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アジア・オセアニア株式ファンドの動向 (モーニングスター)
http://www.asyura2.com/0502/hasan39/msg/224.html
投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 27 日 09:31:20: ogcGl0q1DMbpk

(回答先: 今週の見通し:日米の経済指標を睨んだ動き (モーニングスター) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 27 日 09:22:25)

アジア・オセアニア株式ファンドの動向
 
 アジア・オセアニア株式ファンドの動向を、地域、国、セクターの各要因に分けてその推移を見ると同時に、高いパフォーマンスを獲得したファンド、純資金流入が多かったトレンディファンドの特徴について見てみましょう。

1. 地域別

 表Tでモーニングスターが分類した株式ファンド内でパフォーマンスを比較すると、直近3〜5年の中期で最も高いパフォーマンスをあげたほか、直近半年でも9.1%高と、為替(ドル安・ユーロ高)がプラスに寄与した欧州株式ファンドの9.2%高に次ぐ成績をあげました。
 一方、設定額から解約額を引いた純資金流入の推移を見ると、3カ月累計で400億円超の大幅な純流入が続いていましたが、中国特化型ファンドへの資金流入が停滞した04/8-04/10は101億円、04/11-05/1は394億円の純流出と急激に減ったほか、純流入となったファンドも対象51本中で7本に低下(04/5-04/7は55本中21本が純流入)するなど、これまでのような勢いがありません(表V)。また、国際株式型ファンド全体に占める純資産比も04/7末の51.1%から05/1末の40.8%へ低下しました。

表T:地域別株式ファンドの推移(05/1末現在、為替ヘッジなし)
アジア・オセアニア
株式ファンド 欧州株式
ファンド 北米株式
ファンド 国際株式型
ファンド 国内株式型
ファンド
1ヶ月 -0.1% -2.8% -6.0% -2.9% 0.6%
3ヶ月 5.8% 6.0% -0.3% 3.5% 6.3%
6ヶ月 9.1% 9.2% -0.8% 5.4% 1.3%
1年 2.8% 10.5% -2.8% 3.3% 11.6%
3年(年率) 7.2% -4.9% -11.4% -3.4% -0.8%
5年(年率) 0.5% -3.7% -6.9% -3.6% -5.0%

表U:ファンド数、純資産、純資金流入の推移
ファンド数 04/04 04/07 04/10 05/01
国際株式型ファンド 262 260 259 264
 アジア・オセアニア株式ファンド 56 55 53 51
 (比率) 21.4% 21.2% 20.5% 19.3%
純資産(百万円) 03/04 04/07 04/10 05/01
国際株式型ファンド 857,011 886,574 1,024,751 1,410,234
 アジア・オセアニア株式ファンド 408,963 452,967 450,076 575,590
 (比率) 47.7% 51.1% 43.9% 40.8%
純資金流入(百万円) 04/2-04/4 04/5-04/7 04/8-04/10 04/11-05/1
国際株式型ファンド 70,274 41,664 -673 -65,564
 アジア・オセアニア株式ファンド 84,347 44,128 -10,106 -39,401


 ・純資金流入: 設定額−解約額
 ・比率: アジア・オセアニア株式ファンド/ 国際株式型ファンド


2. 国別

 日本を除く東アジア株式市場全体の指標としてよく用いられるMSCI AC Far East Free (ex Japan) の推移を見ると、直近1年では米ドルベースで7.9%高となりました。国別では輸出が堅調で不動産市況も回復傾向にあるシンガポールが13.4%高、GDP成長率が7%前後と高い水準を維持しているマレーシアは11.9%高と大幅に伸びた一方、台湾やIT関連銘柄の多いレッドチップは低調でした。
 ここ数ヶ月の動向を見ると、世界的なドル安の流れや中国人民元の切り上げ観測の高まりを受けて、アジア市場へ資金が流入し全般に堅調だった中、昨年8月に中央銀行が予想外の利下げを行い大幅に反発した韓国はその後も好調を維持し、韓国総合株価指数は9ヶ月ぶりの高値をつけました。その一方、新会計基準導入による影響が懸念された台湾は1月に2.4%下落しました。

表V:主要株式指標の推移(05/1末現在)
韓国
総合 加権
(台湾) ST
(シンガ
ポール) クアラルン
プール総合
(マレーシア) ハンセン
(香港) H株
(香港) レッド
チップ
(香港) タイ
SET MSCI AC
FAR EAST
(米ドルベース) MSCI AC
FAR EAST
(円ベース)
1ヶ月 4.1% -2.4% 1.5% 1.0% -3.6% -0.4% -3.7% 5.1% 0.6% 1.8%
3ヶ月 11.7% 5.1% 5.8% 6.4% 5.1% 4.8% 8.6% 11.7% 12.0% 8.8%
6ヶ月 26.8% 10.6% 10.8% 9.9% 12.1% 8.9% 11.2% 10.2% 21.7% 8.2%
1年 9.9% -6.0% 13.4% 11.9% 3.3% 2.7% -3.3% 0.4% 7.9% 11.4%
3年(年率) 14.7% 0.3% 1.7% 8.0% -5.2% 43.8% -6.8% 28.2% 6.7% 6.9%
5年(年率) -0.2% -9.3% -1.2% -0.1% -2.4% 21.0% -6.1% 8.0% -2.6% -3.7%


