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イラク戦争被害の記録(アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する・・)16〜14日
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/327.html
投稿者 NJ 日時 2004 年 11 月 17 日 04:18:55:OUBoEzfQNTDYo
 

http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Iraq/iraq_body_count.htm#dialy
★これはInformation Clearing Houseに 11月16日付で掲載された膨大なファルージャ攻撃の写真。
We have created a generation of Iraqis that have every reason to hate us.
http://fallujapictures.blogspot.com/
 米兵の死傷者と併せてファルージャ住民の死体も多数写っている。信憑性の確認は取れていないが、ファルージャ虐殺に関するはじめてのまとまった写真集なので紹介する。(注意:残虐な写真が含まれています)
「我々をあらゆる理由で憎むイラク人の一世代を生み出したのだ」とのコメントが添えられている。

.(AFP/Patrick Baz)
(REUTERS/Mohanned Faisal )
(Al Jazeera)


11月14日

■米軍がジュネーブ条約を踏みにじりファルージャ市内への救援物資搬入を拒否−−何とむごいことに残った住民を餓死させ、負傷者を殺そうといる!

[コメント]
・朝日新聞15日夕刊によれば、赤新月社が救援物資をファルージャ市内に運ぼうとしたところ、米軍が「市民はいない」と搬入を拒否した。住民を餓死させ、負傷者をそのまま殺そうとしているのだ。完全にジュネーブ条約違反であり、戦争犯罪であり、“ジェノサイド”である。。どこまで残虐になるのか。米軍の本性を示すほんの一例である。情報源はロイター通信。以下のアドレスのyahooo!ニュースでも確認できる。
※ファルージャで武装勢力の掃討続く、赤新月社の救援物資は市民に届かず(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041115-00000378-reu-int 


 11月14日、ファルージャで武装勢力の掃討続く。写真はファルージャで家を砲撃され、バグダッドの病院で治療を受ける2歳児。砲撃で片脚を失った。14日撮影 (2004年 ロイター/Ali Jasim)(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041115-00000378-reu-int.view-000

米軍によればこれもテロリストということになる


・米軍が「市民はいない」というなら赤新月社に同行すればいいだけの話だ。拒否の理由にならない。おそらく抵抗する住民もろとも市内に残る市民を殺してしまうつもりなのだろう。
・今入られると困る理由がもう一つある。虐殺の証拠や痕跡を知られたくないのだ。我々は、市内に散乱する死体が米軍によって“証拠隠滅”されるのを恐れる。「占領監視センター」などイラク現地の人権団体、アムネスティ、国際赤十字、ヒューマンライツ・ウォッチなど国際人権団体を今すぐファルージャに入れよ!−−この要求が差し迫って重要になるだろう。米軍の友軍であるイスラエル軍は一昨年春、パレスチナのジェニンで数百人を虐殺し、ブルドーザーで建物もろとも生き埋めにしたり、死体を瓦礫と一緒に整地した。およそ人間がやることではないのだが、事実である。その時もイスラエル軍が赤新月社や国際人権団体が市内に入るのを武力で拒否した経緯がある。今回も米軍は同じ事をやっているのだ。
・米軍は武装勢力を1200人殺害したと“戦果”を誇示している。今回と同様、彼らは今年4月、武装勢力を800人殺害したと“戦果”を誇った。ところがその後、このほとんどは非武装の一般市民、それも女性や子供ということが暴露され、侵攻作戦ができなくなったのである。
・その住民虐殺の証拠を突き付けたのが、今回米軍が最初に襲撃した西部の総合病院であり、そこの医師や看護婦であり、バグダッドから事務所を追放されたアルジャジーラなのである。米軍はそこから教訓を学んだ。「虐殺現場、虐殺証拠を報道させるな!」と。
・今回米軍は、卑劣にもこの病院とアルジャジーラを封じ込め、情報統制をした上で虐殺に及んだのである。彼らの数字をそのまま採用したとしても数百人から千人の近くの市民が虐殺されたのではないか。ウソだというのなら、なぜ情報を封鎖したのか。なぜ人権団体を入れないのか。すでにこれだけで十分な“状況証拠”である。
・日本政府と自衛隊が加担する米軍とはまさにこのような残虐極まりない“殺人マシーン”であることを深く心に刻みたい。

[抄訳]
★「米国はファルージャでの戦争は終了したと宣言した。しかし、イラク全土で暴力が勃発している。援助団体は大惨事を警告している」
「Violence erupts across Iraq and aid agencies warn of disaster as US declares battle of Fallujah is over」14 November 2004
http://news.independent.co.uk/low_res/story.jsp?story=582727&host=3&dir=75

