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TV朝日 ブッシュとキリスト教原理主義とのカルティックな関係を報道
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1640.html
投稿者 とことこ 日時 2004 年 11 月 01 日 01:01:28:QfoFT/amwm6ME
 

TV朝日 ブッシュとキリスト教原理主義とのカルティックな関係を報道

サンデープロジェクトにおいてブッシュとキリスト教原理主義との
カルティックな関係を報道していました。
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/
そのおぞましさを控えめに表現すると以下のような様子でした。

ブッシュ政権による教会に対する資金援助
(その見返りに)
カソリックの大司教によるケリーへのキリスト教破門宣告

ブッシュ政権は、カトリック教会の強い地盤に
メガ協会なる、2,3万人規模の教会を建てキャンペーンに利用

若者向けのロック調賛美歌、2万人によるゴスペル合唱によって熱狂し
宗教心が高揚したところへキリスト教擁護者であるブッシュを支持しようという
キャンペーンが入る。

幼児、子供に対しての年齢別キリスト教原理主義教育。
「われらは神の軍隊なり〜」と歌わされる幼児達。

妊娠中絶に反対するならブッシュを支持しよう。
ブッシュはキリスト教の精神の擁護者だ。
ケリーは、キリスト教の破壊者だ。と大真面目にキャンペーンする
熱心な(狂)信者たち。どの人も「フセインがいなくなって、世界は安全になった。」
と真顔で語っていた。

と、こんなところです。これらはもちろん、アメリカ中部のWASPが主の世界の話ですが。
ブッシュとキリスト教原理主義の関係、
そして(今回は触れてませんでしたが)”世界統一戦争?”の話も、
TV朝日のサンデープロジェクトでは何度かシリーズで報道している様ですね。
(下にわずかですがその記録があります)
本当に不勉強で知りませんでした。
今まで、"世界統一戦争の陰謀”等と書かれていると、
またまた、オカルトチックな、、と、ちょっと引いて
眉唾で読んでいたのですが、奴等は本気のようですね。
背筋の凍るような深刻な笑い話です。困ったものです。
幼児たちに、神の正義を植えつけて何を始める気なのでしょうか。


以下その内容に触れている取材スタッフによるTV朝日HPの中のわずかな記録です。
かなり戦争前の物なので、以前にどなたかがUPされたかもしれませんが
念のためにあげておきます。 

シリーズ「アメリカの“正義”を問う」を放送して
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/contents/100/0007/staff/

シリーズ「アメリカの“正義”を問う」を放送して
「これは事実なのか。とても信じられない」
「本当だとすれば大変なことだ」…。

 2月26日から3回にわたって放送した特集:シリーズ・ブッシュ政権 @「イラク攻撃を推し進める、新保守派の野望」
A「イラク攻撃を推し進める、キリスト教原理主義の政治力」
B「反戦世論をつぶす情報操作」で、放送後視聴者の方々から寄せられたメールや電話の中に、このような声が数多くありました。
 おそらく、3回の特集とも内容がかなり衝撃的であったため、視聴者の方々も「これはホントなのか」と疑問に思われたのだと思います。
 しかし、改めて申し上げれば、3回の特集の内容とも、“事実”であるのです。むしろ、日本でこそ@やAについてはなじみが薄いかもしれませんが、アメリカの研究者やメディアにおいては、「新保守派」と
「キリスト教原理主義」が、ブッシュ政権の対イラク姿勢と不可分の存在であることは、いわば“常識”なのです。

 まず新保守派について言えば、彼らの趣旨、

つまり「世界で同時多発戦争を行い、決定的な勝利をおさめ、全世界にアメリカ型の民主主義を力づくでも広げていく」

という目標は、あまりにも“大風呂敷”で、荒唐無稽にすら感じた方々もいるかもしれません。
 しかし、彼らがブッシュ政権内の要職を占めていることは厳然たる事実で、しかも「敵を先制攻撃でたたく」ことをうたい、アメリカの国防政策の歴史的転換と言われるブッシュドクトリンは、もともと新保守派の主張だったことも事実です。
 また、ブッシュ大統領が2月26日の演説で述べた「バーレーンからモロッコまで中東全体を民主化するため、イラクは第一歩」という発言は、W・クリストルやR・パールなどの新保守派のリーダーたちが常に語っている「中東全体の民主化」とまったく同じです。
 さらに12日に、ラムズフェルド国防長官が、盟友であったはずの「イギリスが加わらなくても、一国でもイラクを攻撃する」という発言は、新保守派の本音(=アメリカだけが世界を救う使命がある)そのものでもあります。

