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イスラエルのバンカーバスターがイランに突き刺さる日 米国よりバンカーバスター500基購入で十月サプライズ
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1006.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 10 月 25 日 14:40:38:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望

http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu81.htm
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イスラエルのバンカーバスターがイランに突き刺さる日
米国よりバンカーバスター500基購入で十月サプライズ

2004年10月25日 月曜日

◆「バンカーバスター」がイランに刺さる日 JANJAN
http://www.janjan.jp/world/0410/0409309358/1.php

 「米国がイスラエルに『バンカーバスター』を売却」との報道が先週、欧米のメデイアを賑わした。“飛来先”となるイランのハラジ外相は22日、「事実であればイスラエルは厳しい報復を受ける」と警告した。

 「バンカーバスター」は、敵の地下軍事施設などを破壊するために米国のメーカーが開発したミサイルで、GPS(Global Positioning System) によって精密誘導される。破壊力の大きいタイプであれば厚さ7〜8mのコンクリートをぶち抜く。イスラエルが購入する(した)と言われている「BLU−109」型は、厚さ2mのコンクリートを貫く。

 イスラエルは6月、スマート爆弾5千発(総額1億3千900万円)を米国から購入する契約を結んだが、この中に「バンカーバスター」が500発含まれているとみられている。

 イスラエルが「バンカーバスター」を使用するとすれば、目的はイランの核(疑惑)施設を攻撃するためだ。

 【「先制攻撃行う」とシャロン首相】

 イランの核兵器開発疑惑をめぐっては、国際原子力委員会(IAEA)が非難決議を採択したにもかかわらず、イランは「電力開発のため。ウラン濃縮はやめない」との主張を繰り返した。「開発は続ける」という強い意志の表れである。

 イスラエルは、イランの核兵器開発が相当なところまで進んでいるものと見ている。イランが8月、イスラエル全土を射程に入れるミサイルの発射実験に成功したことは、イスラエルを挑発した。

 IAEAの非難決議からわずか3日後の22日、イランのアガザデ副大統領の発言が、地域の緊張を一気に高めた。「ガス拡散方式で濃縮ウラン精製を始めた」と“宣言”したのだ。

 イスラエルのある国家安全保障アドバイザーは「イラン(の核兵器開発)は後戻りできないところまできた」と語る。

 政界・軍部の有力者たちは「国際社会の外交努力が失敗したら、軍事行動もありうる」と示唆した。事実、イスラエルは81年、核開発疑惑が持たれていたイラク・オシラク(バグダッド近郊)の施設を空爆した実績がある。シャロン首相は「オシラクのように自衛のための先制攻撃をする」と早くも“宣戦布告”した。

 【核燃料棒が入る前に攻撃か】

 イスラエル内外の軍事アナリストは、イランの核疑惑施設への攻撃に悲観的だ。イランの核疑惑施設は、つかめているだけでも8カ所に点在する。英国の有力軍事分析機関は「どこをどうヒットすればよいのか、イスラエルは正確な情報を持っていない」と指摘する。

 弾頭部分に劣化ウランを用いた「バンカーバスター」をすべての施設にぶち込むわけにはいかない、と考えるのが常識ではある。81年にイラク・オシラクの核疑惑施設を攻撃した際、イスラエルは国際社会の批判を浴びた。

 IAEAも国連も、イランが核兵器開発をしている、という『確たる』情報はつかんでいない(イランが形跡を上手に消去している面もあるが)。

 それでも自国の安全保障には、過剰な位敏感に反応するのがイスラエルという国だ。もし対イラン攻撃に踏み切るとすれば、ロシアから核燃料棒が入る前だとの見方が有力である。

(田中龍作) 2004/10/04

◆<イランの核関連施設への攻撃必至か> 太田述正コラム#512(2004.10.24)
http://www.ohtan.net/column/200410/20041024.html#0

ロサンゼルスタイムスは、10月21日と22日と連日にわたってイランの核疑
惑問題(注1)をとりあげ、イスラエルがイランの核関連施設への先制攻撃を
検討中と報じました。

 (注1)イランの核疑惑については、詳しくはhttp://www.latimes.com/
    news/nationworld/world/la-fg-iran21oct21,1,4913276,print.
    story?coll=la-headlines-world(10月22日アクセス)参照。

 先月イスラエルのシャロン首相は、核疑惑についてイランを激しく非難し
http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__kyodo_20040924ta011.htm。9
月24日アクセス)、モファズ国防相やヤロン参謀総長もこれに揃い踏みをし
ており(注2)、イスラエルによる先制攻撃の可能性はかねてからとりざたさ
れてきたのですが、どうやらここへ来てイスラエル政府は腹をくくったよう
です。

