現在地 HOME > 掲示板
> 戦争66 > 568.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争66 > 568.html
★阿修羅♪
|
|
□イード祭と爆弾テロ [イラク情勢ニュース]
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000764;jsessionid=cx64scw2e1
URUKNEWSイラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □
2005年1月23日日曜日 Sunday,23January2005
［飛耳長目録 today'snewslist］
☆バグダッドのモスクで爆弾テロ、両派とも結束を訴える
ワシントン・ポスト １月２２日 英字報道から訳
☆イラク・レジスタンスはイード祭を祝う
イラク・レジスタンス・レポート １月２０日
--------------------------------------------------------
☆★バグダッドの２つのモスクで、暴力に反対して結束
At2BaghdadMosques,UnityAgainstViolence,NotonVote
ワシントン・ポスト １月２２日 ByAnthonyShadid
--------------------------------------------------------
スンニ、シーア両派の礼拝指導者が宣言
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A25607-2005Jan21.html
バグダッド発、１月２１日：
スンニ、シーア両派のモスレムの礼拝指導者は、シーア派モスクで
２１日に起こった爆弾事件を避難した。この爆破事件は、イスラムの
最も重要な祝祭期間に、１５人の市民を殺害した。しかし、この暴力
事件と１月３０日のイラク議会選挙の関係については、聖職者の見
解は異なった。
２１日にイラクで起こった一連の流血事件のなかで、この爆発事件
が最も多くの死者を出した。予測された暴力の高まりのなかで、ゲリ
ラがイラクの治安部隊メンバーを斬首し、バグダッド北部の警察署を
爆破し、外国兵２人を殺した。うち１人は米兵で、もう１人はイタリア
兵だった。
夕暮れが訪れたあと、爆発はイードの祝祭のさなかにある首都を
騒がした。ＡＰ通信によると、爆発物を積んだ救急車がバグダッド南
部ユスフィヤ近くにあるシーア教徒の結婚式場に侵入し、新郎新婦
を含めて、１６人にケガを負わせ、７人を殺した。
モスクおよび結婚式場への攻撃は、イラクで長年抑圧されてきた多
数派であるシーア派教徒を、明確に狙ってのものである。彼らはそ
の人口にふさわしい権力を獲得するものとして、多数の者が選挙を
受け入れてきた。スンニ派教徒のなかの意見が複雑であるなかで、
影響力のあるスンニのグループは選挙ボイコットを呼びかけ、多くの
武装者は投票所、立候補者、投票者への攻撃を警告し、投票を中
断させようとしてきた。
２１日の襲撃は、オサマ・ビン・ラディンの名優だと宣言したヨルダ
ン人のザルカウィが、イラクのシーア派教徒を米軍への協力者として
非難した翌日に発生した。彼はまたインターネットに掲載された７４
分の録音において、シーア派教徒のあいだで最も著名な指導者シス
タニ師を非難した。
その偏狭な暴力への傾斜はバグダッドの多くの者を不安にさせて
きた。バグダッドでは住人は宗派を超えて結婚し居住区も入り組んで
いることを指摘し、で、スンニとシーアの分裂がしばしば誇張されてい
るという。著名なモスクでの金曜礼拝においては、話者は素早く南バ
グダッドのタフ・モスクへの朝の攻撃を非難した。
激しい占領反対の論調で知られるウム・アル・クーラ・モスクにおい
ては、スンニの礼拝指導者マフムード・スマイダイが、「私たちは礼拝
の場所を標的にしたことを非難する」と述べた。「モスクを標的にした
今朝の事件は、国民とその結束を分裂させることを狙った破壊活動
である」と。
尊崇されるシーア派のモスクであるバラサでは、説教師ジャラリディ
ン・サギルが、今回の攻撃は「私たちを動揺させることはできないし、
私たちの意志を曲げることもできない」と宣言した。
サギルは、「スンニ派のわが兄弟は、こうした行為を非難して距離
を置いてきた。なぜならわれわれは何世紀も共に並んで生活してき
たし、この長い歴史のなかで、家族もでき、部族の紐帯もでき、共存
によってうち固められてきた」と話した。
しかし、この攻撃を公然と非難する時間を共有している時にも、１
