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米国の北「リーダーシップ・チェンジ」シナリオ (対外情報調査部)
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 1 月 19 日 09:49:06:ogcGl0q1DMbpk

米国の北「リーダーシップ・チェンジ」シナリオ (対外情報調査部)

http://chorea.hp.infoseek.co.jp/usa/leaderchange.htm

■「ヒドゥン・カード」、米亡命した張承吉(前エジプト大使)、張成沢も有力候補(党中央委組織指導部第1副部長)

 6者会談の薫風が巡った8月、朝鮮半島は、昨年10月以後、珍しく平穏な時間を送った。しかし、静中動であったが。協商を通した北核解決が論議されていた水面下では、正反対の場合に備えた多様なシナリオが検討されていた。その中の1つが金正日体制に代わる新しい統治体制を立てるという「リーダーシップ・チェンジ」。果たして、米国は、北朝鮮の誰を、いかにして新しい指導者に作り上げるのか。

 7月末、ソウル外交街には、妙な噂が出回った。7月24日、米国政府特使資格で訪韓し、28日、青瓦台で盧武鉉大統領と会ったヘンリー・キッシンジャー前米国務長官が北核問題解決のための多様なシナリオを作成・検討し、ホワイトハウスに報告する任務を帯びてきたということだった。キッシンジャー前長官が ユン・ヨングァン外交通商部長長官等、関係者達と別に会った点も、このような噂を更に増幅させた。

 キッシンジャーがブッシュ大統領の親書を携えてきたという話も流れ出してきた。既に相当部分進捗した「金正日政権交替計画」をキッシンジャーが青瓦台側に説明したというのである。これと関連して、韓国政府のある関係者は、「親書はなかった。しかし、多様な北核問題解決方案に関して、個人の身分以上の資格で論議した ことは正しい」と伝えた。

 妙な雰囲気は、ワシントンでも感知された。8月初め、ワシントンを訪問して、政界知人と会ってきたある大学教授は、「共和党寄りの人々が金正日政権交替のため、億ドル単位の非公開予算案を作っていると言った。 どうということもなく話すのを見て驚いた」と伝える。

 春まで見ても、協商という人参が北朝鮮に食い付かれなかった場合、米国が使用する鞭は、「制限攻撃」ということが定説であった。しかし、最近になって、ブッシュ行政府が政権交替により比重を置いているという徴候が感知されている。政府関係者は、「寧辺にあった核施設や廃燃料棒等が既に相当数別の地域に移動したため、爆撃してみても、効果がないと判断したという」と伝えた。今は、「対症療法」ではない「原因治療」に 視線を向けているということ。

 事実、米国が金正日政権交替を準備しているという話は、公然たる秘密に近い。7月16日、米下院は、気球を利用して、北朝鮮にラジオを大量撒布し、ラジオ・フリー・アジア(RFA)の対北放送を1日4時間から24時間に増やす法案を通過させた。同じ日、「ワシントン・ポスト」は、「ブッシュ行政府が数千名から数十万名規模の脱北難民を収容する方案を推進中」という記事を載せた。北朝鮮の高位級関係者を米国に亡命させる計画が稼動しているという消息も 列を成した。これと共に、中朝接境地帯に大規模難民村を建設する計画に対して、中国と米国が合意したという説も流れ出してきた(「脱北難民村」関連記事参考)。

 特に、脱北者村の実行方案が可視化する場合、北朝鮮政権交替は、これ以上、シナリオの次元に留まれなくなる。目を凝らしてみる題目は、中国の 心が揺れているということ。中国の了解の下に難民村が建設されるというのは、中国がこれ以上北朝鮮の肩を持たないと宣言することに等しい。この場合、住民は勿論、指導部構成員も、島のように孤立した金正日体制に対して、もう一度考えさせられるのは明らかである。難民村という「楔」で北朝鮮と中国、金正日委員長と異なる構成員間の間隙を広げるいわゆる「 楔戦略」が飲み込まれるだろう。

