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不思議なことに、今回は香田さんに自己責任を求める声が起きてこない。(JRCOM、神浦元彰)【冷静な分析】
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1218.html
投稿者 南青山 日時 2004 年 10 月 28 日 16:21:48:ahR4ulk6JJ6HU
 

(回答先: 社説:日本人人質事件 政府は無事救出に全力を (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2004 年 10 月 28 日 12:13:22)

http://www.kamiura.com/new.html

[コメント]香田さんには政治性がなく、家族も政府に救出を強く要求しないから起きないのだろうか。それとも最悪の場合を想定し、そのような被害者をむち打つことをためらっているのだろうか。それは香田さんを日本人が突き放したことにならないのか。「バッシング」から「突き放し」に変化したと考えるべきなのか。

 そのような無感情な雰囲気は、世論を操作したい者にとって格好の社会状況なのである。とにかく何か発言し、行動しなければいけない。それは反対でも賛成でもいい。とにかく考え、発言し、行動しなければ、世論を意図的に誘導される危険が高まる。国民が無関心、無感情に陥ってはいけない。

 ちょっと整理しょう。香田さんは危険を認識することなく、自ら危険なイラクに飛び込んでしまった。これは香田さんの自己責任である。そこでアルカイダ系に拘束されて、日本政府を脅迫する材料に使われている。まさに生命の危機にあっているのだ。しかし香田さんは自らを犠牲にして、自衛隊の撤退を訴えるという意志はなかった。これは「人間の楯」とは明らかに違う。

 冬山の怖さをしらず、軽装備で冬山に入った。そこで遭難した。彼の行動は責められて当然である。しかし遭難して助けを求める者に、自己責任を理由に救助を行わないことが許されるだろうか。政府は拘束した相手がアルカイダ系を理由に、救出交渉が極めて難しいと説明する。しかしそれで政府の責任は果たしたことになるのだろうか。そのようなイラクに、政府は安全と言って自衛隊を送り出したことを忘れたのか。香田さんは今年1月に日本を離れ、ニュージーランドに向かったと聞いた。ちょうどその頃は、自衛隊の先遣隊がサマワに出発した時である。そのころ政府はイラクは安全と国民にと説き続けていた。政府がイラクは安全と言い続けたから、奥参事官と井ノ上書記官は武装した護衛が着けられないで殺された。私は今も奥参事官と井ノ上書記官は小泉首相が殺したと思っている。

 外務省は「退避勧告」を出しているから、今回の拉致事件は責任がないと言うのだろうか。本人の問題で済むのだろうか。

 日本人は正常な感覚を取り戻して欲しい。何か最近は、日本人の気持ちの中に無関心、無感動が広がっていないか。私は香田さんを救出する難しさは認めるが、犯人の要求に屈しないといって、みすみす香田さんが殺されるのを見過ごすことはできない。日本人にテロと闘えということは、香田さんのような事件が次々に起きても、それでも動揺しないで済ますことではないはずだ。

 もし香田さんが殺害されれば、自衛隊の戦闘部隊イラク派遣が次のテーマになる可能性がある。軍事の世界では常に危機を求めているからだ。

★このような時にこそ声を出さなければならないという神浦氏の分析に賛成だ。本人の意思、自覚はともかく、拉致されたのは政治的場の力学によるものだ。自衛隊と自分のプライドを等価に考えているような軍事オタク、思想的不能者は、この機を利用して自衛隊の任務の拡張を図るだろう。自衛隊に犠牲者が出るより、彼らの似非良心が傷まないからだ。

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