 硝煙が晴れわたる時、どのような恐怖が明らかになるのか?
 米国とイラク暫定政府は昨日、ファルージャにおける戦闘が終結したと宣言した。6日間にわたる戦闘の後、1000人を越える武装勢力が殺害され、抵抗勢力の支配地は鎮圧されたかのようである。
 しかし、勝利が宣言されたとしても、広範囲に拡大した暴力はその他の地域において勃発している。モスルの一部には武装勢力が入り込んでいる。米軍は(その地域への)派兵を余儀なくされ、北部の都市に向けてファルージャの一部の部隊を向かわせた。バグダットはいまだに市街戦が勃発し、グリーン・ゾーンには迫撃弾が撃ち込まれている。グリーン・ゾーンは、イラクにおける米権力の中心であるにもかかわらずである。首都の北方の町ユスフィアでは、激しい戦闘が起こっている。

 救援団体は、ファルージャとその近辺における人道的危機に警告を発している。腸チフスやその他疫病の蔓延。8団体は共同声明の中で、20万人の避難民が現在存在していることを明らかにしている。彼らは戦闘から逃れ、食料も、水も、住む場所もない。町を逃れてきた人々は、道路に沿って遺体が並べられていたと証言した。

 (赤新月社のスポークスマンの訴え)
 「ファルージャに押し込められた人々は、死んでいくか、飢えているのです。私たちを必要としているのです」。「状況は破壊的です。これは救援団体の義務なのです。これらの環境下におかれた人々を救わなければならないのです」。
 昨日、食料品と医薬品を満載した4台のトラックがようやくファルージャの中心地に到達した。米軍との交渉のすえ、やっとのことで。イラク保健省の一人は、負傷者をバグダットの病院に移送すると述べているが、その数については言及していない。

(中略)

 昨日の戦闘に引き続いて米軍は、狙撃兵が居るとされる2つのモスクを爆撃した。米兵の一人が手製爆弾によって死亡した。空母から飛び立った艦載機は、225kg爆弾を武装勢力の地下移動用トンネルを標的に投下した。……


[抄訳]
★「米軍はファルージャへの支援を妨害している」
“US troops 'preventing aid' to Falluja” 14 November, 2004 Aljazeera
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/53B29CD6-0514-47D5-B776-97B5507CBC37.htm

・ 緊急援助を妨害する米軍

イラク赤新月社:負傷者が病院に行けない

多くの家族が戦場となった市街地から近郊の村に逃れた

難民は水と食糧の配給を必要としていると援助団員は述べた

米軍のスナイパーは地上で動くものを何でも標的にする
 米軍が赤新月社による緊急援助を今なお妨害している。それらはファルージャに閉じ込められた人々への援助物資である。
 少なくともトラックでファルージャ総合病院へ到着した時、(ファルージャ市街地への)侵入禁止措置を米軍は取り下げるだろうとの期待があった。このように記者は、(先週の)土曜日の段階で話していた。「しかし戦闘地域内で負傷した住民は西部地区にある総合病院に搬送することもできない。米軍が援助車両をその地に乗り入れることを禁じているからだ」。(赤新月社スポークスマン)

接触を拒否された
 「バグダッドからやってきた3人の医師と約50人のボランティアは、総合病院にいる。しかし現在に至るまで米軍は、彼らが市街地で医療援助活動できないようにしている」。「市街地に入り援助活動をさせてくれと、米軍と交渉している」。「町中で隠れている市民は、飢えと渇きにさらされており、彼らに対して援助がなされなければならない」。「彼らは私たちを必要としている」。(赤新月社スポークスマン)

難民の町が攻撃を受けた
 記者は昨日の土曜日の夜、ファルージャの戦闘から逃れてきた約4000人がいるアミリアット・アル・ファルージャの町を視察した。そこも米軍の攻撃を受け、5人の人々が亡くなり、4人が負傷した。赤新月社はただちに、4台のトラックと1台の救急車を、アミリアット・アル・ファルージャと途中にある村ハバニアに向かわせた。ハバニアには1500人の難民がいる。
 赤新月社は、ファルージャの中心には、1500家族がとどまっていると見ている。しかし避難した数十万人もの郊外にいる避難キャンプと村々で暮らす人々も、同様に心配だ。「彼らは飢えと水の欠乏によって死んでいっている。特に子供が。」

散乱する遺体
 ファルージャにとどまっている現地のある記者は、多くの民間人犠牲者が出ていることを報告している。「人道的状況は最悪。米軍は電力を遮断した。水を供給するポンプは止まった。濁った水によって給水管は汚染されている。食料の備蓄も底をついている」。「多くの家族が、破壊された家屋の下敷きになっている。そして死んでいる。腐敗した遺体によって通りは悪臭に満ちている」。


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