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虚報体質朝日新聞はニュースウィークを見習え (Irregular Expression)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo9/msg/734.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 5 月 26 日 06:56:15: CP1Vgnax47n1s

コーラン冒とく誤報、匿名情報使用に指針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000303-yom-int&kz=int

 【ニューヨーク=白川義和】米誌ニューズウィークは、イスラム圏での流血の暴動を招いた「コーラン冒とく」記事の撤回を受け、匿名の情報源を記事で使用する際は編集幹部の承認を必要とするなどの新たな指針を設けた。
 リチャード・スミス会長(編集主幹)が、23日発売の最新号の読者向けコラムで明らかにした。
 新指針では、編集長や特定の編集幹部が匿名の情報源の使用を承認する権限を持ち、情報源の名前や地位を取材記者と共有できるようにする。
 また、「消息筋」だけを引用した記事は使わず、別の情報源や関連の証拠を得られるようにし、情報源が匿名である理由を読者が理解できるよう努力するとした。さらに、単一の匿名情報源に頼らざるをえない場合は、記事の対象人物から確認や否定、修正を求めるとしている。
 問題の記事は「キューバのグアンタナモ米軍基地で、取調官がイスラム教徒収容者の供述を得るため、聖典コーランをトイレに流した」というもの。
 スミス氏によると、「信頼できる米政府筋」の情報に基づき、国防総省高官にも事前に記事を見せて確認を求めるなど「多くの適切な手段」を取っていた。高官がコーラン冒とくに何も言及しなかったのを事実関係の肯定と誤解したため、新指針では「暗黙の了解」は、いかなる場合も確認の手段に値しないとした。
 スミス氏は、特定の記事で他のメディアに後れを取ることがあっても、事実確認が必要な限り、記事を保留すると誓った。同誌は16日に問題の記事を撤回したが、最新号によると、これまで2万7000通以上の電子メールが寄せられ、大多数は同誌に批判的なものだったという。
(読売新聞) - 5月23日12時28分更新