 (注2)イラク戦が始まってからしばらくしてイランはウラン濃縮計画の停
    止と国際査察団の受け入れを表明した(コラム#323)が、その後の
    イラクでの米軍の「苦戦」状況を見て、この姿勢を翻し、ウラン濃
    縮を再開して現在に至っている(http://news.ft.com/cms/s/
    853207f0-2203-11d9-8c55-00000e2511c8.html。10月20日アクセ
    ス)。

 イランはイスラエルと外交関係のない、イスラム原理主義体制の下にあ
る、ヒズボラのようなテロリスト団体を支援している国であり、しかも核弾
頭搭載能力がある、イスラエルを射程圏内にとらえる中距離弾道ミサイルで
あるシャハブ3を保有しており、イスラエルとして看過できない、というの
がその理由です。しかも、イランは最近、このミサイルの命中精度を上げた
新型の試射を行ったばかりです。
 イスラエルが1981年に先制攻撃したイラクのオシリク原子炉の場合に比
べ、今回イランの核関連施設を先制攻撃することははるかに困難であること
は確かです。
 イランの核関連施設はイラン全土に分散しており、かつその多くは秘匿さ
れ、地中深く堅固に防護されて設置されているからです。しかもイランは、
イラクよりもイスラエルから遠距離にあります。
 しかし、イスラエルの諜報能力には定評があり、イスラエル空軍の企画能
力や作戦能力は群を抜いています。そのイスラエル空軍は米国製のE-16I戦闘
爆撃機100機を擁し、つい最近、米国から、2mのコンクリートを破壊して貫
通できるバンカーバスター爆弾500個を購入する契約を締結したところです。
 これは米国が事実上、イスラエルによる先制攻撃にゴーサインを出したと
受け止めることもできます。
 もとより、イスラエル政府は、IAEAや国連安保理等の経済制裁を含む圧力
によって外交的にこの問題が解決されることを望んではいますが、イランが
kg単位の核爆弾向け高濃縮ウラン製造能力を備えるに至ったならば、単独で
でも必ず(恐らく3〜4カ所の核関連施設を対象に)先制攻撃を敢行するだ
ろうと考えられています。イランがこの能力を備えるに至るのは半年後から
三年後の間と予想されています。
 ちなみに、最近のイスラエルでの世論調査によれば、この問題はあくまで
も外交的に解決されるべきだとするのが54%、先制攻撃も考慮すべきだとする
のが38%であり、世論が熟しているとは言えません。しかしロサンゼルスタイ
ムスは、パレスティナ問題を一方的に解決すべく、国内反対勢力を押し切っ
てガザ地区を放棄しようとしているシャロン首相(コラム#237、300、321、
323)としては、先制攻撃を成功裏に実施することで、一挙に世論の挙国一致
的支持取り付けに成功するかもしれない、と考えているに違いない、と指摘
しています(注3)。
 (以上、特に断っていない限りhttp://www.latimes.com/news/nation
world/world/la-fg-israeliran22oct22,1,5100759,print.story?coll=la-
headlines-world(10月23日アクセス)による。)

(私のコメント)
アメリカの大統領選挙はあと10日足らずですが、ブッシュ対ケリーの選挙戦は五分五分で、どちらが勝つのかわからぬ情勢のようだ。ブッシュ陣営は現職の立場を生かして何らかのオクトーバー・サプライズを用意しなければならなくなったようだ。しかしアメリカはイラク戦争に手一杯の状況でとてもイランを攻撃できる余裕はない。8月27日に私は次のような日記を書きました。

◆イスラエル、イランの原子炉先行攻撃準備OK 対イスラエル先制攻撃も 核施設防衛でイラン国防相
http://www.asyura2.com/0406/war58/msg/1211.html

すなわち、イスラエルが単独でイランの核施設を攻撃すると言うシナリオが浮かび上がってきた。ロスアンゼルスタイムズが10月21日と22日の連日にわたって記事を特集していますが、これはアメリカ政府とイスラエルへの牽制だろう。しかしながら日本のマスコミはどこもこのようなニュースを報道していない。せめて米紙がこのような記事が出たぐらいはあってもよいのですが、ネットでしか知る事は出来ない。

YAHOOなどのニュースサイトを検索してもイスラエルがバンカーバスターをアメリカから購入したと言うニュースは見つからない。逆にイランが新型ミサイルの実験に成功したと言うニュースはたくさん報道されている。日本のマスコミ報道は妙にイスラエルやユダヤ関係の報道は控えられているようだ。マルコポーロ事件が効いているのだろう。

