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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000107-mai-int
＜イラク＞陸自の宿営地内に着弾跡 宿舎のコンテナも破損か
防衛庁に入った報告によると、１日午前４時半（現地時間３１日午後１０時半）ごろ、イラク南部サマワで活動している陸上自衛隊の宿営地付近で大きな爆破音がした。政府筋によると、夜明けを待って調査した部隊が宿営地内で着弾跡を発見した。隊員が宿舎にしているコンテナの一部も破損していたとの情報もある。隊員の生活空間が危険にさらされた可能性が出たことで、１２月１４日に期限を迎える自衛隊派遣の延長問題に影響を与えるのは必至だ。
隊員は全員無事が確認された。同宿営地では１０月２３日早朝（日本時間）、ロケット弾が居住地区を飛び越えて敷地内に初めて着弾した。宿営地を狙った攻撃は８回目だが、今回の２度目の着弾で、陸自を標的にした攻撃側の意図がより鮮明になったことになる。
【滝野隆浩】
（毎日新聞） - 11月1日21時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000223-kyodo-int
サマワ陸自建物に着弾か 施設一部破損と政府筋（共同通信）
政府筋は１日、イラク南部サマワの陸上自衛隊宿営地付近で現地時間１０月３１日夜に発生した爆発音について、ロケット弾が宿営地内に着弾し、建物が破損したとの見方を明らかにした。弾は爆発せず、隊員と装備に被害はなかった。陸自は同日予定していた宿営地の外での活動を中止したという。
宿営地を狙った砲弾攻撃は８回目で、宿営地を取り囲む土塁の内側への着弾は、１０月２２日のロケット弾に続いて２回目。施設に被害が出たのは初めて。現地の治安情勢の悪化を象徴しており、１２月１４日の期限が切れる自衛隊の派遣延長論議に影響を与えるのは確実だ。
爆発音は１回。派遣部隊は二次被害を警戒、破損した建物の周囲に土のうを積んで、弾の発見を急いでいる。
（共同通信） - 11月1日21時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000113-yom-int
サマワの陸自宿営地倉庫に着弾跡、隊員に被害なし（読売新聞）
政府筋は１日、陸上自衛隊の復興支援活動が続いているイラク南部サマワの陸自宿営地内の倉庫で、ロケット弾と見られる着弾の跡が見つかったことを明らかにした。爆発はしておらず、隊員に被害はなかった。
サマワ宿営地では、１０月２３日（現地時間２２日）、初めて宿営地内にロケット弾１発が着弾していたが、着弾したのは南端の空き地で、宿営地内の施設を直撃したのは今回が初めて。
政府筋によると、着弾した砲弾は見つかっておらず、安全措置を取って倉庫内などを慎重に調べているという。
サマワ宿営地付近では１日午前４時半、（同１０月３１日午後１０時半）ごろ、爆発音が１回、聞こえたため、宿営地内の隊員が退避措置を取っていた。派遣部隊が宿営地内を調べたところ、着弾跡を見つけたという。
イラク国内では、自衛隊の撤退を求める武装組織に拉致された香田証生さんが３１日（同３０日）にバグダッドで遺体で見つかったばかり。
１０月に着弾したロケット弾は、信管の付いていない不発弾だったが、宿営地内の居住区域を飛び越えて敷地内に着弾したため、防衛庁は「テロの可能性も否定できない」として、警戒を強めていた。
宿営地周辺では、４月に迫撃砲の着弾が２回、８月に迫撃砲やロケット弾の着弾が４回確認された。１０月８日には、サマワ中心部で日本とイラクの友好記念碑が爆破される事件も起き、治安の悪化が懸念されていた。
（読売新聞） - 11月1日21時23分更新
http://www.asahi.com/international/update/1101/004.html
サマワの陸自宿営地内にロケット弾 施設に初の被害（朝日新聞）
防衛庁に入った連絡によると、イラク南部サマワの陸上自衛隊宿営地付近で１０月３１日午後１０時半（日本時間１１月１日午前４時半）ごろ、大きな爆発音が聞こえた。複数の政府関係者によると、宿営地の北側から発射されたロケット弾が宿営地内に着弾し、施設の一部を壊した。派遣部隊の隊員にけがはなかった。攻撃で宿営地の施設が被害を受けたのは初めて。
爆発音は１回で、飛翔（ひしょう）音とともにかなり大きな音が聞こえたという。宿営地では、コンテナの退避壕（ごう）に隊員が移り、電灯を消すなどの退避行動をとった。複数の政府関係者によると、現地部隊が夜明けを待って宿営地内を捜索したところ、ロケット弾が着弾して、倉庫などに使っているコンテナの一部が被弾していることを確認した。爆発音はロケット弾の発射音である可能性が高いという。ロケット弾は発見されておらず、爆発させるための信管がついていたかどうかは確認されていない。
宿営地は外側をフェンスが覆い、さらに内側を土塁の壁が囲む二重の防護壁の形になっている。着弾地点は、土塁の内側だった。
宿営地を狙ったとみられる迫撃砲弾やロケット弾による砲撃は８回目。このうち、１０月２２日にはロケット弾が隊員が居住するコンテナをかすめて、宿営地内の南端に落ちた。このときは信管が外されており、政府内では威嚇との受け止め方が強かった。
大野防衛庁長官は今回の事件を受けて、１日の衆院イラク復興支援特別委員会で「サマワの治安状態は予断を許さない。治安の問題を重く受け止めている」と述べた。
(11/01 21:12)
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