■レジーム・チェンジとリーダーシップ・チェンジ

 先ず、用語からから整理していく。俗に英語の「Regime Change」を「政権交替」に転じられるが、これは、誤った翻訳である。Regimeとは、ある国家の政治体制を意味するため、北朝鮮の場合は、社会主義体制から資本主義体制に変わることが「Regime Change」だ。

 代わりに、政権交替は、英語の「Leadership Change」に近い。社会主義体制は、そのままにして、指導部だけ、金正日ではない別の者に交替する方案である。現在、ブッシュ行政が念頭に置いているのは、レジーム・チェンジではないリーダーシップ・チェンジということが定説である。中国が容認できる、社会主義体制を下地に親米よりは親中性向を帯びるが、代わりに核を放棄して、改革・開放に邁進できる新しい人物を探すというシナリオである。

 事実、米国は、第3世界国家のリーダーシップ・チェンジに関しては、豊富な経験を備えている。冷戦時期、CIAが中南米及びアフリカ国家に親米政権を樹立するため工作を行ったのは、広く知られた話である。これは、韓国でも同様である。1953年、李承晩大統領が反共捕虜を釈放し、休戦反対を強行するや、彼を除去した後、UN軍政を実施しようとしていた「エバレディ・プラン」が代表的な事例だ。

 米国がリーダーシップ・チェンジに出るとき、最も先に行うことは、該当国家内部において隠密に同調者を探すことである。「このままいけば、皆死ぬ。国を生かさなければならないのでは」という論理で協力戦線を構築する作業がそれである。指導体制は、権威的だが、それなりに市民社会が健全な国家ならば、反政府組織を支援するだけでも充分だが、北朝鮮のように市民社会が皆無な国ならば、相当な実力者を接触対象にする外ない。

 更に、米国は、中国が「容認できる代案」を作らなければならない。北朝鮮に親米政権が樹立される場合、鴨緑江を間に置いて、米国と対峙しなければならないかも知れない中国がこれを座視する理がないためである。また、リーダーシップ・チェンジが成功するためには、中国の協調が絶対的に重要である。

 そうすれば、中国が納得できる新指導部は、誰なのか。胡錦濤主席を始めとして、現在、中国を率いている4世代指導者は、大部分、理工系出身の実用主義的テクノクラートである。従って、彼らには、比較的合理的 にして、開放的で、それでいて、北朝鮮体制が完全に崩壊するのを防ぐだけの指導力まで備えているパートナーとして最も適合する。軍出身よりは、テクノクラート出身が更に「コード」が合うだろう。

 労働党中央委員会組織指導部第1副部長を担当している張成沢に視線を集中させるのは、彼がこのような条件を普く満足させるほぼ唯一無二の人物であるためである。ソウル外交街で、「北朝鮮の 緩慢な政権交替シナリオ」を取り上げるとき毎に、彼は、常に候補1順位である。7月4日、黄長Y前労働党秘書は、国会討論会において、「金正日体制が倒れる場合、次としては、張成沢が最も有力である」と証言した。

■張成沢、ブルータスになり得るのか

 国家情報院資料によれば、1946年に江原道川内で出生した張成沢は、金日成総合大学を卒業し、1969年、モスクワに留学した。大学で同級生として一緒に勉強していた金日成主席の長女金慶姫(現党中央委軽工業部長)と1972年に結婚した彼は、以後、党中央委 において昇進街道を走り、第8、9、10、11期最高人民会議代議員を歴任している。

 北朝鮮の最高エリート・コースを歩んだ秀才にロイヤル・ファミリーの一員である彼の位相は、実質的な権力序列2位である。党全般を管轄し、北朝鮮の最高統治機構 に席を占めた組織指導部の実質的な部長というのが、北朝鮮専門家の評価である。金正日委員長が象徴的なリーダーとすれば、実務的な責任者は、張成沢ということ。1998年、平壌青年学生祝典を始めとして、主要行事は全て担当して指揮してきた彼は、昨年10月、経済査察団の一員として、ソウルを訪問もした。

