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「賽の河原」と「お賽銭」と「賽の目」
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投稿者 染川瀝青 日時 2005 年 9 月 18 日 08:33:58: OrTq7AIvkoYi.

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/kuru/FQA/ANSWER37.html


Q どうして、「賽の河原」と「お賽銭」と「賽の目」は、同じ「賽」なのですか?

A ようするに「賽」とは何か、という質問です。
  漢字の成り立ちでいうと、「賽」は、「要塞」の「塞」の字と「貝」を組み合わしたものです。


 「塞の神」といえば「道祖神」のことであるように、中国では「塞」は道路や境界の要所に土神を祀って

守護神とすること、転じてそういった「守り」のことです。これが日本神話になると、伊弉諾尊イザナギノミコト

が伊弉冉尊イザナミノミコトを黄泉ヨミの国に訪ね、逃げ戻った時、追いかけてきた黄泉醜女ヨモツシコメをさえぎり止める

ために投げた杖から成り出た神) 邪霊の侵入を防ぐ神=さえぎる神=障の神(さえのかみ)と、いうことに

なります。


 貨財関係の字にはすべて「貝」のが含まれているように、貝はながらく通貨的な「財」でしたが、その起

源は象徴交換的な、おおざっぱにいえば「呪器」としての機能であり、神との交換=交感関係が先にあった

のです。「お賽銭」は、「神様へ捧げるお金」なのではなく、「お金」の方が逆に「人間の間で取り交わさ

れるお賽銭(のなれのはて)」といった訳です。


 あわせて「賽」の原義は、「塞の神」(土神)への「奉りもの」の意で、はなっから「お賽銭」であった

といえます。史記の封禅書(あの歴史書は百科事典でもあるので、いくつかの事項別の「書」があって、「

封禅」とは、封が泰山の山頂に土壇をつくって天を祭ること、禅が泰山の麓の小丘(梁父山)で地をはらい山

川を祀ること、ですから、中国古代に天子が行なった祭祀のことで、「封禅書」はそれについて簡単に時代

順にまとめたもの)には、「冬、賽して祷祠す」とあり、12月に鬼神をもとめて祭祀をおこなったことが

記載されています。これで「賽社」(農事が終わってのち、酒食をそなえて田の神に感謝する祭)、「賽会

」(多くの人が集まって、儀仗・雑戯などを整えて、神を迎え祭ること)、「賽神」(神にささげるお礼祭

り、報神)、「お賽銭」などの意が推察されます。神仏に銭を参拝してあげる風習は、日本ではこの風習は

16世紀半ばごろからのものと考えられ,鶴岡八幡宮に賽銭箱が置かれたのは天文年間だといいます(それ以

前は、打撒(ウチマキ)(米を紙に包んであげる)というのがありました)。供物としての意味と個人の罪穢(ザイエ)

を祓(ハラ)い清める意味とをもち、銭がけがれを媒介してもっていくのだと解されます。


 さて、賽子(さいころ)は、神との関わり合い、神占の道具であったから、当然偶然に支配されるために

、あのような正確な立方体の形でした(天地四方をかたどり,1が天,6が地,5が東,2が西,4が南,3が北

を表わし,対応する両面の数の和が7になる。)。やがて勝負事につかわれるようになりましたが、本来は神

に関わり、神に問い、神に捧げ奉る祭祀のものでした。転じて勝負事、たとえば「賽馬」「サイバラ」など

が、ここから来てると知れます。


 いちばん難しいのが、「賽の河原」です。某漢和辞典によると、法華経 方便品が出典とあるのだけれど、

見つからない(じつは、仏典には出典はないとのことです)。いったい何で「賽」なのか?
 話はよく知られているとおり、子どもが死後行き,苦を受けると信じられた,冥土の三途(サンズ)の川のほ

とりの河原(賽の河原)。子どもは石を積み塔を作ろうとするが、大鬼がきてこれをこわし、地蔵菩薩が子

どもを救う、というもの。日本版・子供版の「シジフォスの岩」です(シジフォスはギリシャ神話中の人物

で,ゼウスの怒りにふれ,死後,地獄で大石を山上に押し上げる刑に処せられたが,その大石はいつもあと

一息のところでころげ落ちたため,また初めからやり直さねばならなかったという)。どうもこの地蔵菩薩

が登場するところがポイントで、「賽の河原」信仰は、衆生の身代わりになって地獄での苦しみを救い、ま

た子供の姿で現れると考えられた地蔵菩薩(特に辻々に建てられた地蔵様)と、在来の道祖神信仰(前述)

が習合したものだと考えられます。つまり、「賽の河原」の「賽」は、助けにやってくる地蔵=賽の神(道

祖神)から来ているのです。
 「賽日」といえば「やぶいり」のことで、地獄の釜が開く日のことですが(だから地獄の休日)、これだ

と「賽」が「地獄」を意味するような感じですが(「賽の河原」もそう)、これは逆に「賽の河原」信仰の

後にできた考えのようです。
参考:→地蔵系

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