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「雨あられ(3,4百発)の銃弾」 「あれはチェックポイントではなかった」 (コリエレ・デラ・セーラ)
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/1070.html
投稿者 kamenoko 日時 2005 年 3 月 06 日 02:07:19: pabqsWuV.mDlg

(回答先: 【速報】米軍誤射で解放女性記者死亡 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 05 日 06:52:34)

コリエレ・デラ・セーラ紙から記事を2つと地図を転載・翻訳します。

・・・・
「雨あられの銃弾が・・」

ピエル・スコラーニ
「米軍はジュリアーナを生きて返したくなかった」
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2005/03_Marzo/05/raccontosgrena.shtml

イタリア情報局
「ありえない仮想」

ローマ
「気をつけるんだ。彼らはあなたを殺したがっている」。ジュリアーナの拘束犯が
開放現場で言ったそうだ。ジュリアーナ・ズグレーナの友人が、ジャーナリスト
(ジュリアーナ)のことばを伝えた。「ジュリアーナはこのような情報を得て
いた。米軍は彼女を生きたまま返したくなかったと」
「米軍はまた、救助隊の到着を数分間遅らせ、車に誰も近づかないようにした」。

情報局 「ありえない仮想」
ジュリアーナ・ズグレーナの友人による仮定は、イタリア情報局の耳にも届いた。
「米軍がジュリアーナを生かしておきたくなかったとの仮想は、候補から外す
べきもの。我々の協力関係にもたらすリスクを考えれば、Sismi情報局員
殺害もしなかったはずだ」スコラーリの仮定が事実なら、治安を司る任務にある
者たちの間になんらかの兆候があるはずで、「アメリカが自国のエージェントを
送って消し、イラク人の責任にする方がはるかに容易である。もしくはイラク人
を金銭で雇って汚い仕事をさせる方が、友軍攻撃で殺害するよりも容易であり、
しかも目的は十分に果たせなかった」

雨あられの銃撃
「無念です、無念です、なんということ!即死でした。わたしの腕の中で」
ジュリアーナがチェリオの陸軍病院で、殺害されたエージェントの妻ローザ・
マリア・カリパリに語ったことば。あの恐ろしい時間を語るジュリアーナの
証言は続く。「ニコラと話している途中に、雨あられのような銃撃がわたし
たちの乗っていた車を襲ってきました。それから全員の携帯電話が止められ、
救急隊の到着がかなり遅れました。わたしたちに起きたことは、まったく
わけがわかりません」

「米軍のチェックポイントは既に何箇所も通過していました」
バグダッドからの飛行機に同乗したピエル・スコラーリは、悲劇の銃撃を
こう締めくくる。「彼らは空港から700mの地点にいた。米軍のコントロールは
すでに何度も通過していたのです。すべての地点で報告もしていた。そして
あのカーブを超えてから照明が、そして雨あられの銃弾が襲い掛かった。
現場で3百から4百の薬きょう(?原文colpi)が見つかったそうだ。ジュリアーナ
におおいかぶさったカリパリが亡くなり、彼女は助かった」これはパラッツォ・
キージ(首相官邸)への電話でスコラーリが明らかにしたこと。「わたしたちは
携帯電話で繋がっていました。それから間もなく米軍が接続を切ったようで、
話せなくなりました」

・・・・

添付地図の説明

1 誘拐現場 
2月4日 13:30。大学隣接のモスクの外で誘拐される。
モスクはファルージャからの避難民で満杯状態。

2 ビデオ
2月16日、パレスチナホテル内のニュースエージェント事務所宛てに、
ジュリアーナのビデオが届けられた。本人もここを宿舎にしていた。

3 開放と交戦
3月4日。20時過ぎ。ジュリアーナ、イタリア007(情報局員)に送り届けられた。
22:55 空港に向かう道路上で、米軍装甲車からの攻撃を受ける。

4 軍病院
運転者ニコラ・カリパリ死亡。ひとりが肺に銃弾を受けて重症、もうひとりは脚に、
ジュリアーナは肩に銃創。

・・・・

「撃ってきたのは(単独でいた)パトロール隊だ」
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2005/03_Marzo/05/interrogatorio.shtml

ジャーナリストとともに負傷したエージェントの審問が終了した。
「誘拐犯の中には女性もいた」

「あれはチェックポイントではない。照明を当ててから撃ってきたのは
ただのブロックの背後からだ。銃弾が飛んできた方向はわからないが、その
前の瞬間にブロックを超えた。我々の車は断じてスピードを出していないし、
撃たれる理由など全くなかった」
ジュリアーナ・ズグレーナと、負傷したSism情報局員がフランコ・イオンタ、
ピエトロ・サヴィオッティにその時の模様を語った。

中略

カステッリ法相、ジュリアーナ・ズグレーナとSismi情報局員が乗っていた車を
銃撃した米軍パトロール隊の名前を明かすことを求める司法共助依頼文書に署名。
ローマ検察庁は、殺人罪と計画殺人罪の仮説を立てた。フランコ・イオンタは、
ジュリアーナ・ズグレーナとSismi局員を負傷させ、ニコラ・カリパリを殺害した
米兵の名前の他に、米軍の勤務状態の情報も求めている。司法共助依頼は、
法務省からアメリカ大使館を経由してアメリカ法務局に伝えられた。
・・・・

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