 しかし、彼の名前がリーダーシップ・チェンジ・シナリオにしばしば上がるのには、もう1つの理由がある。彼の長兄である張成禹次帥(68)が3軍団長を担当している事実である。平壌から最も近いところにある野戦戦力である3軍団は、1956年8月の宗派事件時、金日成に反旗を翻した延安派がその司令官である チャン・ピョンサンを包摂するために、総力を傾けた位、「家事用」に緊要な部隊である。一方、次兄である張ソンギル(64)も、現役人民軍中将である。

 張成沢の最も大きな弱点は、軍事・公安系統の経歴が全くないという点である。党に徹底して服従しなければならない北朝鮮軍の特性上、現在は、最高指揮官も、張成沢の「顔色」を見る身の上だが、有事の際、彼らが果たして彼の側に立つのかという部分が疑問として残っている。人民軍出身脱北者によれば、張成沢は、兄弟達を始めとした非公式チャンネルを通して、軍関連動向と情報を把握しているものと見られる。

 一方、「張成沢代案論」に懐疑的な専門家は、金正日委員長の義弟で、金日成主席の婿である彼が果たして代案となり得るのかという疑問を提起する。むしろ、金委員長が没落すれば、一緒に没落する可能性が大きいだろう。張成沢と張成禹共に、金委員長から度が過ぎる位、格別な愛情と信任を受けているという点も指摘される。

 しかし、むしろ、そのために簡単に権力を受け渡すことができるという声も説得力があるように見える。「血縁的正統性」を重視する北朝鮮文化の特性上、彼が新しい1人者 に浮かび上がる場合、拒否感がほとんどないためである。特に、妻である金慶姫は、最近公開された人民軍教養資料において、「尊敬するオモニ」と呼ばれる位、住民に 親しい存在である。

 また、非常に親密なものと知られる金正日−金慶姫兄妹の関係が状況に従い変わり得る観測も出てくる。金日成主席死亡直後、権力が速い速度で金正日委員長に集中させることに対して、金慶姫が異議を提起しだしたのが 代表的な事例である。当時、金慶姫は、主席宮に入ってきていた情報が遮断される代わりに、金委員長が管轄していた党中央委の力が急成長することを置いて、「先代首領との断絶が余りに早い」と批判した。この頃、韓国情報機関には、「金委員長の能力に懐疑を 抱いた金主席が復帰を試みて死亡し、これに従い、金慶姫が兄に反旗を翻した」という未確認情報が伝えられもした。

 張成沢代案論が現実化する場合、短期的には、張成禹を始めとした軍が、長期的には、テクノクラートが権力中心に立たされるというのが専門家の予測である。張成沢は、1990年代後半まで李 グァングン貿易相等、40〜50代の改革的テクノクラートを破格的に重用し、実質的な大夫の役割をしている。

 事実、韓国に最も顔なじみのテクノクラートは、1992年、経済代表団団長としてソウルに来た金達鉉前政務院副総理である。1994年、北核危機当時、米国が金正日の代案として検討したという金前副総理は、2001年、地方 で世を去ったことが確認された。1993年、「度が過ぎた改革性向」という理由で失脚し、咸興の工場に左遷された後に生じた火病のためだったと、韓国関係機関は分析している。

■「北朝鮮の李承晩」、張承吉?

 最近、脱北者難民村建設が推進されているという噂が蔓延った以後には、もう1つのリーダーシップ・チェンジ方案が新たに力を得ている。難民村に集まる反金正日人士を中心に亡命政府が樹立され、これを中心に北朝鮮内抵抗運動を触発させ、権力交替を指導するシナリオである。

 米国が難民村建設と国際的な反金正日運動を支援していることを勘案すると、亡命政府の指導部も、米国により選択される可能性が高い。その候補としてしばしば取り上げられる人物が、1997年に家族と一緒に米国に亡命した張承吉前エジプト駐在北朝鮮大使である。

