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米誌タイムの偽情報/ナショナリズムの政党 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/737.html
投稿者 white 日時 2005 年 2 月 23 日 23:33:51: QYBiAyr6jr5Ac

□米誌タイムの偽情報/ナショナリズムの政党 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000799;jsessionid=1qlgw4o5c2

URUKNEWSイラク情勢ニュース               (転送・紹介歓迎)
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2005/02/23(水)

[飛耳長目録 today'snewslist]
☆米誌タイムの偽情報、その後: 
       イラク・バース党がプレス・リリース 2月23日
☆イラク・ナショナリズムの政党が求められている
       アルジャジーラ 2月13日 英字報道から訳

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☆★米タイム誌の偽情報その後: 
  占領軍との交渉についてのウワサを否定/武装レジスタンスは続く
TheIraqiBaathParty"deniesrumoursaboutnegociationswiththeoccupation
andwillcontinuethearmedresistance"
イラク・バース党 2月23日 プレス・リリース
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http://comitesirak.free.fr/present.htm

 ここ数日、アメリカとシオニストによる出版物とプロパガンダ事務所から出さ
れた宣伝記事のせいで、インターネットでも虚偽の情報が広がっている。
特に米誌タイムは、マイケル・ウェアの署名入りで、『敵との交渉、米国とイラ
ク・ゲリラとの秘密交渉の内側−−反乱分子が語った要求』(2月20日)とい
う記事を発表した。
 http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1029805,00.html

 また反戦ジャーナリストのジャスティン・レイモンドも署名入りで、偽の情報
にもとづいて、ウェブサイトANTIWAR.COMに『イラク:ブッシュは交渉すべし』
と題する記事を掲載した。 http://www.antiwar.com/justin/
インディペンデント紙(2月22日)にはパトリック・クックバーンが『アメリカとゲ
リラがイラク撤退期限で交渉開始』のタイトルで書いた。
 http://news.independent.co.uk/world/middle_east/story.jsp?story=613492

 これらの記事におけるゲリラむけの愚かな意図は、アイルランドのシン・フ
ェイン党およびIRA(アイルランド共和軍)に対する称賛であり、選挙プロセ
スへの参加」を求めていることである。真のレジスタンスはイブラヒム・アッ・
ドゥーリの指導下でバース党軍事部門の統一した指揮下に中央集権化され
ているのに、ジャーナリストたちもまた、「高度に分散し、地域化している」とゲ
リラを描いている。イラク全土で大規模な作戦を調整するレジスタンスの作戦
能力は、高い水準にある結束を示すものである。(「スンニ・トライアングル」と
いうのも米・イスラエルによるプロパガンダ用の造語である。)

 このような偽のニュースが、不幸なことに、イラク・レジスタンスを支持する
幾つかのニュース・グループにも広がっている。

 アラビア語のアルバスラ・ネットでは、イラク・バース党が占領者との交渉に
ついてのウワサを否定し、武装レジスタンスを続けると述べた。

 わがバース党の同志は、「なぜ、これらのウワサが今の時期に現れるの
か? それも米国のメディアに」と疑問を抱いている。

 「占領軍はイラクの選挙で示された敗北を分析し始めた。事実、選挙と選
挙結果を創作し管理したジョン・ネグロポンテ(米国の駐イラク大使)は、イラ
クでの任務を終了して、今まさにワシントンに帰ろうとしている。ちょうどポー
ル・ブレマーが裏切り者の統治評議会に幕を下ろして、傀儡(かいらい)の暫
定政府が設置されたときにそうしたように。・・・バース党とレジスタンスは今
後、何が起こるかにじゅうぶん気づいており、その返答を準備しているところ
である。それはこれまで通り変わらずに、イラクを解放し、全イラク国民のた
めに、団結を堅持する方法として武装レジスタンスに依拠するであろう。」


