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国民党党首、公開の席で「陰謀論」の立場から311捜査を非難:「背後に潜む者がいる」!
10月10日付のエル・ムンド紙(電子版)の記事です。なお、有料記事のほうには彼の発言の大部分が載っていますが、下の記事はその要点ですので、全訳いたします。
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『ラホイは、3.11逮捕者たちがあの攻撃を組織したとは信じない、と語る』
マドリッド:
国民党党首に改めて選出されたマリアノ・ラホイは、エル・ムンド紙主催の討論会で、彼の政策の要点を述べた。その討論の中でラホイは「3.11で逮捕された者たちがあの攻撃を組織したとは信じられない」と主張し、そしてロドリゲス・サパテロに3.11の調査を「決して終了させないように」求めた。
(以下、マリアノ・ラホイの発言の主要部分)
【国民党の新体制について】
「国民党の中では、状況、党の構成、人員そしてわれわれの計画の重要な点が変化した。ただ、我々が長年確信してきた、そして多くの人々から支持されてきたいくつかの原則と信条は維持されている。」
【野党としての姿勢について】
「私は一つの愉快な、しかし内容ある野党となるつもりだ。私はこれを真剣に受け止めているが、しかし楽しみでもあり、またうまくやっていくだろう。政府首相に対して言われるべき最も強烈な事柄を私はサパテロに言ってきているが、私はこれは一つの楽しみともなりまた社会全体の利益を守りつつ上手にやっていけるものだ、と思っている。」
【3.11に関して】
「私の内務担当相としての経験による常識によれば、背後に潜む者がいなければ、逮捕された者たちがあの攻撃を【3.11マドリッド列車爆破を示す:訳注】実行したというようなことは原理的にありえないのだ。したがって、私は、3.11調査委員会は、多くのスペイン国民が感じているように、散々な失敗であると思う。」
【カタルーニャ、バスクなどの分離独立主義について】
「我々は均等なあるいは不均等な連邦主義ではなく、連合主義でもない。そのような形のものに立脚しない。我々は諸国が集まった国家、あるいは連合国家のような類は受け入れない。なぜなら憲法が定めるものがあるからだ。つまり国籍と領土である。」
【イラク戦争への加担に関して】
「(大量破壊)兵器が存在しなかったようであり、また、少なくとも最後の部分では国連が間違っていたようだ。なぜなら最初のうちは大量破壊兵器が存在していたからだ。国連は10年間もなんとかその解決を図りサダムにそれらを廃棄するように求め続けてきたのだ。」
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/10/10/espana/1097377221.html
http://www.elmundo.es/2004/10/10/espana/1703437.html (有料記事)
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最後のイラク戦争の部分に関しては、「国連が間違った」というすり替えを行っています。しかしさすがに「兵器開発の意志があれば攻撃ができる」とまでは言わなかったようです。そこまで言ったらもうこの党は二度と日の目を見なくなるでしょう。
注目すべきは3つ目の3.11事件に関する発言です。
「背後に潜む者がいなければ、逮捕された者たちがあの攻撃を実行したというようなことは原理的にありえないのだ。」と彼は言っているのですが、果たしてラホイはその『背後に潜む者』が誰だと思っているのでしょうか。いやしくも彼は公党の党首です。その公の場での発言で「陰謀論」が飛び出してきたわけです。
あの列車爆破事件についての「公式の」説明(つまりアル・カイダの仕業であるという理屈)が誰の目から見ても奇妙なものであり、3.11調査委員会でも筋道の通らないバラバラの証言が続出し、その進展を見守っている人なら「???」としか言いようの無いものであることは、私が今までお知らせしてきたとおりです。
だからこそ、3.11のために政権を追われたという被害者意識に凝り固まる国民党とその周辺には、「ETA主犯=社労党黒幕」説が渦巻いているのです。これに関しては、まだご覧で無い方は
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http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/108.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 10 月 07 日 10:15:14
黒幕は?サパテロ、バスク、モロッコ、フランス?:スペインで飛び交う様々な「311陰謀説」
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を参照してください。
その結果、サパテロ社労党政権、および左派勢力としては、それがどれほどデタラメでも、「イスラム・テロ」にしがみつくしかないわけです。
まあ、国民党も社労党もしょせんはピエロに過ぎず、どっちも真相を覆い隠す役目を果たしているわけですが、今のところの役割としてはサパテロ政府の方がより犯罪的ですね。
かくなる上は、アスナールに来月予定の証人喚問の席で大いに熱弁を振るってもらい、このインチキ「テロ」を暴露してもらいたいものです。どうせETA主犯論はすぐに破綻しますから、どっちもインチキなことが明らかになるでしょうから。では本当の犯人は誰か?という話が続くでしょう。
3.11で亡くなった190余名の乗客たち、および「爆死」させられた7名のモロッコ人のチンピラたちには申し訳ないのですが、面白い展開になってきそうです。