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『オプス・デイ』の最終的目標、世界観について
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/336.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 22 日 23:37:25: SO0fHq1bYvRzo

『オプス・デイ』の最終的目標、世界観について


これは下のODA ウォッチャーズさんからのご質問にお答えするものです。

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http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/582.html
(質問) 『オプス・デイ』の最終的目標、世界観について
投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 4 月 21 日 10:24:52:

概要は、間接的に理解できるのですが、できれば、個人的見解で構いませんので、簡単に、コメントして頂けませんか。可能であれば、その理由(背景など)も。

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ただ、本当ならこれは現在私が筆を(キーボードを?)進めている「巨大カルト、バチカン」のシリーズをもう少し進めてから、と思っていました。というのは、私の推論の根拠となるものをこのシリーズで展開しておいてからの方が説明しやすいだろう、と考えたからです。しかし、現在、第3部の『ユダヤ教バチカン支部?』を書き上げるにあたって、余りにも膨大な資料を前にして、ハテどうまとめたものか、と思案に暮れている最中で、少し時間がかかりそうです。

したがってこのシリーズの第3部を出すのが少々遅くなりそうで、また1回や2回の説明では収まりそうにも無く、とりあえずODA ウォッチャーズさんへのご回答だけを先にしておいて、その理由・根拠は「巨大カルト、バチカン」のシリーズの中で明らかにしていこうと考えています。


私はオプス・デイの最終目標はズバリ「世界単一宗教国家の建設」だ、と思っています。非常に単純明快なものだと思います。

「国家」は政治・軍事・警察や経済だけで出来上がるものではありません。そこに必ず「宗教」あるいはそれに相当する「理念」がなければ存在できないもので、たとえば米国など、まず「自由・平等・博愛」といったメーソン的な理念がベースにあり、その上に「独立宣言」と「合衆国憲法」があって、そのうえで各種の宗教・宗派がその理念の範囲内でその理念を打ち固める目的に沿わせた形で存在できる、ある種の宗教的な体系を持った「カルト国家」だと思っています。

その「カルト性」はまさに「空気のようなもの」であって、特別に意識や注目の的にはならないかもしれませんが(米国人ばかりでなくすでに十分にアメリカ化されている日本人にとっては)、欧州という少し異なった「カルト性」を持つ場所から眺めているとやはり一種異様な感じを受けるものです。日本にしても「天皇教」が空気のように日本列島を支配しているのではないでしょうか。


オプス・デイが実現しようとしている宗教は、簡単に言えば「現世的一神教」とでもなるでしょうか。ユダヤ教の感覚に近いのかもしれませんが、少なくとも「天国での救済」を目指したキリスト教の感覚では無いと考えます。(これは現実のユダヤへの接近やオプス・デイ会員らの行動以外に彼らの主張する教義内容からもうかがえます。)

現在、カトリックとユダヤ教の教義上の接近・スリ合わせが進行している(すでにかなりの部分まとまっているのではないか、と思われる)ようで、また同時に各プロテスタントの大宗派とも、ユダヤ教を介在として大きなまとまりを作ろうとしているように見えます。おそらく次のターゲットはイスラム教でしょう。そのためにはイスラム社会の制度的「改革」は不可欠のものになります。

こうして三つの一神教を徐々に束ねていきながら他の宗教、仏教や神道のようなものを包摂していく、それが現実の「対テロ世界戦争」や次の展開(まだよく見えませんが「環境問題」「資源問題」が口実になるかもしれません)、そして経済グローバリゼーションの完成へ向けた動きと同時進行していくのではないか、と思います。

したがって彼らは60〜70年ほど前からローマ・カトリックの内部に招き入れられ、第2バチカン公会議を経てヨハネ・パウロ2世の誕生でバチカンを牛耳り、そこをベースにして世界の宗教の「現世的一神教」による統一を目指している、そのバックには米欧ユダヤ支配層が控えている、と、このような感じを受けます。


私はこの動きをあと数十年かけてじっくりと構えてやるのかな、と思っていましたので、今回のローマ教皇選出も、いったん「リベラル」の側に渡しておいてそれを利用して世界中の宗派や団体をなだめすかして、「次」ですべてを絡め取る、という戦略かな、と考えました。しかし今回のベネディクト16世の誕生を見ますと、おそらくユダヤ(シオニスト)の側がかなり焦っているようで(ひょっとすると米国ネオコンからの力も働いているかもしれません)、比較的短期間に、おそらく20〜30年くらいで決着をつけよう、としているのではないのか、と感じます。彼らの焦りにはホロコーストや9・11、3・11の大嘘が意外に早くばれるかもしれない、という恐れがあるのではないか、と疑っています。

そして彼らはたぶん将来バチカンを解体するでしょう。というか、世界単一宗教に向けて「発展的解消」させる予定でしょう。


もし彼らの動きにストップをかける要素があるとすれば、私は「一神教」に最終的になじまない「アジア的感性」ではないのか、と考えています。だからアジアの分裂は各種の意味で彼らの望むところなのではないか、と思います。

以上のように私が考えている理由・根拠は、とても一つや二つの文章で語ることはできませんので、まず現在続けている「超巨大カルト、バチカン」のシリーズの中で展開していきたいと考えています。またご質問の「世界観」は簡単には「極めて現世的な一神教的世界観」としか言えないのですが、これもこのシリーズの中でできる限りのご説明をしたいと思います。

また同時に、彼らの「現世的一神教」を打破するための理論構築、これがどう言うべきなのか、ちょっと説明に窮するのですが、例えば「多元的、相対的世界観」とでもいうような、イメージで言えば日本の古神道のような、哲学を現実に作り上げていかなければいけない、と考えます。

以上、ご満足のいく答えにはなっていないかも知れませんが、これが私の現段階での見通しと感想です。

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