使ってモジュール同士が合体したところ。3本のツメでがっちりと接続されるため、力を加えても離れない。合体・分離にかかる時間はわずか2秒

フックの近くにある赤外線センサー

 合体変形ロボとしては、産業技術総合研究所と東京工業大学が開発したモジュール型ロボットが有名だが、ATRONも基本的な考え方は同じ。たとえば、平坦な場所を移動するときは自動車に似た形になり、マンホールがあれば下水道を動き回るためにヘビのような形状に変化するなど、用途と環境に合わせて形を変えるという。

「ロボットや電子機器は、物理的な形状を固定する必要はない。環境と用途に応じて自ら最適な形状になるべきだ」(ルンド教授)。

 ATRONモジュールの場合、ハンバーガーのパテにあたる部分に「Slip Ring」と呼ばれる回転機構があり、合体するとここがロボットの可動部になる。たとえば車の形になると、1つのモジュールが外側のバンズ(?)だけを回転させ、車輪の役目を果たす仕組みだ。デモンストレーションでは、ヘビ型、車型などのロボットに形を変え、それぞれの動きを披露した。

7つのモジュールが合体して自動車型に。ちゃんと走る(動画はこちら。MPEG-1)

よくわからない形だが、とりあえずいろいろ動く(動画はこちら。MPEG1)

これはさすがに動けないと思う……

目指すは「T1000」

 現在のところ、ATRONモジュールは単体で移動することは難しいため、自ら集合できるわけではない。また、アームやカメラのような付加機能も搭載していないため、合体しても移動以外にできることはない。あくまで“合体変形”のコンセプトを具体化したものだ。

 合体変形ロボといえば、やはり日本人なら「コンバトラーV」か「ゲッターロボ」のような巨大ロボットを思い浮かべるかもしれない。しかし、ルンド教授が目指しているのは、むしろ逆の方向だ。ATRONモジュールを限りなく小さくしていき、いずれはナノテクを用いて極小サイズにしたいという。つまり、1つ1つのモジュールがロボットを構成する“細胞”になるというイメージだ。

 「ATRONは、生物の細胞からヒントを得て開発した。たとえば人の体は、けがをすると細胞が増えて自己修復を行う。ロボットでもどこかが故障したら、そのモジュールを切り離して別のモジュールを繋げればいい。各モジュールに“自己集合力”を持たせると、ロボットは“自己修復力”を持つことになる」(ルンド教授)。

既に100個のATRONモジュールを製造済みというルンド教授

 そして、ルンド教授がATRONの“将来像”として挙げたのは、映画「ターミネーター2」に登場した「T1000」だった。アーノルド・シュワルツェネッガーの旧式ターミネーター(T800)と闘い、顔に穴をあけられても元に戻ってしまう、あのロボットだ。木っ端みじんになっても、リキッド・メタル(水銀のような液体金属)が寄り集まって復活できたりもする。

 「T1000は、姿を変え、また自己修復ができた。それはSFの世界だと思われているが、ATRONモジュールで構成されるロボットにおいて、可能性が出てきたと言えるだろう」。

 たしかに、互いにフックを出し合って合体するATRONモジュールの姿は、リキッド・メタルの復活シーンを彷彿とさせるものだ。将来、ナノテクノロジーとロボット工学がさらに進化したとき、鉄格子をすり抜け、串刺しになっても動き回るような、とんでもないロボットが登場するのかもしれない。

 ただし、用途だけは映画を見習わないように。
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関連リンク
Hydra project


[芹澤隆徳,ITmedia]

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