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Re: 彼自身にとって最終的に悔いが残らないような生き方を
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投稿者 ファントムランチ 日時 2005 年 3 月 04 日 22:30:19: oswAM6lqBSCW6

(回答先: Re: Re:マッキンタイヤー記者がその後に語った、ペンタゴンの秘密主義体質(情報封鎖) 投稿者 さすれば 日時 2005 年 3 月 03 日 23:37:00)

さすればさん、レスありがとうございます。
けっこう考えさせられたので、もう少し書いてみます。

レゾーヴォルテールの記事で3日後に航空機だったと話したと書いてあるということは、
何かそのような発言なりリポートなりがあったのでしょう。仰るとおり最もありうるのは、
自分の主張を封じ、ペンタゴンの公式発表をそのまま伝えたというようなかたちでしょう。

あれから約3年半。今ごろになって彼のリポートが改めて注目され始めている中で、
このまま何の弁明もしないでいるならば、彼はジャーナリストとして失格です。
なぜなら彼が発する言葉への信頼性が著しく低下しているわけですからね。
またこの問題の放置は、CNN全体としての政府公報ぶりを露呈しています。
ジャーナリストは見た出来事をありのままに伝え、判断は視聴者に委ねるべきです。
メディアは民主主義体制において権力の監視という役割を担っており、
情報をめぐっては常に政府機関と対峙している関係にあります。
公開したくない機密があるならば、政府がしっかりと情報管理をすべきであり、
漏れた情報を差し止めるため記者を脅迫するならば、民主主義は死んでしまいます。
報道機関が政権の都合で情報を選別して伝えるならば、それは権力の犬です。

さて9.11事件には米政権が釈明すべきあまりにも多くの疑問や謎がありますが、
事件発生後、その一ヶ月もしないうちにアフガニスタン攻撃へとなだれ込み、
戦時体勢だ、軍事機密だというまやかしで情報を規制する流れがつくられました。
逆にそうしたドサクサを見込んで9.11事件は起こされたのかも知れませんね。
マッキンタイヤー氏が重大な謀略の「目撃者」としてぶつかった壁は、
国防省というよりも、むしろCIAやNSAだったという可能性もある。

そんな中でもし自分が「知ってしまった記者」の立場ならどうするだろうかと想像します。
今まで築いてきた地位を擲って、自分や家族の身を危険にさらしてまで信念を貫けるか。
本来なら事実を公表して報道の公正と信義を守るべきですが、容易なことではありません。
発言や行動への責任をとり、あるいは組織の方針についてゆけないと辞任する....
今までそうした清廉を通した人物もいました。間違いなくに立派な行為だと思います。
彼らのつけたケジメが、社会における道義的秩序の沈下をその都度引き上げてきたのだと。

ただそれらの行動がどれだけ寡頭勢力に打撃を与えられたかというと、疑問ではあります。
また辞めた人々はその後、もとの職業的地位を失ったあとどうしているのでしょうか。
なかには外部に出てケジメから出発した言論活動を続けている人たちもいるでしょう。
対照的に完全に舞台から降りてしまい、ひっそりと暮らしている方々も多いでしょう。
最悪の場合「知りすぎた」という理由で、積極的に協力しない限り抹殺されたり....。

巨大な敵を前に孤軍奮闘し、はかなく散っていったあまたの志士たちを思えば(大げさ?)、
一時は汚名に甘んじ、既得の地位に踏みとどまるというのもひとつの選択肢ではあります。
そして人脈や情報源へのアクセスを活用して十分に備え、告発の機を窺う....、
たとえば政権交代時とか、他のグループによる9.11訴訟が山場を迎えたときなど、
大きな効果が期待できるタイミングで行動を起こすという方法も考えられます。
できるかぎり身辺の安全を確保して、周到な準備のもとに育てた「爆弾」を破裂させる....。

9.11事件全体にとって、ペンタゴン航空機突入の謎解明はダムの決壊を意味します。
事件から3年半が経過しようとしていますが、証言は今からでも遅くはありません。
9.11事件で亡くなった人々や、その後の二つの戦争の夥しい犠牲者たち、
そして戦場取材中に殉死したジャーナリストたちも、きっと草葉の陰で見ています。
マッキンタイヤー氏は今やembedded journalistといっても過言ではありません。
ただ9.11当日の映像からは「事前に知っていた」類いの人間ではないことは確かです。
まあ彼の考え方の基本や、置かれている状況は究極のところ私には分かりませんから、
彼自身にとって最終的に悔いが残らないような生き方を選んでほしいと願うばかりです。

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