A Letter to Our Readers
http://www.msnbc.msn.com/id/7937042/site/newsweek/

May 30 issue (前略)
One of the frustrating aspects of our initial inquiry is that we seem to have taken so many appropriate steps in reporting the Guantanamo story. On the basis of what we know now, I've seen nothing to suggest that our people acted unethically or unprofessionally. Veteran reporter Michael Isikoff relied on a well-placed and historically reliable government source. We sought comment from one military spokesman (he declined) and provided the entire story to a senior Defense Department official, who disputed one assertion (which we changed) and said nothing about the charge of abusing the Qur'an. Had he objected to the allegations, I am confident that we would have at the very least revised the item, but we mistakenly took the official's silence for confirmation.
初期の内部調査において苛立たしい側面の一つは、グアンタナモ米軍基地の記事を報道するにあたり我々は多くの適切な手順を踏んでいたと思われる事だ。我々が今現在知りうる事実に基けば、弊社社員が非倫理的だったりプロ精神に悖るような振る舞いをしていると暗示させられるようなものは見当たらなかった。ベテランリポーターMichael Isikoffは適所に所属していた歴史的にも信頼できる政府情報筋を信頼していた。我々は(却下されたが)一人の軍のスポークスマンからのコメントを求め、国防省上級職員に報道内容の全てを渡した、その上級職員は内容のうち一つの主張に異議を唱え(記事中では変更済み)コーランの冒涜に関する告発については何も述べなかった。もし彼がコーランに関する申し立てに反論したら、最低限でも我々はその個所を変更しただろう。しかし我々は誤まって職員の暗黙の了解と理解してしまった。
It now seems clear that we didn't know enough or do enough before publication, and if our traditional procedures did not prevent the mistake, then it is time to clarify and strengthen a number of our policies.
今となっては、我々は十分に理解していなかった又は出版前に十分に行っていなかったと明白に思える、そしてもし我々の伝統的な手順がこのような間違いを避ける事が出来なかったとしたならば、幾つかの我々の編集方針を浄化し強化するべき時がきた。
In the weeks to come we will be reviewing ways to improve our news-gathering processes overall. But after consultations with Mark Whitaker and Jon Meacham, we are taking the following steps now:
数週間内に我々の取材過程全般を改善する為の方法を検討する予定ですが、(件の記事を書いた)Mark WhitakerとJon Meachamと協議の結果、即日下記の処置をとる事とします。
We will raise the standards for the use of anonymous sources throughout the magazine. Historically, unnamed sources have helped to break or advance stories of great national importance, but overuse can lead to distrust among readers and carelessness among journalists. As always, the burden of proof should lie with the reporters and their editors to show why a promise of anonymity serves the reader. From now on, only the editor or the managing editor, or other top editors they specifically appoint, will have the authority to sign off on the use of an anonymous source.
記事中の匿名情報源の使用について基準を引き上げます。時として無名の情報源は重大な国家的重要事項に関する報道をスクープしたり一歩立ち入った内容にする助けとなっていました。しかし過度の使用は読者間に不信を招き、記者においては軽率さの原因となる可能性があります。今まで通り、匿名の裏付が読者に提供される理由を明らかにする立証責任は記者と編集者にあります。今後は、編集長又は編集者、又は特別に指名された編集主席だけが匿名情報源の使用を許可する権限を持ちます。
We will step up our commitment to help the reader understand the nature of a confidential source's access to information and his or her reasons for demanding anonymity. As they often are now, the name and position of such a source will be shared upon request with a designated top editor. Our goal is to ensure that we have properly assessed, on a confidential basis, the source's credibility and motives before publishing and to make sure that we characterize the source appropriately. The cryptic phrase "sources said" will never again be the sole attribution for a story in NEWSWEEK.
読者の皆さんが、極秘情報源の情報入手方法や匿名情報源がなぜ匿名を要求するかを理解出来るよう努力することに対して一層努力します。現在でもしばしば行われていますが、匿名情報源の氏名やポジションを要求に応じて指定された編集主席と共有します。我々のゴールは、機密を前提に、情報源の信憑性と真意を出版前に正確に評価し、情報源を適切に描く手段を講じる事です。「消息筋に拠ると」という曖昧なフレーズがニュースウィークの記事の唯一の要因には今後決してなりません。
When information provided by a source wishing to remain anonymous is essential to a sensitive story-alleging misconduct or reflecting a highly contentious point of view, for example-we pledge a renewed effort to seek a second independent source or other corroborating evidence. When the pursuit of the public interest requires the use of a single confidential source in such a story, we will attempt to provide the comment and the context to the subject of the story in advance of publication for confirmation, denial or correction. Tacit affirmation, by anyone, no matter how highly placed or apparently knowledgeable, will not qualify as a secondary source.
(例えば不祥事の申し立てや高度の係争中の観点から)匿名であることを希望する情報源から提供された情報が細心の注意を払うべき報道内容において必要不可欠な場合、我々は新たな努力として第二の独立した情報源又はその他の確実な証言を追求する事を誓います。また、そのような報道内容において、公益の追求が単一の極秘情報源の使用を要求するときは、出版前に確認・否認又は修正する為に報道対象へコメントや前後の文脈を提供します。暗黙の了解については、どんなに高い立場や明確に情報に精通している誰であろうとも、第二の情報源として不適格とします。
These guidelines on sourcing are clearly related to the Guantanamo story, but this is also a good time to reaffirm several larger principles that guide us as well. We will remain vigilant about making sure that sensitive issues receive the discussion and reflection they deserve. While there will always be the impulse to get an exclusive story into the magazine quickly, we will continue to value accuracy above all else. We are committed to holding stories for as long as necessary in order to be confident of the facts. If that puts us at a competitive disadvantage on any particular story, so be it. The reward, in accuracy and public trust, is more than worth the price. Finally, when we make a mistake-as institutions and individuals inevitably do-we will confront it, correct it quickly and learn from the experience.
これらの情報源に関するガイドラインは明確にグアンタナモ基地の記事に関連しています、しかしまた同時に我々を導く幾つかのより大きな行動指針を再確認する丁度よい機会でした。トクダネ記事を早く掲載したいという衝動が常に存在しますが、我々は他の何よりも記事の正確性に重きを置くつもりです。そして事実に確信を持つために必要な限り記事を保留するよう心掛けます。もしそれが我々をある特定の記事において競争的に不利な状況に置くとしても、それで構わない。正確性と公衆の信頼において、その見返りは報酬より価値があります。最後に、(機関として個人として避けられないことですが)我々が間違いを犯した場合、間違いときちんと向き合い、素早く訂正し、経験から学びます。
I have had the privilege of being part of NEWSWEEK's proud editorial tradition for nearly 35 years. I can assure you that the talented and honorable people who publish NEWSWEEK today are dedicated to making sure that what appears on every page in the magazine is as fair and accurate as it can possibly be. Based on what we know now, we fell short in our story about Guantanamo Bay. Trust is hard won and easily lost, and to our readers, we pledge to earn their renewed confidence by producing the best possible magazine each and every week.
私がニュースウィークの誇るべき編集者の伝統の一部を担う栄誉を得てからほぼ35年が経ちました。あなた方に、今日ニュースウィークの発行に携わる才能あり誇るべき人々が専心して雑誌の全てのページ上に現われる事が可能な限り公正で正確である事を確実にするよう打ち込んでいるのを約束する事が出来ます。グアンタナモ湾に関する記事において我々は不十分でした。信頼は得がたく失い易い、そして読者の皆様、我々は皆様の新たな信頼を勝ち得ることをここに誓います
Richard M. Smith
Chairman and Editor-in-Chief


ニュースウィークの誤報問題については⇒「Newsweekが朝日新聞から屁理屈指南」ご参照。そのエントリーにも書いたが、朝日新聞が年初に行ったNHKに対する安倍中川両氏の圧力問題捏造記事と構造がよく似ている。

その結論としてニュースウィークは、
− 記事に匿名情報源を使用する際は編集長等任命された特定の編集幹部の許可制にし責任の所在を明確にしたり、
− 必ず別のソースを探すことで「消息筋」だけが唯一の情報源にならないようにして、
− もし匿名情報しかソースが無い時は必ず報道の対象者に事前に内容を伝え確認・否認・修正を行ってもらい
− しかも「暗黙の了解は情報源にならない」という報道指針を決めた。

それによってスクープ合戦で不利になって他社との競争に負けたとしてもそれはしょうがないとまで言って。

こんな報道指針だったら殆どの日本のマスコミは記事が書けないんじゃないか?

ニュースウィークがこれでちゃんと立ち直って読者の信頼を再び得ることが出来るかは今後の努力次第だが少なくとも立ち直るための方針を厳しく定めたことは間違っていない。

一方朝日新聞は、匿名で報じたニュースソースが実名を晒して朝日の記事は事実と反すると断言しても、記事内容を真摯に確認しなおすこともせずに「報道の内容は間違っていなかった」と強弁するのみ。

そして今日もまた「消息筋」「政府関係者」「元閣僚経験者」などの匿名情報源の情報で作り上げた真実かなんだか不明の記事を垂れ流す。こんな似非マスコミに未来を与えてはいけないと思う。


http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000542.html


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