・ MSCI AC Far East Free (ex Japan): Morgan Stanley Capital International Inc. が開発した指数、円換算値は当社が計算
・ H株: 香港上場の中国本土企業(道路、電力、鉄鋼など重厚長大型の国有企業が多い)
・ レッドチップ: 中国資本が入っている香港企業(IT関連銘柄が多い)


3. セクター別

 次にセクター別の株価の推移を見ると、直近1年では個人消費の持ち直しなどにより内需関連銘柄(ヘルスケア、公共事業、生活必需品)や、原油高の恩恵を受けたエネルギーが大きく伸びました。
 直近数ヶ月では、業績が好調なヘルスケアや造船関連、韓国や台湾の大手ハイテク関連企業の好決算を受けて情報技術関連が買われました。

表W:セクター別の推移(MSCI AC Far East、米ドルベース、05/1末現在)
エネ
ルギー ヘルス
ケア 一般
消費財・
サービス 基本財・
サービス 金融 公益
事業 情報
技術 生活
必需品 素材 電気通信
サービス MSCI
Far East
(米ベース)
1ヶ月 0.5% 6.7% 2.1% 1.5% -1.2% 0.3% 3.0% 2.6% -0.7% -1.7% 0.6%
3ヶ月 6.6% 20.5% 12.9% 14.9% 9.5% 5.8% 16.4% 10.6% 13.6% 10.8% 12.0%
6ヶ月 15.8% 45.2% 30.0% 27.8% 20.1% 12.3% 22.3% 17.6% 24.7% 16.0% 21.7%
1年 19.6% 36.9% 14.7% 16.9% 7.1% 17.4% -6.9% 17.4% 16.6% 8.6% 7.9%
3年(年率) 48.9% 22.1% 23.9% 2.5% 3.5% 10.2% 6.9% 20.8% 27.1% -8.5% 6.7%
5年(年率) 15.0% 1.3% 4.4% -3.0% -0.2% 3.1% -5.5% 2.4% 2.3% -14.0% -2.6%

http://www.morningstar.co.jp/fund/anl_view/05_1q/0221_1.htm
 
アジア・オセアニア株式ファンドの動向
 
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4. 高パフォーマンスファンド

 モーニングスターが分類したアジア・オセアニア株式ファンド内で、直近1年間において高いパフォーマンスを獲得した上位10ファンドを見ると、上位のフィリピン、インドネシア特化型ファンドを除けば概ね、昨年の夏以降、好調を維持している韓国、輸出が堅調で不動産市況も回復傾向にあるシンガポールをオーバーウェイト、情報技術セクターをアンダーウェイトしたファンドが高パフォーマンスをあげました。
 地域特化型ファンドを除くと直近3カ月では、半導体やハードウエアのウェイトが高い「JF アジア.comオープン」が12.1%高、小型の成長株を中心に組入れる「JF アジア小型成長株オープン」は11.4%高となるなど、中小型のグロース系ファンドが好調でした。

表X:直近1年間の高パフォーマンスファンドTOP 10(05/1末現在)
ファンド名 運用
会社 純資産
(百万円) 3ヶ月 6ヶ月 1年 3年
(年率) リスク
(1年) カテ
ゴリー
オーロラII (フィリピン投資ファンド) 野村 545 12.9 22.1 34.6 5.4 36.4 (F)
オーロラII (インドネシア投資ファンド) 野村 374 18.4 26.8 26.6 29 37.9 (F)
グローバル・ラップ アジア太平洋先進国株式ファンド 日興 699 7.2 15.4 19.9 9 14.3 (F)
アジア製造業ファンド ベアリング 2,365 7.9 9.7 12.5 14.3 15.2 (F)
オーロラファンド (韓国投資ファンド) 野村 889 16.1 26.1 11.6 7.1 18.3 (F)
(ベスト・パーティー) アジア・エクイティ・ファンド 大和 337 6.5 12.2 10.6 7.1 13.3 (F)
シュローダー・セレクト・ファンド [亜細亜成長株ポートフォリオ] シュローダー 1,117 10.8 24.1 10.2 10.7 13.1 (H)
シュローダー・ドラゴン・ファンド シュローダー 1,231 11 24.4 9.8 10.9 13.1 (H)
アセアン4 野村 130 10.4 11.7 9.6 16.3 11.2 (H)
富士 アジアオープン 富士 1,034 8.1 18.1 9.3 3.9 10.7 (H)


 ・モーニングスター分類による「国際株式・アジア・オセアニア」内
 ・リスクは月次騰落率の標準偏差(パフォーマンスのブレを示す)


