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Guardianはずいぶんオプス・デイ追求に熱心なようですが、『神話』に乗っては本当の研究と批判はできない
http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/775.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 1 月 29 日 00:08:06:SO0fHq1bYvRzo

(回答先: 【オプス・デイ】独裁者、聖人、そして国務大臣〔Guardian〕 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 1 月 28 日 20:59:53)

Guardianはずいぶんオプス・デイ追求に熱心なようですが、『神話』に乗っては本当の研究と批判はできない


私がオプス・デイに関して昨年の半ば以来主張してきたことは、「オプス・デイ=極右カトリック=フランコおよび中南米独裁政権の支持者=ファシスト」といった見方からでは、この教団に対する本当の批判はできない、という点です。

このThe Guardianの記事にあるラファエル・カルボ・セレル(Rafael Calvo Serer)という人物はオプス・デイの創始者エスクリバーの最も信頼の厚かった幹部の一人で、英国のスペイン研究所所長を務めるなど、オプス・デイきっての論客です。そのカルボ・セレルが体制内でフランコ政権批判の先陣を切っていたことはどの歴史学者も認めるところです。また彼はフランコ政権誕生間もない1943年にフアン・カルロス1世の父親ドン・フアンに会ってスペイン旺盛復活を画策した中心人物です。(この点につきましては私の先日の投稿でも触れました。)

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http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/651.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 1 月 26 日 22:53:36
ネオファイトさん:貴重資料、感謝!:オプス・デイの秘密の実態:極右反動の瘴気〔Guardian〕
http://www.asyura2.com/0502/war66/msg/711.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 1 月 27 日 18:52:46
感謝。徹底したエリートに対するリクルートが彼らの特徴。
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オプス・デイがかつて非常に秘教的な勧誘方法をとっていたことも事実の一面だと思います。The Guardianの記事にもあった「内部規定」の他に、大勢の脱会者からの証言もあります。ただ恐らく現在はもっとスマートでソフィスティケートされた洗脳の方法をとっていると思います。

ここに面白い記事があります。

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【引用開始】
http://www.kohara.ac/church/news/index.htm
世界キリスト教情報 2005/01/17号

◎成熟して自己防衛意識薄まる、と『オプス・デイ』報道担当

【CJC=東京】ローマ・カトリック教会内で最も保守的な宣教修道組織として知られる『オプス・デイ』は1928年、スペインのマドリッドで創立以来、世界各地に会員約10万人を擁するまでになっているが、伝統重視、原理主義的な側面を持ち、「秘密結社」の一種だとまで言われてきた。しかし最近は組織成熟の現れか、教皇ヨハネ・パウロ二世の強力な支持もあり、自己防衛的姿勢が薄れ、ジャーナリストや一般社会とも接触するようになっている。
 『オプス・デイ』はカトリック教会では信徒運動ではなく「属人区」とされているが、教会内に出現してきた様々な信徒運動団体と類似した所がある。
 ローマ駐在の『オプス・デイ』の報道担当マルコ・カロッギオ氏は「教会内に多様性が増しており、『オプス・デイ』への対応も平静になり、疑念も薄れた。私たちの特別な地位へ執着していたことが横柄に見えたように思える」と、04年11月に語った、と米カトリック系CNS通信は報じている。

【引用終わり】
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「成熟して自己防衛意識薄まる」というのは、欧州支配者層の中でゆるぎない実力と地位を手に入れた余裕でしょう。

オプス・デイには常に「怪しげな新興宗教」「カトリック内の極右勢力」「ファシズムとつながる危険分子」というようなイメージが付きまといがちです。(私も1昨年からの「イベリア半島百鬼昼行図」のシリーズではそのような視点に付きまとわれていました。しかし私がこの認識を変えざるを得なかったのは、先ほどのカルボ・セレルにしてもそうなのですが、1970年代後半のフランコ死後に起こった急速な「民主化」の功労者であるフアン・カルロス国王とアドルフォ・スアレスが共にオプス・デイの重要な関係者であったことを知ったからなのです。(詳しくは雑誌『真相の深層』誌に連載しています。)

フランコ独裁が過酷で今もなおスペイン人の心に大きく傷を残しているだけに、そのフランコ政権を実質支えたオプス・デイについては常に「極右反動」「ファシスト」「中世的秘密教団」という『神話』がまとわりつきます。これは中南米でもそうで、特にあのピノチェット政権誕生からその維持までCIAと共にオプス・デイの果たした役割は巨大で、アジェンデ政権の喪失とピノチェットによる数万人の虐殺のトラウマを抱える人ほど、この『オプス・デイ神話』にこだわりがちになります。

しかし先日も申しましたが、あえてこの教団に関する『神話』を捨て去らない限り、本当の研究と批判はできないと、私は考えます。The Guardianのような影響力のある報道機関が早くこの点に気付いてくれればよいが、と思っています。そうしないと、英国はあと50年以内に易々とカトリック勢力の意のままになる国になるでしょう。

日本人に対しては私がその先鞭をつけているわけですが、フランコ、ピノチェット、ビデラといった反共軍事独裁政権を支えた極右反動カルト=オプス・デイ、という固定観念から一歩脱却して、現代欧州史の全体からこのカトリック運動を冷静に見つめなおして行かなければならない、と考えています。

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