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アウシュビッツ収容所解放60周年に思う(激高老人のページより)
http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/1271.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2005 年 2 月 09 日 15:16:09: 0iYhrg5rK5QpI

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天木直人・メディア裏読み( 2月 5日 ) もう一つの米国従属―見えざる金融
支配
http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/1183.html
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以下、本文を下記URLのページから抜粋。
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激高老人のページ

http://homepage3.nifty.com/BC/C9_1.htm#71

アウシュビッツ収容所解放60周年に思う

 去る1月27日、アウシュビッツ強制収容所の解放60周年の追悼式が行われた。「どんなことでも起こりうる」。チェーホフのある戯曲の中に確かそういうせりふがあった。アウシュビッツの絶滅用収容所で約110万のユダヤ人が殺された。そのほか障害者や同性愛者も。欧州全体ではナチスにより約600万のユダヤ人が殺された。途方もない殺戮である。こんなことを誰も予想しえなかった。だがそれは起こったのだ。
 このホロコーストの原因は何だったのか。確かに戦争がユダヤ人の犠牲者をふやした面もあるだろう。だがナチスのユダヤ人攻撃は戦争前から始まっていた。欧州にはユダヤ人排斥の長い歴史があった。だがこんなに計画的な大量虐殺が起こったことはなかった。確かに欧州各地からユダヤ人を集めて収容所へ輸送し、ガス室などで殺害するためには、高度の物質的手段とそれを駆使する高度の管理組織が必要である。それらなしにはこれほどの大量虐殺は不可能だっただろう。だからテクノロジーと官僚制が高度に発達した近代文明のみが、綿密な計画を実行に移すことができたとも言える。
 しかしこうした道具的理性の発達により、ホロコーストのすべてを説明することはとてもできないだろう。ホロコーストの起動因としては、ユダヤ人への憎悪という非合理的な動機があったと考えざるをえない。この憎悪がナチスの指導者たちをはじめとしてドイツ人のかなりの部分を動かしていたと思われる。確かにホロコーストに実際に参加した人々は別にユダヤ人を憎んでいたわけではなく、合理的に動いてゆく官僚制の歯車の一部として仕事をしていたにすぎない場合もまれではなかっただろう。しかし歯車を動かしているのは合理的に仕組まれた機械の装置そのものだけではない。この合理的な装置の外にある非合理的な動力もまたこの装置を動かしていたはずだ。ナチスの指導者たちにこの動力が内在していたし、装置の内外のドイツ人たちの中にもこの力が内在していた。そうでなければ、機械の装置の自動運動だけでホロコーストという大仕事をこれほど長期間にわたって確実に遂行することはできなかっただろう。非合理的な動力が合理的な装置に結びついていたのだ。
 ホロコーストに関してのナチスの「成功」は、当時のドイツ人がいだいていた様々の憎悪をユダヤ人という的に収斂させたことにあったと思う。第一次世界大戦以後、経済的困窮や地位の不安定などにより、欲求不満からくる憎悪が様々の対象に向けられていた。ナチスはこれらの憎悪を組織化し、反ユダヤ主義を国民運動に仕上げたのだ。ユダヤ人へのこの憎悪が民族差別から生じていることは確かだが、このユダヤ人がドイツ人にとって弱者であったかどうかはよく分からない。深層心理においては強者であったと思えるふしがある。しかしいちおうユダヤ人は障害者や同性愛者と共に弱者のカテゴリーに組み入れられ、この種族の絶滅が国家の政策となった。ユダヤ人憎悪が優生学と結びつくにいたった時、ナチスの権力はこれまでの一線を越えるところまでいってしまったのである。
 どんな文明も憎悪を発生させるが、我々の文明はとりわけその傾向が強い。しかし憎悪を無くすることはできない。だから問題は憎悪を昇華させる道を求めることにあると思う。それが困難な道だとすれば、少なくとも憎悪を一点に収斂させない方法を求めるべきだろう。確かにナチスのホロコーストの出現は、様々の要因が偶然に重なり合って出現した。そうした偶然はめったにないだろう。しかし憎悪に根ざした小規模の大量虐殺が、アウシュビッツ以後も内戦や戦争の形で絶えず起こっている。増しゆく憎悪のポテンツとその組織化にどう対処すればよいのか。「心理学」的な問題の立て方であると批判する人もいるだろうが、そう批判する人は人間の中の非合理的な力を軽く見過ぎていると拙者は思う。(2005/2/1)

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