5. トレンディファンド

 純資金流入(設定額−解約額)の多かった上位10ファンドを見ると、中国特化型ファンドが上位に並んでおり、9本がTOP 10にランクインしています。上位にランクした中国特化型ファンドの殆どは、直近1年で05/1末純資産の半分以上の資金が流入するなど、高い人気を集めています。しかし直近3カ月では、純資金流入となったファンドは51本中、トップの「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」を含む7本(04/5-04/7は55本中21本が純流入)に留まりました。

表Y:直近1年のトレンディファンドTOP 10(単位は百万円、05/1末現在)
ファンド名 会社名 純資産 純資金流入
1年 設定額 解約額 リターン
1年 カテゴリー
チャイナ騰飛(チャイナ・エクイティ) 大和住銀 99,572 45,486 54,729 9,243 -6.3% (F)
HSBC チャイナオープン HSBC 41,185 27,153 39,861 12,708 -4.8% (F)
三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド 三井住友 46,979 25,414 43,628 18,214 1.6% (F)
UFJパートナーズ チャイナオープン UFJパートナーズ 41,380 23,659 36,880 13,221 -4.6% (F)
DIAM 中国関連株オープン 興銀第一ライフ 33,369 14,920 22,830 7,910 -10.0% (F)
野村 中国株ファンドAコース 野村 24,448 13,495 25,091 11,596 -0.9% (H)
野村 中国株ファンドBコース 野村 30,911 12,781 26,060 13,279 -2.7% (F)
チャイナ・ロード 日本 18,193 12,475 27,092 14,617 -8.3% (F)
JF アジア株・アクティブ・オープン JPM・フレミング 22,876 7,152 16,491 9,339 1.0% (F)
SG 中国株ファンド ソシエテ 5,248 4,207 4,809 602 -1.3% (F)


 ・モーニングスター分類による「国際株式・アジア・オセアニア」内


6. アジア・オセアニア株式市場の今後とアジア・オセアニア株式型ファンドの留意点

 ここ数ヶ月の動向を見ると、世界的なドル安の流れや中国人民元の切り上げ観測の高まりを受けて、アジア市場へ資金が流入し全般に堅調だった中、アジア分散型ファンドの多くがベンチマークとしている指数(MSCI AC Far East Free (ex Japan))の30%近くを占める韓国が、中央銀行の利下げの影響を追い風に好調を維持しています。また、韓国や台湾の大手ハイテク関連企業が好決算を発表するなど、情報技術関連銘柄も回復基調にあります。
 ただし当面は、中国政府の金融政策、米国の金利動向、外国人投資家の動向、ハイテク関連企業の業績動向に左右される展開が予想され、ボラティリティも高まるでしょう。そのため、「長期スタンス」と「分散投資」を心がけた方がベターでしょうし、比較的高いリスクを好まない投資家にとっては、中国などの地域特化型ファンドより、パフォーマンスのブレが小さい表Zのようなアジア分散型ファンドの方が無難でしょう。

表Z:アジア分散型ファンド-直近1年間の高パフォーマンスファンド(05/1末現在)
ファンド名 運用
会社 純資産
(百万円) 3ヶ月 6ヶ月 1年 3年
(年率) リスク
(1年) カテ
ゴリー
アジア製造業ファンド ベアリング 2,365 7.9 9.7 12.5 14.3 15.2 (F)
(ベスト・パーティー) アジア・エクイティ・ファンド 大和 337 6.5 12.2 10.6 7.1 13.3 (F)
シュローダー・セレクト・ファンド [亜細亜成長株ポートフォリオ] シュローダー 1,117 10.8 24.1 10.2 10.7 13.1 (H)
富士 アジアオープン 富士 1,034 8.1 18.1 9.3 3.9 10.7 (H)
AIG アジア株式・オープン AIG 795 10.4 15.3 9.1 7.7 16.5 (F)

プラス要因
□ 中国を中心とした高い成長性
□ 海外からの直接投資が増加
□ アセアン加盟国の拡大(地域間貿易の活性化、業界再編の加速)
□ IT関連製品を中心に欧米からの需要が回復
□ 企業収益が改善傾向
□ 個人消費にも明るい兆し
□ 減税や外国人投資家に対する投資規制の緩和
□ 分散効果(国内株式型ファンドとの相関係数は、直近5年で47.2%と他の主要地域に投資する株式ファンドより低い)
 
マイナス要因
□ 政治リスク(北朝鮮問題、政策の急変など)
□ 利益率の低下(人件費の上昇、価格競争の激化)
□ 経済統合メリットの低さ(EUやNAFTAに比べ、地域間貿易など経済統合によるメリットは低い)
□ 米国の金利動向、外国人投資家の動向
□ ドル安や原油価格の上昇
□ 高騰した地価の下落
□ 通貨危機(90年代後半のようなアジア通貨危機)
□ テロへの懸念
□ 新種の疫病の拡大(新型肺炎SARSなど)



  (我部 政晴)

http://www.morningstar.co.jp/fund/anl_view/05_1q/0221_2.htm

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