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「車は停止していた」とのイタリア政府の発言 -Falluja, April 2004 - the book
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/297.html
投稿者 木田貴常 日時 2005 年 3 月 11 日 15:36:54: RlhpPT16qKgB2

「車は停止していた」とのイタリア政府の発言
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-49ec17de3b1d8f49ae89c08799de58de.html


「車は警告の光で停止していた」とのイタリア政府の発言,ベルルスコーニ首相http://teanotwar.blogtribe.org/entry-6d8cc86c82ce95796b043207ab3b08e3.htmlの前に,フィーニ外相が行なっていました。BBC3月8日記事。また,この件についての各紙報道についても。

なお,「停止した」などの証言主は,下の方のCNN記事には「車を運転していた人物」とあります。これはおそらく生還したイタリア諜報機関エージェントだろうと思うのですが,あまりにいろいろ記事を読みすぎて,ディテールがわからなくなってしまいました。わかったら確実なことを書くようにします。

イタリア人が死亡した件についての対立は深まる
Rift over Italian death deepens
Last Updated: Tuesday, 8 March, 2005, 12:38 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4328551.stm


イタリアの外相が米国に対し,イラクでのイタリア諜報機関員の死に責任のある者を「特定し罰する」よう求めた。

ジャンフランコ・フィーニ外相は,解放された人質をエスコートしている最中に米軍の発砲によって死亡したニコラ・カリパリ氏に起きたことについて,米国とイタリアとでは言っていることが食い違っていると述べた。

米国は,車両が速度を出しており,部隊が止まれと警告したのに従わなかったために発砲が行なわれたと述べている。

しかしフィーニ外相は,車はせいぜい時速40キロしか出していなかったと述べている。

外相は,カリパリ氏は人質の解放と空港への移送について,米国およびイタリアの関係者には「必要な連絡はすべて」していた,と述べた。

イタリア国内ではイタリア軍をイラクに駐留させることに対する反対が元々強いが,この一件でそれがさらに強まり,ベルルスコーニ首相の政府に答えを見つけるようにという非常に強い圧力が生じている。

BBCのローマ特派員,タスミン・スミスは,フィーニ外相のコメントは,事件の調査にpre-emptしているが,実際にはイタリア国内向けのものであるとしている。

ローマの政治を知る人々によると,事件が第三国の米軍支配下にある地域で起きたため,刑事訴訟を求めることについては,司法権の点で深刻な問題があるという。

カリパリ氏はイタリアでは国民的ヒーローとなり,月曜日の葬儀には数千単位の人々が通りに出て葬列に拍手を送った。

フィーニ外相は,解放された人質と諜報機関員を運んでいた車両は,検問を容易にするために,十分に照明をつけていたと述べている。

しかしながら,路肩から強い光を当てられて車は停止し,そして間をおかず,警告なしに,銃撃が始まった,とフィーニ外相は述べた。

その後自動火器による一斉射撃があり,それが10〜15秒続いた,とフィーニ外相は言葉を続けた。

車両に乗っていた人々は,車から生きた状態で引っ張り出された2人目の諜報機関員によって,ようやく身元がわかった,と外相は述べた。

しかしながら,フィーニ外相は,解放された人質のジュリアナ・スグレーナさんの,車は故意に標的にされたという主張を,「根拠がない」として退けた。

「真実と正義を求めます」と外相は述べた,「数時間のうちには,誠実な協力をという願いによって,最初の大きな具体的結果が生まれると思います。」【←直訳なのでわかりづらいと思います。原文はWe hope that within the next few hours this affirmed wish for loyal co-operation will yield its first major concrete result.】

「今回の件は政治的キャンペーンをかき立てる機会となったり,世論に反米感情を広める機会となったりしないであろうと思います。それは存在する理由がありませんから。」【←直訳というかwhichが何を指すのかが今ひとつ確信できないので,中途半端でわかりづらい訳だと思います。原文はWe hope that this is not an opportunity to whip up political campaigns and to sow anti-American sentiment in public opinion, which certainly have no reason to exist.】

火曜日のワシントン・タイムズ紙http://humphrey.blogtribe.org/entry-98d172c8475e3621d154cfbecc91ad38.html【←「ワシントン・ポスト」ではなく】には,イタリアの治安当局はスグレーナさんの空港への移送についての事前の調整をまったく行なっていなかったようだというペンタゴンのメモを掲載している。

また,米軍は尋常ではない速度を出している車両には発砲するよう訓練されている,と同紙には書かれている。これは米国側の説明と一致する説明である。

「これは戦争だ」と,そのメモには書かれているという。「イラクの道路やハイウェイでの作戦中に敵からの銃撃によって死亡した米国の兵員はおよそ500人だ。」


上にあるように,8日の時点で,フィーニ外相は「車は光を当てられて停止した」と述べています。

この記事がBBCに出た翌日(英国時間 9 March 2005, 16:48)に,ベルルスコーニ首相が同じく,「車は光を当てられて停止した」と述べました。(このウェブログの1つ前の記事のコメント欄http://teanotwar.blogtribe.org/entry-6d8cc86c82ce95796b043207ab3b08e3.html

He said the car carrying Mr Calipari had stopped immediately a light had flashed, conflicting with the account of events given by the US military.