 1948年、平壌で生まれた張承吉は、金日成大アラブ語科を卒業した後、1976年、職業外交官となった。外交部副部長と朝鮮外交協会副会長を経た彼は、1994年、エジプト大使に赴任したが、帰国を控えた時点において、パリ駐在北朝鮮代表部参事官だった兄の張承浩と家族を連れて、亡命の道を選んだ。特に一緒に亡命した夫人の崔ヘオクは、人民俳優出身で、金正日・金慶姫兄妹と非常に近い間だった だけに、彼らの亡命消息は、更に衝撃的だった。

 以後、張承吉と家族は、CIAの厳重な保護の中に、朝鮮半島の公開席上に姿を現さなかった。現在、バージニア州のある小都市の大学に留まっているという噂以外には、全く知られたことがない。

 張前大使が亡命政府の指導者候補に取り上げられるのは、正にこのためである。ある北朝鮮問題専門家は、「既に6年近く米国政府と行動を共にしている張承吉こそ、亡命政府の責任者」とし、「良く管理しているということは、良く目立つ危険はないだろう」と分析した。特に、最高エリート出身の職業外交官だった彼の身分もやはり、国際的な反金正日キャンペーンを主導する亡命政府の役割に ぴったり嵌るということである。

 亡命政府が立てば、韓国にいる知識人階層脱北者達も、相当数がここに身を投じるものと見られる。韓国に来てから20余年が過ぎたある脱北者は、「 私は入るが、命を掛けて戦う欲がある」と語った。彼らを率いるためには、黄長Y前労働党秘書を除外して、脱北人士の中で最も職位が高かった張前大使が適格だと言える。既に高齢である黄前秘書は、亡命政府に参与するとしても、象徴的な人物に 止まる公算が大きい。

 しかし、張前大使が「北朝鮮の李承晩」となるには、いくつかの障害がある。先ず、中国が「親米人士」である彼を好ましくなく感じるという事実である。また、彼が北朝鮮 と仲違いした理由が理念的葛藤よりは、公金流用等に対する処罰が恐ろしかったという点も、限界と指摘される。

 こうしてみると、「張承吉カード」は、「張成沢案」に比して、現実性が多少劣るのが事実である。しかし、「内部交替シナリオ」と「亡命政府シナリオ」が互いに排他的な方案ではない。むしろ、米国の立場では、2案を各々独立的に、同時に推進する方が実現可能性が高い。国境外に先ず作られた亡命政府が内部交替を触発する進行過程も、考えてみることができる。

■元応煕は、何故消えたのか

 このような米国のリーダーシップ・チェンジ・シナリオが公然化しつつ、北朝鮮指導部の不安感も増幅しているものと見られる。最近、北朝鮮当局者と接触したある大学教授は、「バグダッド陥落直後、星条旗を見て、走り出るイラク市民を見て、大きな衝撃を受けたようだった」と伝えた。これに従い、体制安定のための平壌の努力も、一つ二つずつ目に付いている。そのバロメーターが正に8月3日に行われた最高人民会議11期代議員選挙結果である。

 10期代議員687名中、折半が交替した今回の選挙において、最も目に付く部分は、次帥及び大将級軍団長11名が代議員職を喪失したという点。朴基西平壌防御司令官、全在善1軍団長等、前方軍団長4名と金明国108機械化軍団長等、機械化軍団長4名が代議員に含まれていないのは、極めて異例的である。

 関係機関によれば、代わりに、これら部隊の政治委員が代議員に選出された。総政治局の統制を受け、保安及び思想教育を担当する政治委員を、このように司令官の代わりに代議員に送り出したのは、核心野戦部隊に対する思想的統制を核心野戦部隊に対する思想的統制を強化しようという 試みと解釈することができる。また、軍部新進人士達の位相を高めることによって、彼らの不満を宥め、外形的に若い軍隊を作る意思と解釈することもできる。

 もう1つ取り上げなければならないのは、金正日委員長の初期軍部4人衆の1人と呼ばれ、余勢を駆っていた元応煕人民武力部保衛局長が代議員から脱落した部分である。元応煕が血液癌で闘病中だという情報があったというが、最高人民会議代議員は、欠格事由がなく、臥病中だったとしても、死ぬ時まで席を維持するのが慣例だった経緯に、彼の脱落に体制取締と関連した別の理由があるのではないかあと、関心が傾いている。

