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ついでに、『(5)「メイン号事件」についての、日本におけるさまざまな反応の実例』
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/532.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 19 日 23:48:48: SO0fHq1bYvRzo

(回答先: 再掲:「スペインは米国の謀略テロ被害者第1号だった」から(3)私は「歴史的事実」をどう見るのか? 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 2 月 19 日 23:27:33)

ついでに、『(5)「メイン号事件」についての、日本におけるさまざまな反応の実例』


これは上と同じく『スペインは米国の謀略テロ被害者第1号だった:メイン号事件から9.11へ(超長文です)』からです。


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http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/286.html

【引用開始:前略】

(5)「メイン号事件」についての、日本におけるさまざまな反応の実例

●最後に、この「メイン号事件」に関連する日本人のいくつかの反応例を挙げておこう。例えば次のページに行っていただきたい。
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http://www.infogogo.com/米西戦争.html
info gogo『米西戦争』
(もし上のUrlから入れなければ、下のgoogle検索の「戦争一覧infogogo.com」から入って「米西戦争」をクリックしてください。)
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&q=infogogo+%E7%B1%B3%E8%A5%BF%E6%88%A6%E4%BA%89+&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
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「歴史的事実」はそれを語る人間の真実を映し出す鏡である。この情報を作った人(個人だかグループだかは知らないが)は典型的な「日本的知識人」とみえて、大樹の陰に群れ集う『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』ぶりを大いに発揮してくれている。

それは例えば、『マッキンレー大統領は開戦に同意せず世論に対して長い間持ちこたえた。しかし、メイン号の爆発は、戦争への世論を非常に強力に形成した。』という部分に涙ぐましいほどに現れている。一方で同じ著者が『海軍は開戦の一年以上前にフィリピンでスペイン軍を攻撃するための計画を作成していた。・・・』等、アメリカがいかにスペインからの植民地強奪を熱望していたのか、を書いているわけだ。自分の言っていることの筋道くらい通したらどうなのか。マッキンレーの意図がどうであるのか、は明々白々であるにも関わらず、「世論に抗しがたくやむなく開戦の決意をした平和の大好きなマッキンレー大統領」を実に麗しく描いてくれているわけだ。

さらに『4月20日に戦争の宣言をさかのぼらせ』そして『5月1日のマニラ湾の戦い』と書かれているわけだが、まさか、大規模な戦闘の準備と遠隔地への派兵、実行が10日かそこらでできるとでも思っているわけでもないだろうに。どうして先にフィリピンなのか、何も説明されていない。まあ、どのみちできっこないだろうが。やったら自分が言っていることのボロが一目瞭然に出てきてしまうから、ここは口をぬぐって知らん顔を決め込んでいる。

また『したがって、マッキンレー大統領は4月11日に内戦の終了を目的としてキューバへアメリカ軍を送る権限を求めるために、議会にメッセージを送った。』とあるが、「内戦の終了」が一体何を意味するか、単に頭が悪くて理解できないのか。分かってひた隠しにするのなら、これほど悪質な言論詐欺は無いだろう。

このような輩であるからして、必然的にメイン号の爆発・沈没に関してどう言うかは、もはや見るまでもあるまい。『大部分は、燃料の石炭の偶然の爆発が適当な理由と考えており、コンピューター・シミュレーションによってこれを確認している』そうな。多数決(群れたがるメダカ)と権威(寄らば大樹の陰)と横文字(それも何となく理科系的な)に弱い『文科系田吾作受験優等生』ぶりを存分に発揮している。(まあ、これは9.11でもホロコーストでもおなじみのものではあるがネ。)米海軍の資料でさえここまでは言っていない。この手合いの『痴職人』こそが、ジャーナリズムの扇動に簡単に乗せられてしまう「薄ら馬鹿」を拡大再生産させるのだ。

さらに戦争の数年前からその「イエロージャーナリズム」に多くの情報を提供して反スペインの論調を盛り立てた黒幕の、存在の可能性についてすら触れない。「偶然史観主義者」が、いかに世間の人間を愚かな上にも愚かにするために派遣されてきたのか、が非常によく分かる。このような輩は自らが現代の「イエロージャーナリズム」となって世論誘導の道具になっていることを自覚しているのだろうか。

そしてその上で、『ほとんどすべては、スペインが戦争の刺激に興味を持たなかったことに同意する』ときたもんだ。この戦争の「被害者」であるスペインに対して「物分かりの良いところ」をチラつかせているわけで、スケベ根性だけは有り余っているようだ。まさに『恥色人』であろう。

この手合いの『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』が、例えば9.11に関してどんなことを言い出すか、もはや説明の必要もあるまい。「右」も「左」も関係ない。どっちも『痴職人』なのだ。

●続いてもう一つの典型を見てみよう。これは9.11のすぐ後に書かれたもののようだ。
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http://www.edagawakoichi.com/express/e-amerikanosensowa.html
枝川公一:ウエーヴ・ザ・フラッグ『アメリカの戦争はこうして始まった』
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「歴史的事実」はそれを語る人物を映し出す鏡である。この著者の『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』ぶりは、前のページのものより一段とすばらしい。9.11の直後にこれと、メイン号事件、ルシタニア号事件、パールハーバー、トンキン湾事件を次々と取り上げながら、一つ一つの出来事から『最大当事者の意図』だけを「意図的に」きれいさっぱりとそぎ落とし、結論として何を抜かすのか。

