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今井紀明くんのメール(旅立ち&辺野古のこと)(Creative Space トピックス)
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/763.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 20 日 08:26:30:0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: 人柱になってでもこの基地建設を阻止する」というおばぁたちの思い〜沖縄辺野古からの声〜(AML) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 20 日 08:23:26)

今井紀明くんのメール(旅立ち&辺野古のこと)

http://www.creative.co.jp/top/main2687.html

 皆様へ

 今井紀明です。10月7日より、札幌を経ち、イギリスへ一年間旅立ちます。連絡がつかなくなるかもしれません。最後のメッセージとして、送ります。下記は、札幌のメンバーに送ったものです。もしよろしければ、お読みください。

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 みなさんへ

 のりです。本当にメールで登場するのは久方ぶりです(もしよかったら、このメールは多くの人に転送してください)。

 やっと、すべてが落ち着いた気がしたので、メールを送ります。

 本当にみなさん、4月の事件では迷惑をかけて申し訳ないです。そして、ありがとうございました。

 9月は一ヶ月、ほとんど東京を中心に動いていましたが、沖縄の基地移設で問題になっている辺野古の取材や渋谷で路上販売をしている人たちと話したり、ストリートミュージシャンを追っかけたり、少しずつテーマが決まりつつあります。

 正直、札幌で何も話す機会がなかったので、今になってみれば、それが残念ですが、しかし、逆にいえば、それもまたいいのかもしれません。

 これから、また勉強しなおし、自分を見直していきたいと思っています。

 そのために、菜穂子や総兄と違って、事件当初以外は講演会やメディア露出などは極力避けてきました。

 一年後、帰ってきたときは、どんな人間になっているかはわかりません。前より落ちこぼれ見たいになっているかもしれないし、多少は成長しているかもしれません。

 でも、基本的に一人の人間です。

 少ない講演会の中で、「がんばってください」とか「応援しています」とか言われるのが一番嫌でしたが、でも、何人か、本当にうれしいメールを送ってくれる人がいました。それは「今井さんのおかげで、こういった社会的なことに目を向けることができた」というメッセージを受け取りました。

 ほとんどは大学生ですが、その中の2人の学生を紹介すると、一人の学生は京都の大学生で、今月、ベトナムの「子どもの家」を訪れたそうです。あと、札幌学院大学の子も、今日メールが来ましたが、ベトナムとカンボジアにいってきたそうです。

 もうひとつ、森住さんと札幌駅を歩いている時、大人からは「今時の若者は」と揶揄されそうなセンター街っぽい服装をしているガングロのお兄ちゃん2人に「今井さん、間違ったことしてないから、がんばってくださいね」と言われたことでした。

 この「がんばってください」は、僕の背中を押す一言でした。

 僕は保守系雑誌「諸君」「正論」などの愛読者ですが、そこで感じるものはやはり、左翼を異質なものへと促す意図、偏見を生み出すような「言説」が取り上げられていることです。もちろん、ちゃんとした批判も存在しますが、同じようにそういった誹謗・中傷が非常に多いのも事実でした。

 それを見て、恐ろしく平和を求める人々と保守系の人々のコミュニケーションの断絶を感じました。要するに「左」と「右」の断絶だと思います。

 また、お兄ちゃんが声をかけてきたところで、想像通り、「上」と「下」の断絶が起こっているのだとも思います。つまり、年齢によるギャップです。

 それは40代、50代の人の言葉が10代、20代の人に届いていない、逆もありえるということだと思います。それは異年齢間の交流や活動があまりに少なくなったからともいえると思いますし、それは市民活動に現れているのだとも思います。

 そういったコミュニケーションが断絶している結果、何か、年齢差によって、基本的な「根幹」が理解できないため、同じ目的を持っていても、お互いに行動できないような状況になっているのではないか、とも思っています。

 言葉足らずでわかりづらいかもしれませんが、「左」と「右」と「上」と「下」のコミュニケーションの断絶が起こっている気がしてなりませんし、それが国の右傾化にもつながっているような機がします。なんとなく、「バランス」が崩れている気がするんです。

 これを僕は何とかしたいと考えています。僕は僕なりの方法をすでに考えて、それを実践し始めていますが、皆さんと一緒に、それを考えられればと思っています。

 えらそうなことをいっている気がしますが、今回の事件後、なんとなくですが、上述したような仮説を立て、それをどう解決するか(それは左と右のバランスを戻すという意味で)と自分なりに考えているところです。

