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堀江社長:「ネットでネタ探せる」発信者責任、踏み込まず 「みなさんの考えるジャーナリズムは、今は必要ない」
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/866.html
投稿者 kaname 日時 2005 年 3 月 05 日 08:38:31: 3X28X40b0xN.U

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050305k0000m020153000c.html
ライブドアの堀江貴文社長とのとの主な一問一答は次の通り。

☆既存メディア

 −−インターネットと放送の融合をキーワードに使っているが、既存の放送メディアのメリット、デメリットをどう見ているのか。

 ◆ 今はブランドとリーチ(視聴者・聴取者)があるというだけ。あと5年ぐらいでインターネットもそれを持つようになる。ブランドはもしかすると、あまり変わらないかもしれない。僕は自宅では新聞を取っていない。取る必要もない。携帯とネットのニュースサイトで十分だ。例えば、地震のニュースも、起きたらすぐテレビの速報並みに速い。ニュースを見る意味で言えば、テレビも新聞もいらないところまで来ている。一次的な情報を競争する時代は終わっている。情報の鮮度とかの考え方が変わってきている。新聞ならばデリバリー(配達)されないと分からない記事があったが、今は(ネットで)ニュースになっている。

 −−ジャーナリズムは隠された事実を明らかにし、社会の不正を追及し、いろいろなオピニオンを提供する。堀江さんが考えるビジネスモデルとジャーナリズムはどう一致するのか。

 ◆ みなさんが考えるジャーナリズムは、インターネットがない前提でのお話なんです。インターネットがない時代はもしかしたら必要だったかもしれない。しかし、今は必要ないと私は言い切ってもいいと思う。なぜ必要ないかといえば、興味のあるネタはインターネットで自分で探せるようになっている。(ネットには)いろんな意見がある。いろんなことを考えている人がいて、それを並行して見ることができて、自分の考え方の形成に役立つ。これまでは新聞が報道しないと正しくないとみんな思っていたが、そうじゃなくなってきている。ネット上はみんなが正しいと思った情報はすごく広まる。そうやって世論が形成されていくようになっていく。少しずつ影響が社会に出てきている。ニッポン放送株問題も、あまりにも偏向しすぎている。例えば、産経新聞を見れば分かる。産経新聞が偏向しているのは明らかに分かる。

 −−(「産経を支配するって?」との見出しで堀江社長の発言を批判した)産経新聞の社説(主張)はどこがおかしいのか。

 ◆誰が見ても、客観的に見ておかしい。それを見ておかしいと思わないならば、感覚がまひしている。(メディアは)当事者だから絶対に偏る。

 −−新聞は情報に責任を持ち、それによって読者からの信頼感を得る。信頼感が重要だと思うが。

 ◆ 今のジャーナリズムに問題点があると思っているのはそこなのです。(残虐な)映像を見せたら、子どもたちは嫌な思いをするだろうとか、いろいろ思うわけです。親の気持ちになって「これは見せないでおこう」とするのは、どうなのだろうと思う。出してすごく問題だとなれば、メディアとしての信頼性を失うから失地回復すればいいじゃないですか。要は何でもスクリーニング(取捨選択)してしまうことはいいのか。それがインタラクティブ(双方向)性がない時代、要はインターネットがない時代は、見せてあとは知らんふりすることができたかもしれない。今はまずいことならば、袋だたきに遭ってしまう。もし(残虐な)映像を見せて、反発が多かったら、そこでディスカッションをしてもいい。世論調査をして50%以上が悪いと思うならば素直に謝ればいい。「こんな結果が出ました。申し訳ございませんでした」とはっきり言えばいい。そういう時代になってきているのかな、と僕は思っている。双方向のコミュニケーションができている。メディアのあり方も変わっていかないといけない。途中でスクリーニングをかけたり、バイアスをかけたりすることは必要なのか。それは読者が判断することではないか。今は判断できる時代だと思う。記事をランキングシステムにして、アクセスが多い記事が見出しが大きくなるとか。インターネットはいくらでも記事を出せるのだから。深く読みたければ、いくらでも深く読めばいい。そこから、いろんなところにつながっていく。記者の判断だけで1面トップに載せるのが本当にいいのか。価値判断はユーザーがすべきだと思う。