『これらの「戦いのはじまり方」を一覧すると、仕掛けられたか偶発事だったかはともかくとして、ドラマティックなイヴェントが、地球上で自らの地歩を固めていく、アメリカの戦争の引き金にたびたびなってきたことだけは確認できる。』だそうな。ここまでくればご立派である。『痴職人』というよりは『痴呆人』と言った方が似合っている。何十万人、何千万人の人命が犠牲になる戦争を、『仕掛けられたか偶発事だったかはともかくとして』などと涼しい顔をして言うことのできる冷酷な感性は、あの強姦魔の日本国首相と一脈通じるところがあるだろう。

一つ一つ見ていってみよう。まず「メイン号事件」である。『当時のキューバはスペインの統治下にあったが、これに抵抗するキューバ人の反乱が起こっていた。アメリカ国内では、同情が高まり、なんらかの手を打つべきだという声が上がっていた。』だと。受験参考書の方がはるかにまともだ。たまたま手元にある「チャート式シリーズ世界史B」には『甘蔗栽培のために大量の資本をキューバに投資していたアメリカは、キューバの独立軍を援助してスペインと開戦した。』と書いてある。要するに高校生の頭脳も無い著者の知能レベルが恥ずかしげもなくむき出しになっているのだ。

『しかも、外部からの機雷による爆破だと、アメリカ海軍の調査委員会が発表し、』これは明らかに間違い。不勉強の見本。そして1976年に石炭自然発火説を主張したハーマン・リッコーヴァに関しては『この人物は、カーター大統領が海軍士官時代にもっとも尊敬し影響を受けた軍人である』と田吾作ぶりを遺憾なく発揮している。偉い米国大統領様が尊敬するのだからきっと偉い人に違いない、こんな偉い人の言うことなら間違いはあるまい、と言いたいわけだろう。へたに文章など書かずに隠居部屋で猫と遊びながらお茶でもすすっていた方が貴方には似合っている。

「ルシタニア号事件」の記述はもっと傑作である。『ほとんどの人が、こうした事情に注意を払わなかった。だから警告に応じて他の船に乗り換えた人もいなかった。公海上で旅客を乗せた船が爆沈させられるなど、当時の常識ではまったく考えられなかったのである。』らしい。ところでその「ほとんどの人」には政府関係者、情報機関、軍関係者も含まれていらっしゃるのかな? 『この客船には、銃弾などの戦時禁制品が大量に積まれていた。』と御自分で書いていらっしゃるのだが、まさかまさか、これらの人々がこの船の出港を知らなかったわけでもあるまいに! さらにウイルソンの「平和主義者」ぶりに熱烈な賛辞を贈っているところなど、ほほえましい限りであろう。

パールハーバーに関しても、トンキン湾事件についても、この著者は『こうして、ローズヴェルトが、世論を自分の側に引きつけるために、奇襲に見て見ぬふりをした、との推定が成り立つのである。』『しかし、魚雷攻撃がほんとうにあったのかどうかについて、なお結論が出ていない。また、この事件に関わらず、ジョンソンはすでに戦争拡大の準備をしていたことが明らかになっている。』と、こんなときばかりは「客観的な見方」を重視するふりをして、巧みに自分の判断を避けている。歴史を語りながら自分の卑劣さを見事に表現しているのだ。

その上で結論として、『仕掛けられたか偶発事だったかはともかくとして』と来たもんだ。これは、個々の「事件」の原因から最大当事者である米国指導者の「意図」をスッポリと消し去って、「原因もいろいろ」「戦争もいろいろ」という「偶然史観論者」の巧みな言い逃れを見事に表現したものであろう。

このサイトの名前がまた傑作だ。「ウエーヴ・ザ・フラッグ」だってサ。このような『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』が知識人ヅラできる程度の民度の低い国だから、アーミテージあたりから「ショー・ザ・フラッグ」などと言われるのである。

●ところで、我が阿修羅では、すでに2000年の段階でこの「事件」に関連して次のようなすばらしい投稿が見られる。引用の英文記事もお読みいただきたい。
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http://www.asyura.com/sora/bd11/msg/219.html
投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 10 月 18 日 05:27:53
『股もチン奇な戦艦激チン事件で戦争勃起かよ〜』
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まるで1年後の9.11を見通していたかのようだ。タイミングといい、その美しい表現といい(佐藤さん、すいません!)、敬服する限りである。私も口汚い方だが、これには負けた!

さらに佐藤雅彦氏はその3年後、イラクでの国連施設爆破「テロ」に関する阿修羅投稿の中で、再びこの「事件」を取り上げておられる。
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http://www.asyura.com/0306/war38/msg/855.html
投稿者 佐藤雅彦 日時 2003 年 8 月 31 日 19:19:34:
『占領下イラクの国連施設爆破「テロ」に、半世紀前の占領下日本で起きた「国鉄3事件」の悪夢を見た』
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佐藤氏は『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』撲滅のために努力する知識人の一人だろうと思う。日本人の民度を上げるためにはこういった知識人の活躍の場が保障されなければならない。当然、「薄ら馬鹿が極悪人を支える」民主制度を守ろうとする極悪人どもはこのような知識人を敵視し、『脳細胞を破壊された田吾作痴職人』擁護に全力を尽くすだろう。「個人情報保護法」などはその好例である。すでに阿修羅等の多くの電網誌に極悪人とこれら田吾作どもによる破壊工作が及んでいるようである。

●「メイン号事件」はイラク戦争に至るまでのアメリカ帝国の出発点である。イラク戦争が泥沼に陥り、アメリカ自身が「撤退」のタイミングを計らざるを得なくなっているこの時期に、その「出発点」を再度確認しておくべきだろう、と思ってこの投稿記事をしたためたまでである。他意は無い。

【引用終わり】
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