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「ゼロ・ポイントフィールド」について、「科学」と「擬似科学」について
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投稿者 風のように 日時 2005 年 5 月 25 日 16:05:44: .n/MggpimB.j.

(回答先: Re:元ネタを教えて下さい 投稿者 Mグループ 日時 2005 年 5 月 25 日 10:07:50)

Mグループさん、レスありがとうございます。

“多くの”というのは、誤解を与えたかもしれませんが、少なくはないという意味を強調したかったので用いたものであり、もちろん大多数ではありません。いや寧ろ大多数かもしれませんが、表面上(世間的)は大多数ではありません。

ゼロ・ポイントフィールドについては、量子物理学の世界から新たに出てきた用語であり、量子物理学者のデイヴィット・ボームはその著書『全体性と内蔵秩序』において、内臓秩序という概念でそれを表しております。ゼロ・ポイントフィールドという言葉は、誰が言い出したものかは知りませんが、医療ジャーナリストのリン・マスターガードは、世界各国の最先端科学者たちを取材して書いた著書『フィールド響きあう生命・意識・宇宙』において、量子物理学者が提唱するゼロ・ポイントフィールド(モノとモノの間の空間における微小な振動の海)について、それを提唱する科学者の実名とともにそれを説明しております。


脳の中の記憶はもちろん私も脳内にあるとも脳外にあるともどちらの説も信じているわけではありませんが、ただ脳だけに存在するとした思い込みは、思考をある一定方向へ停止させるだけだとは思っております。また、脳に記憶はあるだろうと言っている脳科学分野の科学者は多いですが(小脳に探しているみたいですが『脳ってすごい』草思社)、記憶をどこに探しても見つからないというのが、今のところの現状ということです。
脳科学の分野においては、特に記憶や意識が脳以外の場所、特にそれが量子物理学者の言う自分の肉体の外側にあるなどとは、とても受け入れることができず、特に異なる分野の科学者どおしの交流も少なく、それらを「擬似科学」や「トンデモ科学」だとして排他的に扱っているのは、よく見受けられます。
結果、いつまでもいつまでも同じ実験を繰り返して違う結果を見出そうとし、例えばリモートビューイングや前世の記憶といった超常的な事象については、それが理論的に実験として得られた成果であってとしても、“偶然”としてただ目を瞑るだけになっているのではないでしょうか。

また「科学」と「擬似科学」においては、その合理性ということでは線引きはできないと思っております。
寧ろ線引きをしたがっているのは、医療界であり、産業界であり、政治であり宗教であるのではないでしょうか。マクロな視点からはわからない量子の世界の発見を認めてしまうことは、自らの存続においては、それは脅威であり、存在自体を否定されてしまうかもしれない恐ろしいものであり、敵であり、排除しなければならない事象であると、そう考えているのではないでしょうか。そうして自分達の都合のいいような方向性の科学のみを正当な科学として維持し続けているのが現状ではないでしょうか。

科学者は「科学」と「擬似科学」のグレーゾーンの現象には、気を使わなければなりません。少しでも「擬似科学」よりの実験結果が得られたとしたら、彼は異端者であり狂言者であるとレッテルを貼られ、今まで気づき上げてきた名声を根こそぎ没収され職を失うこともあるかもしれない。

擬似科学的なことを言っているのは何も量子分野の科学者だけではありません。
精神科医のブライアン・L・ワイスは、その著書『前世療法』によって、人間は自分の前世というものを記憶しているとさえ言っております。生まれてから創造される脳の中になぜ生まれる前の記憶が無限の如く入っているのでしょう。
マイケル・タルボットの著書『ホログラフィック・ユニバース』において、超常現象に関する最近の調査では、匿名を条件に調査に答えた228人の精神科医(大学の学長や医学部長も数多く含む)のうち、58%が、「心霊的現象の理解」は、これからの精神医学をおさめる学生にとって重要なことであると答えており、そして44%が、治療のプロセスでは、心霊的な要素が重要だと考えていることを認めたとあります。
心霊現象に関する真剣なニーズがあるにもかかわらず、科学界がそれを怠っているのは、その分野を扱うことにより馬鹿にされ排他的にされるというリスクを恐れているためなのでしょう。

もちろん私は既存の科学を決して馬鹿にしているわけではなく、原因と結果という合理的探求は、物事を把握し、知る事においては意義のあることだと思っております。しかしその科学を都合のいいように歪曲し、科学と擬似科学の線引きというレッテルを貼り、思い込みと先入観で物事に対処していく図式には、真実の近似値はいつまでたっても得られるものではないと思っているだけです。そしてそれは現在まで脈々と続く「支配―被支配」の関係構造の社会へと自らを拘束してしまう結果へと助長していくものだと私は思っております。

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