 −−放送は免許制で、放送法の規制を受ける。インターネットと、放送法で規制される放送はうまく合うのか。

 ◆インターネットに参加しているのは個人。個人がたくさんいる場所は公共。インターネットは公共性がないんですか? あまりにもインターネットが新しいので、あまり使ったことのない人は怖さみたいなものがあるのかも分からないが、みんなが使っているものは公共性がある。

 −−ネットでの正確性の追求はどうするのか。

 ◆(既存メディアも)追求しようとしていても、できていないじゃないか。僕の問題に関しても、かなりの確率でうそ記事がある。やっぱり信用できないなって思います。見出しでバイアスがかかったり。媒介者のメディアがそれをコントロールできるのが問題じゃないか。

 −−堀江さんがメディアを持つ時は、コントロールしないのか。

 ◆ 僕はコントロールしたくない。純粋な媒介者であるべきだと思うんですけど。ありのままの事実をそのまま伝えるのが、いいんじゃないんですか。ただ、理想はそうだが、ガラッと変える必要もない。徐々に変えていけばいい。ドラスティックに、私たちがニッポン放送の経営にかかわったから、いきなり変えよう、なんてわけがない。徐々にディスカッションをしながら変わっていくに決まってるじゃないですか。

 −−買われる側は不安を持っている。

 ◆単なる不安です。私はそういうことは全然思っていないし、我々の会社が買収してきた会社でそういうことをしたことはない。徐々に変わってきている。

 −−ニッポン放送の社員がライブドア傘下入りに反対する声明を出したが。

 ◆リスナーを愛してないなんて、どこからそういう言葉が出てくるのか、よく分からない。言わされてるだけでしょ。

 −−株主の利益についてはどうか。

 ◆ 視聴者が喜んでお金を払ってくれるからスポンサーがお金を払ってくれて、楽しい人生になる。それは当たり前、常識です。ユーザーが喜ばないサービスをしている会社がもうけられるわけがない。汚い手を使ってもうけていたら、社会的に批判を浴びる。そうしたら商売しにくくなる。株主の意見を考えて行動するとシンプルに考えているだけ。株主が喜ぶ、利益を出すためにはどうしたらいいのか考えていくのが経営者の使命だ。

 −−ニッポン放送の子会社のポニーキャニオンの経営については。

 ◆  ネット配信で、みんながお金を払っていいと思われる金額で、ネット配信、携帯配信をしていくことが一つの大きな収益源になる。ネットで視聴者がダウンロードして金を払ってもいいといわれる金額はかなり低い。米国では1ドル切ってるはず。みんな1ドル切ったらダウンロードして買ってもいいやと思ってるわけです。ユーザーのことを第一に考えるべきだ。

 −−ネット配信で利益が上がるのか。

 ◆利益が上がるに決まってる。2000円のCDでも1曲の原価は70円とか80円。売り上げが上がるなら、100円で出したってペイする。今の(1曲)200円、300円っていう価格は明らかに高い。ただ映像はもうちょっと先だと思う。

 −−フジサンケイグループには産経新聞という新聞もあるが。

 ◆産経新聞に関して言及したくない。僕の方は正論を言っていると思うが、今言っても反発を食らうだけだから。裁判所の答弁書か何かに書かれるのは嫌なんですよ。

 −−堀江さんのスタイルは古いものを破壊するイメージがあるが、日本の社会の中で自分の役割や位置をどう見せたいか。

 ◆ どうでもいい。僕の価値なんて、単なる歴史上の一登場人物ですから。歴史は移り変わる。ただの繰り返しですから。歴史はいろんな人たちがかかわっている。僕一人が変えていくべきものではない。ただ、その一ページにいるだけですよ。もっと真理を分かった方がより楽しく楽に生きられますよ、と言っているだけ。おせっかい野郎なんですよ。人間は関係性の中で生きていく動物。周りの人たちがニコニコ楽しい状況の方が自分も楽しいじゃないですか。それは「諸行無常」なんですよ。要は物事は常に流転していて移り変わる。それが真理なんだから、それを理解した方が楽に生きられますよ。ところが、変わりたくないという人たちが結構いる。