月３０日の選挙をめぐっては、二つのコミュニティーのあいだに隔た
りがあった。
サギルはシーア派のモスクで、「神の意志はテロリストの意志よりも
強い」ので、今回の攻撃は選挙に参加する決意を強めさせるだけだ
と語った。彼は「彼らが何をしようと、独裁にノーを言う日まで１０日し
かないのだから、結論が変わることはない」と言った。
サギルが話すと、礼拝者が唱和した。「私たちは這（は）ってでも投
票箱にむかうであろう」。
スマイダイはスンニ派のモスクで、暴力事件は選挙をおこなうには
状況があまりに不安定すぎるし、危険すぎることを証明した、と述べ
た。「政府は国内の礼拝所さえ守ることができないのに、どうのように
して選挙をおこなうというのか？ 政府はどのようにして投票者を守
るつもりか？」と彼は問いかけた。
「まず安全な雰囲気が必要だと私たちが主張し、また主張し続ける
理由はこれである。占領者がいない環境がつくられるべきであり、国
民が皆、兄弟として生活する環境がつくられるべきだ。」
（以下、略）
--------------------------------------------------------
☆★イラク・レジスタンスはイード祭を祝う
HowtheIraqiResistancecelebratedEidal-Adha.
イラク・レジスタンス・レポート １月２０日
--------------------------------------------------------
http://www.albasrah.net/moqawama/english/0105/iraqiresistancereport_200105.htm
★イラク・レジスタンスはイード祭を祝う
イラクの１３の州で活動するイスラム・メモの通信員は、イスラム教
の祝祭日であるイードをイラク国民およびレジスタンス戦士とともに
祝った。
ファルージャ、ラマディ、カイムその他の「熱い戦場」が位置するア
ンバル州の通信員は、ファルージャ南部一帯にある民家とビル、市
庁舎に「神は偉大なり」と書かれたイラク国旗を掲げることでこの祝
祭日を記念したと伝えてきた。その地域は依然としてレジスタンスの
掌握下にあり、２００４年１１月８日に包囲攻撃が始まって以後、一度
もアメリカ軍に陥落していない。イラク国旗はラマディ、ヒット、ハディ
ッサ、ラワ、カイムでも誇らしげに翻（ひるがえ）っていた。
モスクの拡声器は祈りを放送し、祝祭が始まったことを伝えた。レ
ジスタンス戦士は市内の住民に、自由に外出して友人と親戚を訪ね
ることができると、家から家に訪問して伝えてまわった。レジスタンス
からの発表はモスクに伝えられ、彼らはこの日、占領軍に対する戦
闘行為を停止するので、市民は戸外に出て、通りを歩き、祝祭日を
楽しむことができる、というものだった。
（他地域の状況は、別便で紹介します： 訳者註）
--------------------------
※ 解説をかねた若干の補足；
今日紹介する二つの記事を読むと、いくつかのことが読みとれる
と思います。選挙に反対することとテロによって妨害することとの違
い、テロリストとレジスタンスの実際の考え方（イード祭に対する）の
違い、住民と苦楽を分かちあうという姿勢の有無などが、理屈でな
く、具体的な事実・方法・考え方によって示されていると考えます。
最近とみに、レジスタンスの占領軍攻撃と「選挙妨害」を口実にした
テロとを同一線上のものとして報道する傾向が、日本国内のメディア
にとどまらず強まっています。十分すぎるほど気をつけましょう。また
シーア派のモスクや聖職者への攻撃が市民をも巻き込んで、イラク
国民のあいだに分断をもたらそうとする危険な方向であることは、記
事に紹介された両派の聖職者たちが指摘している通りです。
-------------------------------------------------------
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □
※ URUKNEWS イラク情勢ニュース（webサイト）
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
※ イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
★リンクを貼っている方は、新しいＵＲＬ（上）に貼り直してください。
-------------------------------------------------------
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。