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Re: TEST
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投稿者 朝霧 日時 2005 年 10 月 24 日 07:13:06: jZrI8bwDsPjQ2

(回答先: Re: TEST 投稿者 朝霧 日時 2005 年 10 月 22 日 06:38:41)

AC、ACoA、ACOD(アダルトチルドレン・AC of Alchoholics、AC of Dysfunctional Families)に関連する書籍は一時期読み漁っておりまして、カウンセリングを受けようかと思ったこともあります。
書物を読むだけで、自虐的感覚がかなり改善されたので、カウンセリングは受けませんでした。

親の行動を理解して許す事は出来ましたが、怒りの開放、自己肯定感、他人を信頼する、絶対的幸福感といった感覚が他人にくらべると欠如している思いはずっと変わりませんでした。
ご紹介いただいた本を当時よんでいれば、もっと早く自分の人生を楽しむ余裕が出来たかもしれませんね。
半年ほど前に、ブライアン・ワイス博士の「未来世療法」を読んだおかげで、心の非常に深い部分での癒しが起こりました。それ以降は出会う本すべて、なんらかの示唆を得たり、自己統合への助力となることが続いています。
「至高体験」への憧れはあります。起こるべくして起こるものなのだろうと、期待しながら待っています。
激しい怒りの負のエネルギーを溜め込んだ姉の方が今は心配なので、彼女の心の開放につながりそうな書物を色々紹介していますが、手にとって読む暇も、意力もない場合もあるので、Blogに抜粋を掲載するようにしています。
それらの本を集めるなかで最近気づいたのは、「呼吸」をしていない自分がいるということでした。少々長いですが以下に抜粋します。



からだのスピリチュアリティ
1994年6月20日 初 版第1刷発行
2005年7月20日 新装版第1刷発行
アレクサンダー・ローエン 春秋社
{文中:グレイス=自然な美しさ} 

 子供や動物がしているような自然な呼吸では、体全体が関わっている。これは何も体中が積極的に関与するという意味ではないが、呼吸の波が伝わっていくことで体中が大なり小なり影響を受けるということである。息を吸い込むと、波は腹腔の奥から出て、頭の方へ昇って行く。逆に息を吐くと、波は頭から足へと伝わる。これらの波動は簡単に観察できるが、呼吸のどんな障害についても同様のことが言える。一般によく見られる障害は、へその位置、あるいは骨盤部で波がとどこおっている現象で、そうなると骨盤や腹腔深部が呼吸過程から排除されてしまい、その結果、呼吸が浅くなる。深い呼吸は腹腔下部の動きを引き起こし、息を吸い込むと、風船のようにふくれ、息を吐くとすぼむ。この考え方は混乱を招くように思われるかもしれない。というのは、空気は実際には腹腔に入り込まないからである。ところが深く息を吸い込むと腹腔の奥が広がるため、肺が下向きに、もっと楽にしかも完全に広がることができる。このようにすると、肺を最大限に拡張できるので、呼吸はなめらかでかつ深いものになる。幼い子供はみな、このように呼吸している。
 浅い呼吸では、呼吸運動は胸郭と横隔膜部に限定されている。横隔膜の下降運動が抑えられているために、肺は外に向かって広がらなければならない。堅固な胸郭を広げるには腹腔を広げる以上の力が必要で、体に無理がかかる。ではなぜ、大変な上に、努力の割には酸素の摂取が少ないこんな呼吸法が漫延しているのかという素朴な疑問が湧いても当然であろう。この問いには、呼吸と感情の関係を理解することで答えられる。
 深く呼吸するとは、とりもなおさず深く感じることである。腹腔郭に深く息を扱い込むと、そこが活性化する。つまり深く息をしないことで、私達は腹部と関連したある種の感情を抑制しているのである。そのーつが悲しみである。深い悲しみや苦しみの泣き叫びに腹部が関わっているからだ。このような泣き方を英語では“beHy(腹)cry(泣き)”という。この中には絶望にもつながる深い悲しみが潜んでいることが多い。子供達は人生の早い時期に、腹を引っ込め、緊張させることで、悲しみや傷心といった辛い感情を断ち切るすべを学んでしまう。
・・・どのような方法をとるにせよ、呼吸を深めて骨盤底にまで息が入るのが感じられると、悲しみやセクシュアリティといった抑圧されていた感情が活性化されるという効果がある。これらの感情を受け容れることができれば−特に体の深いところから泣くことができるとー、体全体が光輝くように生気をとりもどす。私は多くの患者でこのことを体験している。
 ・・・・・ 読者の方々は、私が呼吸で胸部を動かした時に叫び声があがったのを覚えているだろう。叫び声はのどに封じ込められていたが、母の敵意による痛みは胸に閉じ込められていたのだ。生き残るために私が抑圧しなければならなかったのは、母の愛を失った悲嘆の痛みであった。それというのも、離乳に抵抗して叫んだり泣いたりすれば、母は私に敵対したからである。そこで胸を動かなくすることにより、痛みを抑えることはできたが、その結果心臓に莫大なストレスをかけてしまった。私は無意識のうちに母に棄てられるという恐怖を抱え生きてきたわけだが、これを解放するには恐怖と対面し、自分の喪失に声をあげて泣くしかなかったのだ。
 ある感情の抑圧そのものが、その感情に対する恐怖を生み出しているという事実は、一般的には認められていない。それはもう見たくもない押人れの中の骸骨になる。長く隠しておけばおくほど、恐怖が強まる。ところがセラピーの中で押人れの扉が開かれ、つまりその感情が呼びさまされると、思っていたほどこわくないことが分かる。一つには私たちはもう無力な子供ではないという理由があげられる。大人になると、子供にはない自我の強さで感情に対処できるようになるのが普通なのだ。ところがこの自我の強さは、抑圧された感情に対処する際に利用できない。
それというのもこれらの感情は無意識の領域に属しているからである。抑圧された感情は、夜になると私達の想像力で恐ろしい姿に拡大される影のようなものである。
 もしあなたに感情を抑える傾向があり、泣くのが難しいとすれば、きっと何らかの呼吸障害があるにちがいない。感情を抑えるとは、とりもなおさず空気を抑え込むことで、胸は恐らくふくらみすぎているはずである。女性は男性に比べて自由に感情を表現するため−少なくとも簡単に泣けるー、呼吸はより自由であり、心臓発作も少なく平均寿命が長い。これは何も女性が感情問題を抱えていないとか、呼吸が完全に自然だということではない。タフで効率がよく、感情のコントロールができているということを重んじる男性の価値観を自分にあてはめている女性も男性と同じように傷つきやすく、ふくらんだ胸になる傾向がある。喫煙者は男女の別なく、特にこの状態にあることが多い。タバコはたいして酸素を体に送り込まなくとも、呼吸しているという感じを抱かせてくれる。酸素が入ると辛い感情が掘り起こされるのかもしれない。
・・・長く息を止めていないか?もしそうならば、十分に息を吐き出せないと同様、感情の表出でも問題があるかもしれない。


これらのことに気づいた上で、ヨーガや瞑想をするのは効果の上で違いがあるのではないでしょうか。

学校図書の司書をしている姉からの相談に答えるため、就学児童の心のケアをするための知識や書籍の検索をインターネット上ですることが時々あります。
保護者や担任教員からは得られない何がしかの援助を図書館にもとめる児童がいるようなので、彼らの心に自由な空間を確保する手伝いが少しでもできればいいなと思います。それは同時に私自身と姉への救済に繋がることなので、子供達の質問に大変感謝している日々です。

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