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鈴木大拙氏←但し、キリスト教神秘主義エマヌエル・スウェーデンボルグ氏と接点
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/397.html
投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 5 月 01 日 01:47:21: ilU7eLmFtsv5I

(回答先: カルトの対極に居る(居た)宗教者 鈴木大拙 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 5 月 01 日 00:32:51)

エマヌエル・スウェーデンボルグ(1688〜1772)

http://plaza.rakuten.co.jp/kokoro24/25001
科学者スウェーデンボルグ

キリスト教神秘主義最大の思想家であり、スウェーデンの最高、最大の学者でもある。ウプサラ大の神学教授の息子としてストックホルムに生まれ、84年の生涯の前半を科学者、後半を神学者として過ごす。

科学者としての才能は豊かで、天文学・機械工学・数学・宇宙論・解剖学・生理学・鉱山学など多方面の分野で先駆的な研究をし、当時としては驚くべき先見性を有した発見の数々がある。本職は鉱物学者でスウェーデン鉱山局に籍を置き30年弱勤務、研究をする。

神学者への転向

52歳ごろから幻視体験をいくどとなく体験するようになり、1745年4月、ロンドンでキリストの幻視を体験する。キリストが現れ、「人々に聖書の霊的内容を啓示するためにあなたを選びました。この主題に関して何を書くべきかを示しましょう」と語った。それ以来彼は霊界の探訪者・神秘主義者へと転身し、一切の世俗的な著作活動を放棄して霊的な研究へと進み、霊界探訪に基づく膨大な量の神学的著作を残す。

神学者への転向は彼の科学者としての名声を曇らせるものであったことは間違いない。転向後の彼を精神的な病にかかったものと見る人もいるが、霊界探訪に基づく膨大な著作には終始科学者としての理性的で冷静な目が貫かれ、緻密な整合性が見られる。カントが「それが霊界についてであるという点を除けば、これ以上理性的な本はないくらいである」と述べたほど、その内容からうかがえる著者の精神は健全そのものである。83歳で、予告通りの日にこの世を去る。

スウェーデンボルグが影響を与えた人々

スウェーデンボルグについてはその巨人的な才能や霊界探訪者としての側面ばかりが強調されがちだが、人物としては愛の人であったことを多くの人は知らない。その神学的な反対者たちでさえ、彼の誠実で勤勉で親切な人柄を攻撃することはできなかったという。

スウェーデンボルグの思想は特に後世の文学者たち(コールリッジ、ブラウニング夫妻、イェイツ、エマーソン、ヘレンケラー、リンカーン、バルザック、ボードレール、ドストエフスキーなど)を中心に大きく影響を及ぼしている。現在スウェーデンボルグ研究の中心地はアメリカであり、1850年設立のスウェーデンボルグ財団(Swedenborg Foundation)という非営利団体(1993年にニューヨークからペンシルベニア州ウェストチェスターに移転)やその他の有力な研究機関がある。ロンドンではスウェーデンボルグ協会(Swedenborg Society)が、ドイツではチューリヒのSwedenborg Verlagが著作を扱っている。

日本では、賀川豊彦や無教会主義の内村鑑三、さらに禅学の大家鈴木大拙がアメリカ留学中にスウェーデンボルグの思想に接し、影響を受けている。日本語訳はアルカナ出版と静思社が扱っている。(『スウェーデンボルグの思想』高橋和夫・講談社現代新書より要約)

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