イスラエル軍は１月以来２９名の無実の市民を殺害したことを認める（エル・ムンド）

１２月８日付のエル・ムンド紙（電子版）は、「イスラエル軍がモラルの原則強化を図る」という副題で、次のような記事を載せています。まあ、EUが盛んに色目を使ってくれているので、言葉の上だけでもしおらしく見せておこう、というわけでしょう。嘘をつくことに何の抵抗も無い国ですから。これは抄訳します。

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『イスラエル軍は１月以来２９名の無実の市民を殺害したことを認める』（エル・ムンド：１２月８日）
http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=120659

エルサレム

イスラエル軍は、今年１月以来ヨルダン川西岸地区で１４８名の非武装のパレスチナ人を殺害し、その中に１１歳の少女を含む２８名の罪の無い市民がいたことを、公式に認めた。

軍当局によると、イスラエル軍はこの間、１００回の攻撃を未然に防ぎ約２０００名を逮捕した。さらにイスラエル国内で３４３名の自殺攻撃を食い止め、６回のテロを許した。２００３年には４３６回の試みのうちで１８回の自殺テロを許している。ただこの統計にはガザ地区で起こったことは含まれていない。そこでは今年８９２名の犠牲者が数えられている。

「これらの新たな事態は我々の安定を脅かす」このようにイスラエル軍司令官のモシェー・ヤアロンは語り、兵士のモラルの原則を活性化させる必要があることを認めた。一方、国防相シャウル・モファズは兵士に対して、同僚や上司の違法行為はすべて告発するように説得した。しかし現実には、この４年間で千以上の告発のうちわずかに８９件が捜査の対象になったに過ぎず、わずかに２２件が軍法会議にまわされ、ベツレヘム付近で一人のパレスチナ人を殺したわずか１件のみが、それも事実上無処罰の扱いで、結審したのみである。

【抄訳終わり】

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