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陸自経理疑惑を告発 懲戒免の元会計監査隊員 (東京新聞特報)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/519.html
投稿者 天魔降伏 日時 2005 年 2 月 06 日 12:34:59: 8b6UqhBoidy/2

陸自経理疑惑を告発
懲戒免の元会計監査隊員

 予算上の制約からやむなく行った行為のために懲戒免職となった陸上自衛隊の元隊員が、防衛庁に対し処分の取り消しを求めた不服申し立ての中で、陸自内部の不正経理疑惑を告発している。「汚名をすすぎたい」と言う元隊員。その証言をもとに取材すると、警察の報償費や検察の調査活動費の不正流用疑惑と同様に、陸自内の不透明な経理の一端が浮かび上がる。

■裏金調達『これが実態』

 「かつて陸上自衛隊古河駐屯地(茨城県)の修繕工事に絡み、業務隊長が、防衛大学の同期の業者と結託し、契約した仕様書より百八十七万円も安い給湯器を設置させ、見返りに約五十万円のゴルフセットをもらったという疑惑があった。内部監査でも不正が指摘されたが、不問に付された」

 疑惑を指摘するのは、元陸自会計監査隊・東部方面分遣隊の一等陸尉だった加藤好美氏(54)だ。この疑惑は、加藤氏自身が二〇〇〇年に会計監査隊の一員として監査に加わった事案だ。

 「監査のきっかけは、業務隊長がカラ出張で裏金を捻出(ねんしゅつ)したり、業者と結託して見返りを得たりしているという内部告発だった」

■内部監査で『国費損失』

 内部監査では、カラ出張の事実が判明し、給湯器の件でも「国費の損失」を指摘する監査結果が出た。自衛隊内の、いわば警察組織である警務隊もこの事案の捜査を行っている。

 当時、問題の修繕工事に携わった元請け業者の社長(57)は証言する。

 「工事終了後、警務隊員が二回ほど来た。『業務隊長と下請け業者が裏取引をしており、逮捕したいので協力してほしい』というので、下請け業者が『業務隊長とは防大の同期で、迷惑はかけないから』と言っていたことなどを証言した」

 さらに「当時のやり方は計画なしにできるものではなく、同じようなことをほかでもやっていると思わざるを得ない」と話した。陸自関係者は「刑事事件になってもおかしくない事案だった」と指摘する。

 だが、業務隊長は〇一年になって、カラ出張で約六十万円の裏金をつくっていたとして五十日間の停職処分を受けたものの、修繕工事に絡む問題は刑事事件とならず、隊内での処分も行われなかった。「業務隊長はその後、依願退職し退職金ももらった」(加藤氏)

 業務隊長に対する処遇について、防衛庁は「旅費の問題とともに修繕工事に絡む問題も視野に、警務隊が検察の指揮のもと調べた。が、修繕工事に絡む問題では、違法行為が確認されなかった。違法行為がないので、その件については処分はしていない。カラ出張については処分した」と説明する。捜査内容を聞くと、捜査が検察指揮で行われたことに触れ、「警務隊の具体的な捜査内容は答える立場にない」と話す。

 こうした結末に納得がいかないのは加藤氏だ。同氏は古河駐屯地の会計隊長だった一九九九年三月、隊の出入り業者と共謀して架空の購入契約を結び、約五十五万円を着服したとして、〇二年八月になって、当時勤務していた霞ケ浦駐屯地(同県)の警務隊に背任などの疑いで逮捕され、水戸地検に送検されている。

■トナー購入代金も捻出

 加藤氏は自らの“不祥事”をこう釈明する。

 「隊内で、トナーを購入するための予算が少なく、隊員が自腹で購入している時期に、コピー機用トナーの購入依頼を受けたため、業者に依頼して、別の(架空)契約で現金を捻出し、その金をトナーの購入代に充てた」

 実際、トナーは要求部署に納められている。逮捕当時、加藤氏は一貫して「自らの利益を計るためではなかった」と容疑を否認し、刑事上は不起訴(起訴猶予)処分となったが、懲戒免職処分を受けた。

 「法規違反で、処分を受けても仕方ない」と、加藤氏は自らを戒める一方で、こう憤る。

 「自分の利益のために行ったことではない。物品調達には、契約担当官や検査官、物品管理官がかかわっているのに、なぜ自分だけが逮捕されるのか。そして地検の処分は不起訴で、なぜ懲戒免職なのか」

 加藤氏は不起訴処分後の同年十月、防衛庁長官に対し、処分の取り消しなどを求める不服を申し立て、処分の適否を審議する防衛人事審議会でも同様の主張を行った。その審議の中で暴いたのが、冒頭に紹介した隊内の不正疑惑だ。

 加藤氏は、冒頭の事案と自らへの処分を比較し、こう話す。

 「自分が行ったような行為は、隊内では『代替え行為』と呼ばれ、自衛隊の予算上の制約から、年度末や記念行事の前に、しばしば行われていた。『着服』という汚名をすすぎたい。裏金づくりを暴露したのは、自分への処分と比べてほしいのと、陸自内の経理の実態を世に問いたいからだ」

 審議の中で他の疑惑も指摘している。陸自・霞ケ浦駐屯地の警務隊三隊員による四件のカラ出張疑惑だ。

 この疑惑については昨年暮れ、共産党の緒方靖夫参院議員が、国会で取り上げている。これを受けて防衛庁が行った調査では、四件のうち一件について不正が確認された。それは、〇二年三月、同駐屯地の曹長が山口県の航空自衛隊防府分屯地まで出張したようにみせかけ、約五万九千円の旅費を不正に受け取っていたというものだ。

■防衛庁、対応に苦慮?

 ただ、同庁は、「同駐屯地の(別の)隊員の赴任旅費がミスで支給されず、曹長らが同情し、補てんする目的で行った」と釈明している。他三件のカラ出張の指摘については一部の過払いを認めたが、「組織的な裏金づくりとは認められない」と結論づけていた。

 この調査結果に、加藤氏は首をひねる。

 「同庁が認めた一件は出張先が航空自衛隊で、これを認めないと、裏金問題が空自に波及することになるからだろう。会計のミスを補てんするためだったというが、赴任旅費の支払いは何年たっても受け取れる。それに、私が以前から指摘しているのに、なぜ急に調査結果がでてくるのか」

■カラ出張、架空契約 あの手この手

 さらに、加藤氏は、こんな不正も明かす。

 「相馬原駐屯地(群馬県)に勤務していたころ、上司から『雑貨や文房具など消耗品を調達する名目で、ビール券五十万円相当を調達してほしい』という指示を受け、業者と架空の契約を結び、ビール券五十万円相当分を業者からもらったことがある。隊内では、カラ出張や架空調達など、さまざまな形で、裏金づくりが行われていた」

 加藤氏に対する同審議会の処分は、不服申し立てから二年以上たった今も出されていない。

 国会でカラ出張問題を取り上げた緒方議員は、裏金疑惑に関し「規律が求められる自衛隊、まして隊の犯罪を取り締まる警務隊で、こういうことが起きている。防衛庁にとっては頭の痛い問題だろう」とし、加藤氏のケースについて、「同審議会の調査にこれだけ時間がかかるのは異常だ。加藤氏の告発が具体的で、防衛庁が苦慮しているからだろう。一つ一つ疑惑を認めていくと、組織的な裏金づくりに行き着かざるを得ないのではないか」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050206/mng_____tokuho__000.shtml

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