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【参考】産経が掘った墓穴【某blogのコメント欄より転載:CLick for Anti War 最新メモ】
http://www.asyura2.com/0502/senkyo9/msg/181.html
投稿者 皮肉屋 日時 2005 年 4 月 11 日 02:35:32: 0dIQZfg1bPDtc

(回答先: 【歴史教科書】 (朝日)→(産経)→(朝日)→本質そらしてはいけない(産経)→「封殺」の意味をご存じか(朝日) 投稿者 月読 日時 2005 年 4 月 10 日 09:43:58)

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050407
「2005-04-07 教科書検定2005イン・ザ・ダーク」の記事へのコメント欄より(以下抜粋)。

# poppo 『4/6のコメント>で、どこに「産経の捏造記事」の事実があると九郎は言いたいわけ?

claw氏ではないが、私から指摘させてもらおう。

(1)
▼扶桑社教科書 流出の検定申請本配布 教授ら内外報道陣に

(@産経新聞)

http://www.sankei.co.jp/news/050312/sha021.htm

>新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆している扶桑社の中学校歴史・公民教科書を批判している高嶋伸欣琉球大教授らが11日、文部科学省が検定中の同社の白表紙本(検定申請本)が流出しているとして東京都内で記者会見し、入手した全文のコピーを「貸与」名目で報道陣に配布した。会見には中国や韓国のメディアも出席しており、内容は両国政府に伝わるとみられる。

>高嶋教授らは「研究者などから見せてほしいという要請があれば応じる」と公表を続ける意思を表明。入手先について「各地の教育委員会に流出しているものを手に入れた」とした。

>現在行われている教科書検定は来春から中学校で使われる教科書に対するもので、歴史と公民はそれぞれ扶桑社など8社が申請。作業は終盤を迎えており、今月下旬以降に結果が発表されるとみられる。

>公表について文科省幹部は「白表紙本が明らかにされたとすれば遺憾だ」と語った。

>扶桑社書籍編集部の話「検定中なのでコメントできない」

>■外圧を促す政治活動

>検定申請された教科書は、教科書調査官や教科用図書検定調査審議会委員に予断を与えないため、どの会社の教科書か分からないように表紙を白くしていることから「白表紙本」と呼ばれている。

>教科用図書検定規則の実施細則が検定結果発表まで白表紙本の公表を関係者に禁じていることも、公正さを守るための措置だ。

>中学校教科書の検定をめぐっては、扶桑社が初めて参入した前回の平成12年度も同社の白表紙本を入手した朝日新聞と毎日新聞が内容を報道。中国と韓国が検定不合格を求める内政干渉を行った。今回も近現代史や拉致事件の記述をめぐり中韓や北朝鮮が白表紙本の内容に注目している。

>入手先を明らかにできない白表紙本の全文コピーを内外のメディアを集めて配るという乱暴な行為は、終盤で外圧導入を狙う検定妨害であり、わが国の教科書検定制度そのものを破壊しようとする危険な政治活動といえる。
(教科書問題取材班)


(2)
▼産経抄05/03/15

http://www.sankei.co.jp/news/column.htm

>検定中の教科書、いわゆる「白表紙本」がまた外部に流出した。「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した扶桑社の中学校歴史・公民教科書である。先週、琉球大学の教授らが記者会見で明らかにしたのだが、これには奇妙なことが多すぎる。

>▼扶桑社側が採択活動のため部外者に渡した、とこれまでも「つくる会」を批判してきた教授は主張する。そう言いつつ自身が、会見に出ていた内外の報道陣に白表紙本のコピーを配っていた。なぜか本紙以外の新聞は、この事実に触れていないが。

>▼この教授はさらに、最新号の『週刊金曜日』に「独占入手!」と銘打って、教科書の内容を報告した。会見と同じ日には韓国メディアが一斉に教科書の内容を報じて、反日キャンペーンを開始している。この符合は何なのか。

>▼扶桑社の教科書をめぐっては、平成十二年度にも同じような騒ぎがあった。白表紙本を入手した朝日新聞と毎日新聞が内容を報道すれば、「つくる会」に敵対する団体が公然とコピーを販売する。それらの動きに呼応するように、中国と韓国が、検定不合格を求めてきた。

>▼今回の流出について教授は、文部科学省に調査と扶桑社の教科書を検定からはずすよう、求めているという。ここまでくると気づくが、なんだか段取りがよすぎやしないか。そもそもこの人は故家永三郎氏に続き、「検定は憲法違反」と訴訟を起こした人物である。