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☆★イラク・ナショナリズムの政党が求められている
  AnIraqinationalistpartyisneeded
  ByJudeWanniski  アルジャジーラ 2月13日 
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http://english.aljazeera.net/NR/exeres/96E1E40E-1598-493C-8ECA-82844CAC7FA2.htm

 1月30日に行われた選挙までくると、アメリカ国民のなかにある最大の混
乱は、イラクの国民意識を理解できていないことにある。

 アメリカの市民なら、自分がアメリカ国民である考える前にプロテスタントで
あるとか、カソリック、あるいはユダヤ系だと考える者はいない。

 それがイラクのことになると、アメリカ人は、イラク人はまずみずからをイス
ラム教徒であると考え、その次にイラク国民だと考えるものだと教えられてき
た。

 この間違った想定が、イラクをクルド人とスンニ派教徒、シーア派教徒に3
分割して終わるという道筋へと、ブッシュ大統領と米国政府、そしてアメリカ
の知識人を導いているとしたら、その食い違いは決定的なものである。

 有力紙である『ニューヨーク・タイムズ』は、編集上は選挙後にそのような分
割を痛烈に非難してみせるが、解説ページは分割を擁護する人々に好意的
であった。

 2月1日、長年のクルド独立論者であるピーター・ガルブレイスは、紙面の
目立つところで、分割を求める彼の主張を繰り返すことができた。

 まさしくその翌日、元外交委員長のレスリー・ゲルブは、「有能な政府なら
ば三つの大きな自治区域との同盟状態となるしかない」という持論を繰り返
した。

 私が似たような気持ちであったのは、イラクで最も強力な政治勢力はナショ
ナリズムであると私に確信させた米国の諜報部門と接触があったからという
のではない。このことは選挙の投票率についてもニュース報道で読み理解す
る以上に説明してくれる。

 元CIAの中東問題分析官であったステファン・ペレティアは、引退してもそ
の後の展開を追ってきたが、数年前、私にこう説明した−−オスマン帝国の
解体以来、第二次世界大戦後も、イラクの歴史のほとんどを派閥主義が支
配し、ナショナリズムは芽吹いたばかりである、と。

 国民意識が根を張って花開いたのは、やっとイラク・イラン戦争期間のこと
であり、その時、シーアとスンニ、クルド、トルクメンが肩を組んで、神政政治
のもとでシーア根本主義を求めるイランに反対し、自分たちの世俗政権(宗
教から独立した政権)を守るために戦ったのである。

 この見解は正しいと私は信じている。そうでなければ、あらゆる宗派のイラ
ク国民がイランと戦うことに生命をなげだすことはなかっただろう。そのなか
でクルド人も、イスラム政界に神権政治を広げようとするイランの試みに反
対して、その85%が戦った。

 戦争の初期において、イラクの多数のシーア派教徒がイラン側につこうとし
たのは真実であり、彼らは腕を広げて歓迎されるだろうと信じていた。しかし
彼らは歓迎されるかわりに、戦時捕虜の収容所に投げ込まれた。

 イラクとイランのシーア派教徒は、バスラのようなシーアの諸都市を戦場に
して互いに反目し、殺し合った。イラクの兵士が、イランのシーア派教徒を歓
迎するかわりに祖国を守ることを選択するとき、国民意識が掲げられなけれ
ばならなかったのである。

 この観点に立てば、なぜ選挙が本質的に無意味であったかがすぐに明ら
かになる。投票は仕組まれたもので、イラク国民のナショナリズムを表明す
る場はなかったのだ。ナショナリストの政党もなかった。

 選挙民は本質的に派閥主義的な候補者名簿しか提供されず、それでさえ
も、イラクのナショナリズムを産んだ戦争でイラン側についた亡命イラク人に
よって作製されたか、あるいは神聖政治かそれに近い者を支持するイラン生
まれのシスタニ師のような聖職者に承認されたものだった。