 浅薄な人間ですが、そんな人間でも、心と頭があります。そして、足も手も目も鼻もあります。身体一杯を使って、これから、これから、テーマを追って行って、できれば多くの人に伝えられる人間になれれば、と思っています。

 僕のテーマは「人間の表現」です。これからもよろしく。

 のり
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 もうひとつ、辺野古のことも下記に載せます。

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さて、イラクのことに関することですが、この前、フォトジャーナリストの森住卓さんと一緒に沖縄の辺野古に行ってきました。9月14日から19日にかけてのことです。沖縄の米軍基地から海兵隊がイラクに派遣されているので(森住さんいわく2000人から3000人と聞いたけど、確かなのかな?)、報告させていただきます。

 辺野古は予想以上に厳しい状況でした。僕がいったときは、毎日、海上に作業船「みらい」と「ゆいまーる」がブイというものを海上に設置する作業を警戒船が5、6席見守っている中、行なわれていました。

 その作業を止めるために基地反対の人たちが船やカヌーをこいで作業を妨害することをしていましたし、また座り込みは僕が言った段階で、すでに150日以上越えていました。(たぶん、もう160日、越えたでしょう)。

 僕もずっと船に乗っていました。船でずっと写真を撮っていたのですが、とにかく防衛施設庁(基地建設を進める政府の機関)は乱暴でした。「きく丸」という警戒船はおれの乗っている船に何度もぶつけようとしていましたし、あからさまだったのは、作業船の横に抗議船を近づけてマイクで抗議していたところを、「きく丸」がその間を猛スピードで突っ切って、僕らの船は転覆させられそうになりました(ちなみに、おれのニコンのカメラは海水をめちゃくちゃにかけられました、まぁ、生きていたから、よかった)。

 とにかく、船に乗っているのは過酷です。おれは日焼けで(とにかく日差しが強い)、顔の皮や背中、すべての皮膚の皮が破けて、ゾンビみたいになってしまいましたし、めちゃくちゃ神経をとがらせるので、みんな船に乗ったら、へとへと、それが一週間続き、これをずっと現場の人はやっているんです。

 カヌー隊も、全国から入れ替わり立ち代り来ているメンバーがやっているので、メンバーが交代しやすい。だから、練習しないと加われないし(ただし、一、二時間)、人数が少ない。カヌー隊がいれば、かなり作業を中断させることができるの
に。

 昨日、若手の船長(おれがずっと乗っていた船の船長)富田晋によれば、作業船が来ないで、漁船だけで潜水夫を連れて行き、何か作業を始めたみたいです。かなり食い止めたようですが。

 複雑なのは、経済的な影響により、辺野古の漁民の一部が防衛施設庁の関係者と一緒に作業をせざるをえない、ということです。僕は政府に加担している漁民と話してきましたが、「反対しているけど、政府の仕事しないと、子供にご飯を食べさせてやれない」と彼らがいっていることです。ただし、これは表面的に、何か都合のいいように使われるように、言っている気もしたので、まだ、なんともいえません。ただ、事実として言えるのは、沖縄の経済状況は非常に悪い、ということだと思います。

 加えて、辺野古の港で民間の警備会社の警備員が反対派の人たちを監視しているのですが、その人たちも「もちろん基地建設は反対だけど、おれら、お金なきゃ、やっていけないからね」とも言っていました。ちなみに、警備員5人とも(二交代制)、一日10時間以上の労働で日当5000円だったけな、それくらいだったと思います。

 また、座り込みや反対している人々は、地元の人が、めちゃくちゃ少なく感じます。それは、地元で、対立したくない感情がわいているのだと思います。また、ある新聞記者は「辺野古は歴史的にも裏切られてきたことがある。だから、名護市民とかは、きっと、『行動をおこしても無駄だ』って思っているんじゃないか」とも言っていました。

 地元の空気は複雑ですが、何よりも、政府の強行的な作業、ビジョンもないのに作業することは、ただの環境破壊であるし、地元住民を利用している(たぶん、漁民には補償がでるのでしょう)こともありますし、そういうプロセスでも基地建設は、やはり納得はできませんでした。

 以上、辺野古からの報告でした。

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 それでは、これ以後は、メールを送りません。ありがとうございました。それでは、また会いましょう。

 のり

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