 これと共に、9月9日、政権創建55周年記念日(9.9節)に北朝鮮が重大宣言を行うだろうという説も提起されている。ロイター通信は、7月23日、東京の外交消息筋を引用して、「重大宣言は、核兵器保有公式宣言となるだろう」と報道したが、韓国政府関係者は、「むしろ、第2建国宣言を通して、画期的な追加経済開放を 闡明するものと見る」と語っている。このため、憲法改正を準備中という情報もあるという。このような措置は、米国の強行態度をじたばたさせ、リーダーシップ・チェンジ推進の名分をなくすためのものという分析である。8月末、9月初めに開かれるものと見られる11期代議員1次大会を見守れば、より具体的な方向が姿を現すものと見られる。

 米国のリーダーシップ・チェンジ推進に対して、韓国政府は、「それほど否定的である必要はない」という立場であると知られた。北朝鮮により合理的な統治体制が 立つことが悪い訳がなく、過去論議されていた制限攻撃シナリオに比べれば、遥かに危険度が低いと見るという展望である。

 しかし、民間専門家の間では、政府のこのような態度に問題を提起する声もある。米中合意の下に、北朝鮮リーダーシップ交替が推進される場合、今後、朝鮮半島状況の変化に韓国が介入する余地が全くなくなるというのが、その核心である。制限攻撃の場合は、米国が韓国政府の同意なく実行するのが難しいが、リーダーシップ・チェンジに対しては、むしろ、第3者である外ないだろう。一言で言って、朝鮮半島の進路と運命に対する韓国側決定権が消える計算である。

■現代の「7大事業」霧散することも

 もう1つのポイントは、リーダーシップ交替過程において、安保上の危機が発生し得る点である。金正日委員長が「悪心を起こして」、戦争を敢行する確立もあるためである。難民村が建設され、中国と北朝鮮の分離が可視化する場合、内部結束を 固めるためにも、対外軍事行動に出得る。果たして、韓国政府がこのような状況に対応できる姿勢を充分に備えたのかという質問が出てくる訳である。

 金正日体制が崩壊する場合、北朝鮮再建過程に投入される資本の相当部分は、韓国が負担しなければならないものと見られる。5月、北朝鮮を訪問していたカット・ウェルドン米下院議員(共和党)は、「北朝鮮経済再建には、毎年概ね30〜50億ドル程度の経済支援が必要だろう」と分析したことがある。また、 韓国なりに北朝鮮経済再建のための計画や突発状況に対する対応プランを作っておかなければ、イラクの場合のように、多国籍エネルギー・建設企業が北朝鮮再建事業を独占することもあり得る。

 このように見れば、北朝鮮のリーダーシップ・チェンジが韓国に必ずしも肯定的なものだけではない。特に、故鄭夢憲会長が対北秘密送金の代価として北朝鮮と結んだ「7大事業独占事業権(南北鉄道・道路連結、通信事業、電力利用、通川飛行場建設、金剛山貯水池水利用、観光名勝地総合開発、臨津江ダム建設等)」も、金正日委員長が失脚すれば、無用の物となる公算が大きい。

 米国がリーダーシップ・チェンジを強行するのか、さもなければ、金正日体制の自主改革誘導に方向を転換するのかは、まだ未知数である。ただ、8月末に予定されている6者会談の結果が重要な分水嶺になるという点には、専門家の意見が一致している。会談が成功的に 締めくくられ、問題解決プロセス(体制保障及び核査察方法の協議等)が始められる場合には、自主改革誘導に向かうだろうが、そうでない場合には、難民村建設発表等、積極的な政権交替実行作業に入っていくものと予想される。8月と9月の間、小さくは、北核問題を解決し、大きくは、朝鮮半島の運命を変え得る ことが待たれている計算である。秋が来ても、朝鮮半島は、依然、熱いようである。

最終更新日:2004/03/19


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