外相の発言という段階では,BBCの特派員の言うように「国内向け」の可能性があったかもしれません。(私としては「国内向け」とは思えないのですが。)

しかし首相がそう発言したということは,また別の意味を持つように思います。

さらにこの件について,上記BBC記事に出ている「ワシントン・タイムズ」報道に関連する部分を,Google Newsから少し拾っておきます。

まずは米国のCNN。
U.S. 'knew agent going to airport'
Wednesday, March 9, 2005 Posted: 11:57 AM EST (1657 GMT)
http://www.cnn.com/2005/WORLD/europe/03/09/italy.sgrena/

重要なところだけ:

イタリアのベルルスコーニ首相は,米軍に射殺された諜報機関員は米軍に対して,新たに解放された人質を空港に移送することになっていると伝えてあった,と述べた。首相はまた,別のイタリア人アタッシェでバグダード空港にいた人物も,米軍の人間に対し,ニコラ・カリパリ氏とジュリアナ・スグレーナさんを乗せた車が空港に向かっていることを伝えてあった,と水曜日のイタリア上院で述べた。

火曜日に,イラク駐留米陸軍のジョージ・ケイシーGeorge Casey軍司令官は,イタリア当局からは車のルートについて何も聞いていなかったと述べている。
ベルルスコーニ首相は,車の運転をしていた人物からの情報によれば,車は低速で走行しており,光が当てられたときにすぐに停車した,と述べている。

またスグレーナさんは日曜日の「イル・マニフェスト」紙で「低速で走行していた」「米軍は何ら理由なく発砲した」と書いている。

ベルルスコーニ首相は国内から厳しい批判にさらされている。首相は上院で「カリパリ氏の死は,同盟国によるものだけに,受け入れがたい」と述べたが,ブッシュ大統領からの書簡および調査について「我が同盟国が真実を見つけたいと思っていることを示す」ものだと述べた。

イラクの米軍は火曜日に,この件を調査するチームの設立を宣言している。


……記事にはこのほか「意図的に狙われたのでは」というスグレーナさんの疑念についてのマクリーン報道官の「ありえない」という発言,身代金支払いがあったとの報道がイタリアではあること(政府は否定している),さらに「そもそも拉致がなければ今回の銃撃もなかった」「イラクを拉致誘拐犯の手に残して国際社会が手を引くことを確実にすることが彼らの目的」というベルルスコーニ首相の発言,などが書かれています。

英国の「タイムズ」紙の記事http://www.timesonline.co.uk/article/0,,7374-1518148,00.htmlも,CNNの記事とよく似ています。

それからフランスのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン。解説記事。
After the checkpoint shooting
William Pfaff International Herald Tribune
Thursday, March 10, 2005
http://www.iht.com/articles/2005/03/09/news/edpfaff.html
2004年3月のマドリッドの爆弾テロで,世論の反対にも関わらずイラク戦争を支持したスペインのアスナール首相(当時)とブッシュ大統領との関係が崩れることとなった,という書き出しから推測される通りの内容。最後の部分:

ワシントンがこの件についての納得のいく調査結果を出すことができず,誰にも責任のない不運な事故であったと主張するようなことがあれば,ベルルルスコーニは圧力に耐えることはできないだろう。

不運な事故であったことは確かだ。しかしこれまでに,不運な事故が発生した環境を許したとして米軍指揮官が責任を問われてきている。イタリアはまた,米軍の不注意については苦い記憶がある。1988年に米海兵隊飛行士らが航空機操縦技術を見せようとして登山のケーブルカーのケーブルを切断し,ケーブルカーの乗客を死なせているのだ。

証拠を隠そうとしたのちに,飛行士らは米国で軍事裁判を受けた。彼らは罰を与えられることなく除隊となった。あれは事故だったのである。


カナダの「グローブ&メール」紙は,フィーニ外相の発言内容について,Shooting in Iraq accidental, Rome sayshttp://www.theglobeandmail.com/servlet/ArticleNews/TPStory/LAC/20050309/IRAQ09/TPInternational/Africa(イラクでの銃撃は事故とイタリア政府)という見出しを立てて報じていますが,内容は上に訳出したBBC記事と同じです。ただ,編集が違うので,一見別のことを書いているように見えます。

また,金曜日の出来事を書いたスグレーナさんの記事(イル・マニフェスト掲載)の英語版が,英ガーディアンhttp://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1433442,00.htmlに掲載されています。

投稿者:いけだ


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