 (選挙に)参加していた唯一のナショナリストであるサドル師は選挙から離
脱して、ナショナリストである彼の支持者もそれに従った。このことをアメリカ
の報道は誤ってスンニ派教徒のボイコットと描いたが、むしろイラク人ナショ
ナリストの不参加というべきである。サドルはもちろんシーア派であるが、し
かし彼はそれ以前にナショナリストであるのだ。

 『ニューヨーク・タイムズ』は数週間にわたって、サドルがイラン側についた
もう一人の亡命イラク人であるアハマド・チャラビと交渉していたと報じたが、
しかし明白に、そこからは何も生じなかった。

 売国奴としか思われない男とサドルが手を結ぶことは、どう考えても非常識
な(=ありえない)ことである。チャラビはイラン人と手を結んだばかりでなく、
祖国に対するアメリカの戦争を企てた人物なのだ。

 選挙から生じる新政府で、アメリカの押した暫定政府のアラウィ首相が同
様の地位に就くという考えは、途方もなくバカげたことだが、ブッシュ政府が
めざしているのはこのことである。

 何があろうと、現実および想定上の脅威からイスラエルを守り、そして産油
地帯を支配するために、帝国主義の恒久的な出先をバグダッドに設置する
ことが米国の課題なのである−−イラクのナショナリストにとっては、このこと
は判りきったことだろう。

 投票率についてもそうだったように、イラクから「好ましいニュース」が届く
と、つい忘れがちになることの一つは、サダム・フセインが30年間権力の座
についたとするのと同じくらいに悪いとされる事態が、ほかならぬ米国の経
済制裁と戦争の結果として死亡したイラクの子どもと女性、男性の数が100
万人、つまり20人に1人にのぼったことである。そしてこの戦争は、イラクが
保有してもいなかった大量破壊兵器を排除するためのものとされていた。

 兵器査察によって、大量破壊兵器と世界および中東地域に差し迫った脅
威が発見されると米国が期待しなければならなかった理由がここにある。反
戦世論を弱め、侵略と十数年にわたる殺人的な経済制裁を正当化できるの
は、そのことだけであった。

 大統領とイラク戦争の支持者は、選挙を祝うことはできても、現実に起こっ
た事実を変更する手段はないのである。(その意味で)選挙は無意味なもの
であった。

 私はいくつかの大きな問題でケネディ上院議員に同意することがあるが、
米国が撤退するまでイラクが良くなる機会は訪れないと彼が発言したのは明
らかに正しかった。

 インターネットは今、ベトナムおよび1967年のベトナムの選挙でどのよう
に勝利が約束されたかを想起させる記事で満ちている。例えば、

  米国、ベトナムでの投票に勇気づけられる:
  ベトコンのテロにもかかわらず83%が投票した
  ピーター・グロース
  ニューヨーク・タイムズ紙特約
  1967年9月4日 二面

 ワシントン発、9月3日
 米政府高官は、投票を妨害しようとするベトコンのテロ戦術にもかかわら
 ず、南ベトナムの大統領選挙に多数が投票したことに驚き、感動した。
 当地に届いた報告によると、昨日、585万人の登録有権者の83%が投
 票を行なった。その多くはベトコンから報復される危険を犯して投票したも
 のである。・・・ (略)

 今、私が予測していることといえば、それは暫定政府が選挙結果を発表
するまで、もう数日かかること、そして首相と副大統領が選出されるまで、し
ばらくかかること。

 もちろん、それはゲリラ側には傀儡(かいらい)政府のようにみえるだろう。
それは変えられるだろうか? おそらく可能ではあるが、それはこれまで実
際に見たことのないようなナショナリストの運動となるだろう。
 
 ※ JudeWanniski: ジュード・ワニンスキーは元『ウォール/ストリート・
ジャーナル』の共同編集者であり、供給重視経済の専門家、ポリコノミックス
の創設者である。

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※ URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/  
※ イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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