 −−ニッポン放送株の過半数取得を目指しているが、見通しは。

 ◆市場が決めることなので分からない。

 −−フジが25%超を取り、ライブドアが50%超を取れなければ、負けることにならないか。

 ◆6月の株主総会でプロキシファイト(株主からの委任状争奪合戦)になるでしょう。そこで我々がニッポン放送の価値を上げられることは主張するし、自信がある。既に議決権ベースでかなり持っているので、何%かの株主が我々に賛成してくれれば、現状(保有比率)でもいいところまでいくのではないか。

 −−フジ側は東京証券取引所の時間外取引の前に事前合意があったのは違法と主張している。

 ◆裁判にかかわることなので、あまり言いたくない。法廷で判断してもらえばいいこと。我々は今まで違法行為をしたつもりはないし、「違法行為をしました」というわけがないじゃないですか。法を守りながらやっている。

 −−リーガル・オピニオン(法的見解)を得ているのか。

 ◆ノンネーム(匿名)で事前に金融庁にも確認している。それは我々もちゃんとやっている。時間外取引で(特定銘柄の)3分の1超を取った事例は他にもこれまでたくさんあると思う。

 −−事前に公表せずにやった例はないのでは。

 ◆事前に公表するかしないかは、ルール上は関係ない。

 −−TOB(株式公開買い付け)の精神上は関係あるのでは。

 ◆TOBの精神が(時間外取引のルールに)規定されているわけじゃない。時間外取引に関してそれは言及されていますか? 法の不備とか不備じゃないとかは、そもそも我々が判断すべきことじゃない。時間外取引について法改正されるということは、今までは順法だったということではないか。
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http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050305k0000m020158000c.html
堀江社長:
「ネットでネタ探せる」発信者責任、踏み込まず

 「(既存メディアの)みなさんの考えるジャーナリズムは、インターネットがない時代には必要だったと思うが、今は必要ない。反発を食うのであまり言いたくないが、言い切ってもいい」

 ライブドアの堀江貴文社長は4日、毎日新聞のインタビューでそう断言した。ネット上には、少年を含めた容疑者の実名など、既存のメディアが報じない情報が多く流れているといい、堀江氏は「ネタはインターネットで探せるようになっており、私は既にそうしている」と話す。

 メディア界では、公権力を監視する機能を担い、社会の不正追及や、隠された情報を明らかにするなど、国民の知る権利に応え、社会に問題を提起することがジャーナリズムの重要な役割だと考えられてきた。

 これに対して、堀江社長は「メディアはあくまで媒介者だ。ありのままの事実をそのまま伝えるのが一番だ。無色透明な媒介者としての位置に立ち返るべきだ」などと語る。それは従来のメディア観とは大きく異なるものだ。

 これまでメディア界では、記事や番組が当事者の人権を侵害しないか、青少年に有害ではないかを問い続け、さまざまな制約の中で事実を報じる努力を重ねている。

 これに対し、情報の送り手と受け手とのコミュニケーションが可能なインターネットでは、「(情報価値の)スクリーニング(取捨選択)は自動的にかかる」とし、ユーザーが判断すべきなのだという。「世論調査して50%以上の人が(流した記事が)悪いというのであれば謝ればいい」とも提案する堀江社長。情報の送り手としての責任には、インタビューではそれ以上踏み込まなかった。

 堀江社長の語るメディア観は、顧客の求めに応じて情報を運ぶ流通業者のように映る。【臺宏士】
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ようするに「拝金ネオリベ型ポピュリズム」ってとこか??

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