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名張毒ぶどう酒事件 : 奥西勝死刑囚の再審決定 名古屋高裁
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投稿者 月読 日時 2005 年 4 月 05 日 17:35:54: ydTjEPNqYTX5.

名張毒ぶどう酒事件:
奥西勝死刑囚の再審決定 名古屋高裁

奥西勝被告(当時38)=三重県名張市=の1審判決公判は、津地裁1号法廷で開かれ、小川裁判長は「証拠不十分」として”無罪”を言い渡した

再審開始の決定を受け、「ついに勝ち取った」と記者団に語る鈴木泉弁護士(右)=名古屋高裁前で5日午前10時57分、加藤隆寛写す

 三重県名張市で1961年、ぶどう酒に農薬が混入され女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」で死刑が確定した奥西勝死刑囚(79)の第7次再審請求で、名古屋高裁(小出ジュン一裁判長)は5日、再審を開始する決定をした。小出裁判長は「混入毒物は、奥西死刑囚の農薬とは異なる疑いがある」と述べ、捜査段階の自白の信用性に疑問を呈した。死刑確定事件で再審開始決定が出るのは、86年の「島田事件」以来19年ぶり5件目。

 第7次請求では、同高裁が弁護側の鑑定人を証人尋問し、第5次請求以来16年ぶりに事実調べを行った。1審で無罪とされながら2審で逆転死刑判決を受け確定した事件は、死刑確定から33年を経て再審の道が開かれる極めて異例の展開をたどることになった。

 決定で小出裁判長は、弁護側が提出した開栓実験や王冠と混入毒物の鑑定結果を新証拠と認め、従来の証拠と総合評価して検討。弁護側の主張通り、▽他者の毒物混入を否定できない▽証拠の王冠が本物でない疑い▽混入毒物は奥西死刑囚の所有する農薬ではない可能性−−を指摘した。そのうえで「自白には動機、実行などすべての面で不自然、不合理な点が多く、信用性には重大な疑問がある」と判断した。

 弁護側は第7次請求で、ぶどう酒に混入された毒物について、三重県の機関などが事件直後に飲み残しのぶどう酒を分析した結果に疑義を示し、大学教授2人に鑑定を依頼。鑑定は、農薬で見られた一つの成分が飲み残しから検出されなかったことについて、加水分解と説明した県機関の結論を否定し、別メーカー製の同種農薬が犯行に使われた可能性を指摘した。高裁は教授2人の証人尋問を行った。

 このほか弁護側は、奥西死刑囚が自白したぶどう酒瓶の開け方には矛盾があるとして、鑑定結果や精密な複製品による開栓実験結果を証拠提出した。高裁は、王冠の止め具の折れ曲がり方を分析し「王冠を歯で開けた」との自白を覆す鑑定をした大学教授についても証人尋問した。【月足寛樹、北村和巳】

 ◇「まだまだ大変」奥西死刑囚

 奥西死刑囚は接見した弁護士に「父、母は私の無実を信じて亡くなったが、きっと喜んでくれていると思う。これからがまだまだ大変。引き続きよろしくお願いします。生命力をいただいた感じです」と話した。

 ■ついに勝ち取った

 主任弁護人の鈴木泉弁護士の話 ついに(再審開始を)勝ち取ることが出来た。全力を傾けた弁護団と、多くの支援者の方々の力だ。厚く皆様に感謝を伝えたい。

 ◇検察の異議申し立ては3日以内に

 名古屋高裁の最審開始決定に対し、検察側は3日以内に、同高裁に異議を申し立てることができる。異議の申し立てが退けられれば、検察側は5日以内に最高裁に特別抗告できる。最高裁への特別抗告は憲法違反や判例違反がある場合などに限られるが、高裁への異議申し立ては、事実認定の誤りを主張することも可能だ。

 ■誠に遺憾、適切に対処したい

 杉本一重・名古屋高検次席検事の話 再審開始決定がなされたことは誠に遺憾である。決定の内容を十分検討し、上級庁とも協議の上、適切に対処したい。

 ◆名張毒ぶどう酒事件=61年3月、三重県名張市葛尾の公民館で開かれた地区住民の懇親会で、農薬が混入されたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡、12人が中毒症状を起こした。「妻と愛人(ともに死亡)との三角関係を清算しようとした」と自供した奥西勝死刑囚が逮捕、起訴されたが、公判では否認。津地裁は64年12月、自白の信用性を否定して無罪としたが、名古屋高裁は69年9月に破棄して死刑判決。最高裁は72年6月に上告棄却して死刑が確定した。奥西死刑囚は73年から再審請求、5次請求からは日弁連が支援したが、いずれも退けられた。

  ■名張毒ぶどう酒事件の再審請求■

61年3月 事件発生

  4月 奥西勝死刑囚逮捕、起訴

64年12月 津地裁が無罪判決

69年9月 名古屋高裁が死刑判決

72年6月 最高裁が上告棄却、死刑確定

73年4月 奥西死刑囚が第1次再審請求

74年6月 第2次再審請求

76年2月 第3次再審請求

  9月 第4次再審請求

77年5月 第5次再審請求、日弁連人権擁護委が支援

88年12月 名古屋高裁が請求棄却

93年3月 同高裁が異議申し立て棄却

97年1月 最高裁が特別抗告棄却、第6次再審請求

98年10月 名古屋高裁が請求棄却

99年9月 同高裁が異議申し立て棄却

02年4月 最高裁が特別抗告棄却、第7次再審請求

04年12月 名古屋高裁が弁護側の鑑定人を証人尋問、

     16年ぶりの事実調べ

05年2月 弁護団、検察側が意見書提出

05年4月5日 再審開始決定

毎日新聞 2005年4月5日 11時35分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050405k0000e040046000c.html

  

名張事件って、なあに?
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nabari/mokuji.htm

名張毒ぶどう酒事件
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/nabari.htm

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