アメリカの権力中枢部もすでにイスラエルの工作員によって支配されており、アメリカ内部の機密情報もみんなイスラエルに情報が筒抜けになっているようだ。それを証明するようなニュースが8月にあった。

◆米分析官にスパイ容疑 イラン情報をイスラエルへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040828-00000111-kyodo-int

【ワシントン27日共同】米CBSテレビは27日、国防総省高官に仕える情報分析官がブッシュ政権のイラン政策に関する機密情報などをイスラエルに渡すスパイ行為を働いていたとして、連邦捜査局(FBI)が捜査に着手したと報じた。
 CBSなどによると、この分析官はウルフォウィッツ国防副長官、ファイス国防次官(政策担当)ら同省首脳部に近く、イラク政策などを助言。捜査の進展次第では、ラムズフェルド国防長官らの進退問題に発展する可能性があり、ブッシュ大統領の再選戦略も打撃を受ける恐れがある。
 CBSによると、分析官は昨年、高度な機密情報に指定されているイラン政策の指針を定めた大統領指令を草案段階で、ワシントンの親イスラエル・ロビー団体、米イスラエル広報委員会(AIPAC)に渡した疑いなどが持たれている。
(共同通信) - 8月28日11時13分更新

(私のコメント)
このようなニュースが表ざたになってもアメリカでは大きな問題にはなっていないようだ。アメリカのマスコミもイスラエルやユダヤ人関係のニュースは自主規制がかかっているようだ。CIAもユダヤ系のCIA長官が任命されるなど諜報機関すらイスラエルの支配下に入って、CIAは政府によって解散される危機を迎えている。それでもアメリカ国民の危機意識は鈍く、盛り上がる愛国運動とは矛盾した動きをしている。アメリカ国民はなぜこれほどマヌケになったのか?

アメリカ政権内部でもCIAをめぐってごたごたが続いていますが、イスラエルに支配されたCIAを解体するか、再構築するかの駆け引きなのだ。この辺の動きに関しては田中宇氏が次のように書いている。

◆アメリカの戦力を低下させるCIAの解体  田中宇
http://tanakanews.com/e1015CIA.htm

CIA内にブッシュの再選を阻止しようとする動きがあるのは、ブッシュが再選されたらCIAは分割され、権限を国防総省に奪われて無力化されるかもしれないからだ。以前の記事「イスラエル・スパイ事件の奇妙」などにも書いたが、ブッシュ政権内では、イラク侵攻を実現した国防総省やチェイニー副大統領のグループ(ネオコンとチェイニーら)が、CIAの反対を押し切ってイラク侵攻を実現させた後、戦後のイラク占領が失敗すると今度はその責任をCIAにかぶせ「CIAは911の防止にもイラク戦争にも失敗したのだから改革が必要だ」という論調を展開した。
 彼らは議会上院と結託し、「改革」の名のもとにCIAを3分割した上、CIA長官をしのぐ権限を持つ諜報担当の閣僚をホワイトハウス内に新設することで、CIAを潰そうとしている。それを実現するための法案は、すでに上院を通過し、下院での審議が続いている。(関連記事)


(私のコメント)
諜報機関も国家のためには非常に有効な機関ですが、情報を一手に握るだけに十分な忠誠を持たなければなりませんが、諜報機関が政府とは異なる勝手な行動をとり出したら、飼い犬に手を噛まれることになる。アメリカ国防省の情報分析官がイスラエルに情報を横流ししてしまったことからも、アメリカの諜報体制は政府自身も疑心暗鬼になって、CIAの解体の流れにまでなっている。

アメリカ政府にとっては、もはや信用できる情報機関としてはFBIしかないといった状況のようだ。CIAはイスラエルに骨抜きにされ、国防省の情報機関は信用できない。そのためにブッシュ大統領は国土安全保障省という新たなる組織まで作っているが機能するだろうか。しかし政権内部の高官まで絡んでいるとなると排除するのはむずかしい。つまりイスラエルが勝手にイランへ攻撃を仕掛けてもアメリカ政府部内にはそれを止めるだけの勢力が少数派になっている。

◆イラクの次狙うネオコン 東京新聞 9月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040924/mng_____tokuho__001.shtml

米大統領選が最後の追い込みを迎える中、ブッシュ政権にスキャンダルが浮上した。在米ユダヤ人団体を介したイスラエルへの「イラン機密」漏洩(ろうえい)疑惑だ。底流には、政権内の保守中道派とネオコン(新保守主義派)という対立構図が透けて見える。次期政権での主導権争いといえるが、攻防の行方は、大統領選後の対イラン軍事行動の有無に絡むだけに、懸念される。 (田原拓治)

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