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“地震空白域”を襲った揺れ「生きた心地せず」 (読売新聞)
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 21 日 00:56:32: ogcGl0q1DMbpk

“地震空白域”を襲った揺れ「生きた心地せず」


手荷物だけを持って避難する玄界島の人たち
 
 “地震空白域”とされてきた九州北部を20日、震度6弱の激しい揺れが襲った。買い物客でにぎわう3連休の繁華街では、割れたガラス片がビルから降り注ぎ、公園に殺到した人々は「生きた心地がしなかった」と声を震わせた。

 「避難の最中も『津波が来るかもしれない』と、怖くてたまらなかった」。最も被害が甚大だった福岡市・玄界島の住民のほとんどは、島外に逃れた。

 人気のなくなった玄界島の港から斜面を見上げると、赤色の土がむき出しになっている。住宅が土台ごと押し流された跡だ。屋根が崩れ落ち、居間がむき出しになった家屋も。どの家も食器棚やたんす、冷蔵庫などが横倒しになり、衣類や食器が散乱している。

 集落の上にある玄界小学校では門柱が傾き、花の鉢がいくつも割れ、破片が飛び散っていた。同校は24日が修了式の予定。宿直員の梅田浩さん(76)は「それまでに少しでも片づけておかなければ。子供たちが、あんなに優しく育てていたのに」と、破片を拾っていた。

 数人の男性が高齢の女性を担架に乗せ、港の方へ急いでいた。女性は「本当にたまがった(驚いた)」と一言。港近くの診療所には、高齢者らがベッドに横たわっていた。 玄界島でけがをした高齢の住民らは、ヘリコプターや船で、福岡市内の複数の病院に運ばれた。

 その1人、久保田広子さん(79)は自宅1階のベッドで横になっていた時、地震に襲われ、ベッドごと壁を突き抜けて屋外に投げ出された。

 「ばあさんがおるぞー」。しばらくして、島民に発見された。壊れた壁とベッドが体の上に覆いかぶさっていた。もともと足腰が弱く、つえがないと歩けない。家の石垣は崩れ、余震のたびに土砂が流れ出す危険な状態だった。

 「レスキュー隊を呼んだから。もう少し頑張れ」。漁業伊藤清幸さん(47)らの呼びかけに、久保田さんは小さくうなずいた。間もなく数人のレスキュー隊員が駆けつけ、周囲の土砂を慎重に取り除いた。約3時間後、久保田さんは無事救出された。

(読売新聞) - 3月21日0時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050320-00000114-yom-soci&kz=soci

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