 次に、キリスト教原理主義についても、彼らの姿をご存じなかった方は、きっと驚かれたと思います。
 しかし、彼らを10年間にわたって取材し、96年にもサンプロの特集で取り上げた筆者から見ても、彼らの本質は、あの「放送のとおり」、としか申し上げようがありません。
 あの考え方は、大げさに言えば、アメリカ建国以来脈々と存在しているもので、原理主義という名の宗派があるわけではなく、プロテスタントの中でも原理主義的な考えを持つ人が、いろんな宗派にまたがって全米で二千万から三千万人いる(数については諸説あります)と言われているのです。原理主義は、英語ではFundamentalismというのですが、筆者が彼らの存在を知った1980年頃は、日本では原理主義ではなく「根本主義」と訳されており、原理主義という訳語になったのは90年代からです。また、誤解もあるようなので申し上げておくと、9・11テロの後で「イスラム原理主義」という言葉が定着しましたが、そのオリジナルは「キリスト教原理主義」です。「キリスト教原理主義」という概念と言葉が先にあって、イスラム教の中の原理主義的存在ということで「イスラム原理主義」という言葉が生まれたのです。
 なおブッシュ大統領自身が「原理主義者」かどうかについては、解釈が分かれる所ですが、大統領本人は「自分が原理主義者だ」などということはもちろん口にはしていません。もしそれを公にしたら、選挙の時に最も重要な、保守でもリベラルでもない中間層の票が目減りしてしまうからです。ただ、原理主義者側は「ブッシュ大統領は同じ思想信仰を持っている」と見なしていますし、リベラル派の多くも「ニューズウィーク日本版2・26号」の特集記事にあるように、ブッシュ大統領が限りなく原理主義的信仰の持ち主だ、と見ており、右でも左でもない中間層ですら、ブッシュ大統領に少なくとも原理主義的思想を受け入れる素地がある、ということを完全に否定できる人はいません。

 この二つの勢力の影響力の大きさを見る尺度して、もし今ブッシュ政権ではなく、ゴア政権だったら、と考えるとわかりやすいと思います。
 ゴア政権の場合、中絶支持などの政策から原理主義者たちにとって、ゴア氏は以前から完全に「敵」でした。また、またゴア政権なら、新保守派が今ほど大量に政権内に入ることもありえません。かつて極左思想から転向した新保守派にとっても、伝統的に親中国的立場を掲げる民主党と、その民主党本流の旗手であるゴア氏も、これまた完全な「政敵」なのです。
 従って、ゴア政権だったら、9・11テロが起きてアフガン戦争までは同じだったとしても、イラク攻撃に対しここまでのめり込むことは、なかっただろうと見られているのです。

 ただ、この二つの勢力がこれほどまでの力を持つに至った背景として、ブッシュ政権が誕生したから、という単純な理由だけではありません。
 それはやはり、特に80年代を境にアメリカを覆った保守化の波です。レーガン以後のアメリカは、明らかに、軸が右にぶれ、今や「リベラル」や「平和主義」と言う言葉は、かつての「コミュニスト」に近いニュアンスで語られているほどなのです。
 そうしたアメリカの保守化、タカ派への傾斜に一層拍車をかけたのがに9・11テロだったと思うのです。

 さらに最後に、第3弾でお送りした「情報操作」について補足したいと思います。
 アメリカが、情報操作について、常に世界で最も金を人手を費やし熱心に取り組み、世界最強の情報操作能力を持っていることは疑いのない事実です。
 そうした意味で、常に問われているのはメディアである我々自身であり、かりに戦争の最中に情報操作の証拠をつかむことが難しくても、事後になってもいかにその証拠をとらえ検証できるか、がメディアに一番求められているのだと思います。

 そういう意味では、「ナイラ証言」の1年3カ月後にニューヨークタイムズ紙上で「でっちあげ」を暴いたジョン・マッカーサー記者といい、70年代初めにニクソン政権の圧力とキャンペーンにめげず、ウォーターゲート事件という「大統領の犯罪」を暴いたワシントンポストといい、アメリカのメディアは我々の良い手本であり、目標でもありました。またそうしたメディアの「自立性」がアメリカの民主主義の最もすばらしいところだ、と筆者などは実感してたのです。

 ただし、そんな中で気になるのは、9・11のテロ以後に、アメリカのメディアに、異様とも思える愛国主義的な傾向が出ていることです。あのウォーターゲート事件を暴き、筆者が最も尊敬する媒体だったワシントンポストまで、「必要ならアメリカ単独で脅威に対処できる」(2月社説)として、イラク攻撃を支持してきた、というのは衝撃でした。

 今、戦争へ流れが抗しようもない状況まで来ています。
 なぜなら、3回の特集でお伝えしたように、査察がどういう結果であっても、フセイン大統領が政権を投げ出さない限り、ブッシュ大統領は「イラクを攻撃する意志」をすでに固めているからです。
 そして今後ますます、「アメリカ発」の大量の情報が世界中にあふれていくでしょう。
 そんな中、そうした大量の情報では見えてこない、「別のアメリカ」。アメリカが掲げた「正義」の色々な姿。そのオモテとウラ、正と負の両面を伝えていくのがサンプロの特集の役割だと信じ、作り続けていきたいと思います。

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