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イラク:ファルージャ 廃虚に爆発音、選挙実施は絶望的 (毎日新聞)毎日のイラク人助手がファルージャ現地に…
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投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 16 日 06:07:31:XZP4hFjFHTtWY
 


イラク:ファルージャ 廃虚に爆発音、選挙実施は絶望的
[毎日新聞] 2005.01.16
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20050116k0000m030122000c.html

 【カイロ小倉孝保】昨年11月、米軍とイラク政府軍が徹底的な軍事制圧作戦を展開したイラク中部ファルージャに毎日新聞のイラク人助手が入った。道路にはいまだに遺体が残り、助手はこの町を「完全なゴーストタウン」と表現した。

 米軍は昨年11月8日から反米武装勢力に対する本格的な掃討作戦を実施。同12月23日から一部住民の帰還を許可した。ファルージャの入り口には米軍が監視所を設置し、自宅の損壊状況を確認するためにバグダッドなどの避難所から訪れる人の長い列が出来ていた。米軍は全員に身分証明書の提示を要求して所持品検査をし、街に入ることを許可した場合には、顔写真を撮影している。

 助手がファルージャに入ったのは今月10日。所持品検査などでカメラが見つかると危害が及ぶ恐れがあり、写真撮影は出来なかった。

 市街地に人影はほとんどなかった。路上に遺体が放置されていることもあった。地域によってはほとんどの住宅が焼け跡のようになっている。特に、イスラム礼拝堂(モスク)の破壊状況はひどく、モスク内に立てこもったイスラム過激派と米軍との間で激しい戦闘があったことを物語る。電気、ガス、水道は止まったままで、ヨルダンとサウジアラビアからの支援団体が車両から給水活動を行っていた。

 1人の女性が民家の庭に立ちすくんでいた。シャージャ・ジョマさん(27)。米軍の攻撃前に家族でファルージャを去ったが、兄ナザルさん(35)は、経営する商店が心配だと言って残った。

 ナザルさんは友人宅に入ろうとしたところを米軍に頭部を銃で撃ち抜かれて死亡した。ジョマさんは「米兵がここにいたら、私は米兵に対し自爆攻撃をするだろう」と涙を浮かべた。

 米軍は、テロ組織の再拠点化を阻止するためファルージャの民家を調べ、調査を終了した家屋の壁には青インクで大きく「×」の印を付けている。しかし、住民の話では夜間になると時折、爆発音が響き武装勢力が残っていることがわかる。

 自治体の機能は完全にストップしている。移行国民議会選挙(今月30日)に向けた有権者登録も行われておらず、選挙実施にはほど遠い状況だ。

 ◇米軍に厳しい批判

 イラク中部ファルージャの軍事制圧作戦について米軍や政府軍は「住民をテロリストから解放した」と成果を強調するが、ファルージャに入った毎日新聞助手が住民から聞いた言葉は米軍への厳しい批判だった。今月30日に予定されている移行国民議会選挙にいたっては、住民は「まったく関心はない」と繰り返すだけだった。

 ファルージャのハラフ・アルワニさん(41)は掃討作戦を逃れ郊外でテント生活をしていたが、冬の寒さから今月初め、家族7人で自宅に戻った。自宅の屋根は大きな穴が開くなど破壊され、「墓場に住んでいるようなものだ」と語る。

 アルワニさんは「米軍のやったことは虐殺だ。市民もテロリストも区別なく殺害した。建物の復旧だけで10年はかかるし、傷ついた子どもの心を癒やすにはさらに時間が必要だろう」と語った。

 米軍はこの作戦で、外国人誘拐などを行っていたテロ組織の拠点や武器などを発見し「テロリストに支配されていた住民を解放した」と語る。しかし、住民の口からは、「この攻撃は占領を正当化するためのゲームだった」(23歳のサーメルさん)、「自分たちの町をこれほどまでに破壊した米軍と暫定政府を許さない」(23歳のバクルさん)と批判がやまない。

 暫定政府は自宅が破壊された住民に対し最高1万ドル(約103万円)の補償を約束しているが、住民は「故郷を破壊された心の傷はお金では元に戻らない」と語る。

 助手はイスラム教シーア派教徒で比較的、選挙へ期待を抱いている方だ。ファルージャの取材に際しては、「幅広い意見を聞くように」と注文したが、助手は「攻撃に賛成する声を拾うことは不可能だった」と語り、選挙についての「住民の関心はまったくなく、選挙について語る雰囲気さえない」と報告する。

 ファルージャ掃討作戦以降、外国人拉致事件は減っている。一方で北部モスルやバグダッドを中心に警察官を狙った爆破事件などはやまず、治安状況は好転の兆しをみせない。暫定政府もファルージャのあるアンバル県のほかバグダッド、ティクリート、ニネバの中部から北西部にかけての計4県では、選挙の完全実施が難しいことを認めている。

 ファルージャの老人のシャミ氏は「米軍は住民の心に怒りの火を付けた。どれだけ攻撃を防ごうとしても、その怒りがある限り攻撃はやまない」と語る。イラク暫定政府は選挙を予定通り実施する考えだが、ファルージャのようなスンニ派住民には暫定政府への不信感だけが高まっている。選挙が実施できたとしても、それがイラクの安定につながる可能性は低い。

 <ファルージャ制圧作戦>

 米軍は昨年11月13日、ほぼ全市を掌握。暫定政府はこの作戦で、「反政府民兵1600人を殺害」と発表しているが、「約700遺体のうち約550遺体は女性と子ども」(現地の病院関係者)との報告もある。米軍死者は70人。ファルージャの人口は推定約25万人で、これまでに8万5000人が一時帰宅したが、現在、町に残っているのは約8500人とされる。

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