混乱各地に飛び火、２０人以上死亡　ファルージャ総攻撃

朝日新聞11月11日
http://www.asahi.com/international/update/1111/004.html

イラク・ファルージャに総攻撃をかけた米軍とイラク軍は１０日夜から１１日未明にかけて、市中心部で武装勢力の抵抗に遭い、激しい市街戦を続けた。一方、首都バグダッドや北部の都市で警察などを狙った攻撃が多発、ロイター通信のまとめでは全土で２０人以上が死亡し、混乱が各地に「飛び火」する様相を見せている。イラク暫定政府は１０日、バグダッド国際空港の閉鎖を２４時間延長すると発表した。

　ファルージャでは、市を北と南に分ける幹線道路をはさんで攻防が続いた。米軍は武装勢力の各グループ間の通信連絡を遮断し、米軍幹部は「抵抗は根強いが、予想していたほどではない」と語った。

　中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、地元からの報告として「米軍は市内の４割を掌握。中心部では一進一退の攻防が続いている」と伝えた。　ＡＦＰ通信によると、イラク軍幹部は「武装勢力が人質を殺していた家が見つかった。黒い服や数百枚のＣＤ、人質の記録が残っている」と述べた。

　一方、バグダッド市内東部で１０日午後８時（日本時間１１日午前２時）ごろ、警察の検問を狙った車爆弾が爆発。市民が巻き添えになり、ＡＰ通信は少なくとも１０人が死亡したと報じた。

　また、バグダッドの北部で道路に仕掛けられた複数の爆弾が爆発し、イラク国家警備隊員６人と米兵１人が死亡した。

　イラク第３の都市、北部モスルでは、武装勢力が市内数カ所でほぼ同時に警察署や米軍車両を攻撃。ＡＦＰ通信によると、少なくとも警察官ら５人が死亡し、地元州政府は１０日午後４時から外出禁止令を出した。

　北部バイジでも外出禁止令が出た。武装勢力が９日、市中心部でイラク部隊や米軍と銃撃戦を展開し、病院関係者の話では女性を含む市民ら１０人が死亡したという。

　アラウィ首相は、総攻撃が始まった８日にファルージャとラマディに夜間外出禁止令を出し、９日にはバグダッドとその郊外にも対象を広げた。禁止令は、自衛隊が駐留するサマワを含むイラク南部には出ていない。

(11/11 10:54)

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• 家族が死んでいくのを見ているだけ poisonpill 2004/11/11 11:45:04 (0)

　

　

　

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