>▼高校の教科書検定で、記述の修正を迫られて執筆を断念、「表現の自由が侵された」というのだ。自分の教科書を合格させない検定は違憲だが、気に入らない教科書は合格させないよう圧力をかける。今回の流出事件と同様、奇妙ではあるが、意図がわかりやすい人であるようだ。


(3)
文科省、扶桑社を3回指導 検定中の教科書流出で
2005年04月06日23時03分

 文部科学省の銭谷真美初等中等教育局長は6日の衆院文科委員会で、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導して編集した扶桑社の中学校の歴史・公民教科書の申請図書(白表紙本)が検定作業中に部外に流出した問題で、扶桑社を3回指導していたことを明らかにした。扶桑社は教員の意見を聞くため白表紙本を貸し出していたという。

 川内博史氏(民主)の質問に答えた。白表紙本については検定の公正さを確保するために、検定の実施細則で「申請者は検定審査が終了するまでは内容が申請者以外に知られないよう適切に管理しなければならない」と定められている。文科省は今後、検定作業の一時停止も含めて再発防止策を徹底する方針だ。

 文科省によると、扶桑社の営業担当者は教員の意見を聞こうと昨年7月下旬以降、1都10県で歴史と公民の白表紙本計43冊を貸し出していた。同省は10月27日に回収を指示するとともに、管理を徹底するよう指導したが、その後も3県で6冊を貸与し、1都9県で19冊を閲覧させたことが判明。今年1月25日に再び指導した。

 3月22日には、京都府と和歌山県で1度ずつ教育委員会関係者に閲覧させたとして3回目の指導を行った。同省によると、同社は事実関係を認めて「担当者の監督が至らなかった」と説明したという。

 扶桑社は朝日新聞の取材に対し、「白表紙本に関しては厳重に管理をしていたが、文科省より指導を受けたのは事実だ。今後適正に対処したい」とのコメントを出した。

http://www.asahi.com/life/update/0406/009.html?t1

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

産経が掘った墓穴

(1)の記事で、白々しく「入手先を明らかにできない白表紙本の全文コピー」なんて書いていながら、その実態は(3)のように、扶桑社自体が「流出」させており、そのため文科省からも3回も指導を受けていたというものだった。
一体、産経新聞はこの白表紙本の件について何を取材したのだろうか?自分のところの系列の扶桑社が何をしていたかも満足に把握していなかったとでも言い訳するつもりなのか?

(1)の記事については、現時点では以下の解釈が考えられる。

1.もしも産経が扶桑社自体が流出させていたことを知らずにこのような記事を書いたとしたら、産経にはまともな取材能力を持った記者がいないか、さもなければ関連企業の動向を把握する能力がないか、あるいはその両方であろう。報道を目的とする会社らしからぬ無能さを露呈したことになり、同社記事・出版物の信憑性に重大な疑問を抱かざるを得なくなる。
余談だが、もし関連企業の動向すら満足に把握できていなかったとしたら、いわゆるフジサンケイグループにニッポン放送が残る方が企業価値が高まる、といったフジテレビや産経新聞の主張は根底から覆ることになろう(なんとなれば、関連企業の業務動向すらまともに把握していないような状態では、グループ・系列を成している意味がないではないか!→相互に業務上密接に関連し、情報も共有しあうことが日本的系列の強みであることは、日本資本主義研究のイロハ)。

2.もしも産経が扶桑社自体が流出させていたことを知っていてこのような記事を書いたとしたら、情報の隠蔽であり、事実を暴露した高嶋伸欣琉球大教授への誹謗中傷じみた内容への意図的な論点ずらしを行ったことになる。また「入手先を明らかにできない白表紙本」の箇所については、少なくとも「流出元」は扶桑社であることを知っていのなら、捏造記事と言っていい(流出元が明らかなら、それを書くべきなのに「空とぼけて」書かないわけだから>本当のことを知っていながら、事実を隠蔽して、それと異なる内容を書くことも「捏造」である)。
そうなると、やはり同社の記事の内容について信憑性に重要な疑問が沸くことを抑えることはできない(今までも、知っててわざと書かなかったことが多くあるのではないか?と)。

1,2いずれの場合にしても、今回の一件で産経新聞およびそのグループ企業である扶桑社の信用はガタ落ちとならざるを得ない。』

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