故アラファト議長の容態が悪化し昏睡状態に陥った４日（欧州時間）前後から、アラファト死後の埋葬地をめぐる憶測・議論がわき上がっていたことがTVニュースで報じられていた。
以後、伊・レプッブリカ紙の過去の関連記事の抄訳。

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タイトル：アラファトの埋葬地をめぐって　-　シャロン「エルサレムはありえない」

（エルサレム発）
アラファトは、イスラム教にとっての第三の聖地エルサレムのモスクに葬られることを望んでいた可能性がある。しかしイスラエルのシャロン首相はその憶測に対し「自分が首相の座にいるかぎり、アラファトの遺骸をエルサレムに葬ることは決して許さない」。
エルサレムのイスラム・コミュニティーの代表者はしかし、アラファトが自身の永眠の地としてエルサレムにこだわっていたという憶測自体を否定する。
むしろ、ガザのKhan Younis難民収容所にある議長の家族の墓地に埋葬されることを望んでいたとみる憶測が、一番可能性が高いと思われる。

いずれにせよ、アラファトの埋葬地をめぐってイスラエル政府内で会議が開かれ、イスラエル軍最高位モシェ・ヤローンは、パレスチナ人がアラファトのエルサレム埋葬を求めて暴力的抗議行動を起こすような非常事態に備えて、緊急プランをすでに準備した。
さらに同会議は、シャロン発言を受けて「いずれの場合においても、アラファトの遺骸をエルサレムはおろか、イスラエルの領地内に埋葬させることはありえない」と決議した。

http://www.repubblica.it/2004/k/sezioni/esteri/arafat/sepoara/sepoara.html

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追加

アラファト議長がまだ昏睡状態にあった昨夜のTVニュース（伊・RAI3）では、アラファトの容態を伝えたあと、まだ最終的な死亡確認がなされいないにもかかわらず、埋葬予定地のMuqataですでに急ピッチで進められている「アラファト廟」建設現場の模様が画像として映し出され、アラファトが現場保存をこだわっていた、イスラエル軍に破壊された議長府跡（アラファトの軟禁場所）さえもブルドーザーによってすでに地ならしされていることについて、特派員がある種の「違和感」をコメントしていた。

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