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ビンラディン最大のテロ炸裂(ジャーナリスト志葉玲のブログ  新イラク取材日記)
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投稿者 Kotetu 日時 2004 年 11 月 05 日 03:57:39:yWKbgBUfNLcrc
 

2004年 11月 04日
ビンラディン最大のテロ炸裂

テロリズム【terrorism】政治的目的を達成するために、暗殺・暴行・粛清・破壊活動など直接的な暴力やその脅威に訴える主義。テロ。
(大辞泉より)

 恐らく、ウサマ・ビンラディン氏は今頃ほくそ笑んでいるのだろう。今回、彼は一機のジャンボ機も乗っ取ることなく、たった一本のビデオをアルジャジーラに送りつけるだけで、目的を果たしたのだから。

 注目の米大統領選は、ジョージ”Mr.Freedom”ブッシュ氏が再選したようである。大量破壊兵器がなかったことが判明しても、1万4000人〜10万人のイラク市民が、1100人以上の米兵が殺されても、米国の「自由」と「民主主義」が無様に崩れ落ち、世界中から侮蔑されることを、米国のヒトビトは選んだらしい。
*ブッシュ氏を負かしたいがために根性無しのケリー氏を応援した人々が米国にいることは、私も知っているし評価したい。だが、 あまりに多くの人々が、投票すらしなかった。近年稀に見る高投票率も、結局、全有権者の6割にすぎなかったのである。

 ハタから見ていると本当に「おバカ」としか言葉が見つからないのだが、嫌な予感はしていた。そう、先月29日、一年一ヶ月ぶりにビンラディン氏の声明ビデオが放送された時から。狡猾な彼は、このタイミングで自分が声明を発表すれば、米国のヒトビトは理性的な判断より、恐怖に踊るだろうということを予測していたに違いない。実際、声明後、ブッシュ氏はリードを広げたし(関連情報)、ブッシュ氏に投票した人は「テロ対策」を重要な判断材料としていたなど、浮動票が流れた可能性は否定しがたいだろう(関連情報)。ビデオでビンラディン氏はブッシュ氏を盛んに批判していたが、実際は応援演説のつもりだったのかもしれない。何故なら、法と秩序ではなく暴力が支配する世界において、ブッシュ氏とビンラディン氏は互いにかけがえのないパートナー同士だからだ。ブッシュ氏が再選すれば、確実にイラクでの「聖戦」を続行し米兵を殺し続けることができる。そして世界中のイスラム過激派は憤り、アルカイダネットワークはますます支持者を集めるだろう。世界情勢はますます混迷を極め、確実に多くの血が流れることになる。そう、「恐怖によって政治目的を達成する」というテロリズムの定義に照らせば、選挙日直前に声明を発表し、ブッシュ氏の勝利を助けたということは、ビンラディン氏最大のテロだとも言えるかもしれない。

  「暴力で政治目的を達成する」というテロの定義からすれば、罪なき市民を大量虐殺することを「自由」だの「正義」だの臆面もなく主張するブッシュ氏もまたビンラディン氏と同類だ。「テロとの戦い」とは、テロリストに協力せず孤立させることであり、テロリストが生まれる温床をなくすことだ。日本、そして世界の国々の人々は、テロリストのための「テロとの戦い」ではなく、真にテロをなくす努力をこれまで以上にしていく必要があるだろう。

 画像は、イラクで戦死した兵士達の写真をならべてつくられたブッシュ氏の顔。マイケル・ムーア監督の公式サイトから。
http://www.michaelmoore.com/
# by rei_shiva | 2004-11-04 12:40 |

http://reishiva.exblog.jp/831642/

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