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中東で進行中の事態はデモクラシーなどではない/ガーディアン [アラブの声ML]
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投稿者 white 日時 2005 年 3 月 26 日 09:41:31: QYBiAyr6jr5Ac

□中東で進行中の事態はデモクラシーなどではない/ガーディアン [アラブの声ML]

 http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/486

中東で進行中の事態はデモクラシーなどではない。 ガーディアンの評論

操作された選挙は、西洋寄りの政権を支える最新の小道具

Seumas Milne
2005年3月10日木曜日
The Guardian

西欧ではここ何週間も、イラク戦争がきっかけになったとされる、中東における自由の新たな夜明けを祝って大合唱中だ。トニー・ブレアは、アメリカとイギリスに励まされて、無知蒙昧だったイスラム教徒の国家にデモクラシーをもたらす「さざ波のように広がる変化」を歓呼して迎えた。

まずはパレスチナ人、そしてイラク人が、西欧の介入のおかげで、とうとう自分たちの指導者を選ぶ機会を得たし、一方でエジプトやサウジ・アラビアといった独裁制はアメリカの圧力の元で民主化しつつあるのだと言う。そしてレバノンで、まったくうってつけのタイミングで起きた先月の元首相暗殺は、ダマスカス寄りの政権を打倒するシリアの軍事的影響力に反対する即席街頭デモの波を生み出す引き金となった。

記事は続く

とうとう、アメリカが後押ししたウクライナの「オレンジ革命」に匹敵する民主的な「杉革命(訳注:レバノンは古代、杉の産地として有名)」が、ジョージ・ブッシュの、この地域は自分の味方だという主張を支える「ピープル・パワー」というテレビ写りの良いひけらかしが実現したのだ。「レバノンでは、自由がうち勝つだろう」とブッシュは今週宣言し、反シリア・デモ参加者達にアメリカは「あなた方の味方だ」と約束した。イギリスの外務大臣ジャック・ストローは、今日の演説でアラブ・デモクラシーの応援団に加わり、左翼に対し反米主義から現状に固執してはならないと説くものと思われる。

包囲状態のシリアとレバノンへのアメリカとヨーロッパの干渉拒否に対する連帯を表明する為、少なくとも500,000人、記事によっては百万人以上ともいうデモ参加者が、火曜日にベイルートで街頭行動をしたのが、この情報操作のおとぎ話に対する最初の決定的な拒絶の表明である。ヒズボラに動員されたシーア派イスラム教徒の運動は、その数において近くで反シリア抗議をする人々にたいして、恐らくは10対1ほどの大差をつけた。また、「ピープル・パワー」というお祭り騒ぎでは、裕福なベイルートのおしゃれで洗練された若者達が幅をきかせていたが、火曜日のデモ参加者は、大半がシーア派のスラムや疲弊した南部からやって来ていた。ブッシュの反応はといえば、彼らを完全に無視することだった。人数が何人であったにせよ、そこにいたのは、正しからざる人々だったもののようだ。

しかし、ヒズボラの大集会は、シリアの即時撤退という要求の背後にある国家的団結なる主張を、粉砕しただけではない。これはまた、自らをレバノンにおける「デモクラシー支持派」活動と名乗る連中の核心の腐敗をもさらけ出した。キリスト教徒とドルーズ派という少数派に率いられた反シリア・デモ参加者達は、実際の所、正真正銘のデモクラシーなどではなく、伝統的に特権を享受してきたキリスト教徒に国会の半数を与え、イスラム教徒は決して大統領にはなれないことを意味する、旧来の腐敗した懺悔室のような欺瞞のもとでの選挙を求めているのだ。まるでこの点を強調するかのように、反シリア運動闘士の政治家で、(その民兵が、1982年にサブラとシャティラで、イスラエルの投光照明器のもとで2,000人のパレスチナ難民を虐殺したことで悪名高い)右派キリスト教ファランジェ党のピエール・ジェマイエルは、最近、投票は単に多数派を問うものではなく、有権者の「質」を問うものだったのだとぼやいた。もし本当に民主的な選挙が行われていたならば、ジェマイエルとその友人達は、ヒズボラが主導する政権によって押し流されていたろう予想される。

2000年イスラエルのレバノンからの追い出しに成功し、アラブ世界において大変な威光を獲得したヒズボラを無力化し、シリアをレバノンから追い出すことが、アメリカのキャンペーンの狙いの一つであることは確実だ。アメリカは、レバノン国会最大党派で、シーア派内の主導勢力で、レバノン最大の宗教集団であるヒズボラに対し、確たる証拠もなしにテロリスト集団という烙印を押している。しかし、シリアに対する圧力には山ほど理由がある。シリアが撤退すれば、硬化しているとはいえ、最後の独立したアラブ政権の一つは弱体化させられ、レバノンにおける西欧とイスラエルの影響力回復への道が開かれ、イランの影響力が弱められるのだ。

皮肉なことに、シリアがそもそもレバノンに介入したのは、1976年の内戦時にアメリカがキリスト教徒の少数派勢力を犠牲にして、なかばこの国の民主化を阻んだことに勢いづけられた為だった。シリアの存在とその横暴さは、たとえ多くのレバノン人がそれを外国勢力による占領とは考えていないとはいえ、長らく怨恨をひき起こしてきた。だが撤退は、権力の真空と、この国の脆い平和に対する巨大な潜在的危機を生みだそう。

アメリカのキャンペーンが決して語ろうとしていないのは、アサド体制の代替として最もありそうなのは急進派イスラム教徒だという状況にあるレバノンやシリアでの、デモクラシーの推進である。火曜日に、風刺も無視する声明の中で、「選挙を自由で公正なものにするために」シリアは5月に予定されている選挙前にレバノンから撤退しなければならないとブッシュは主張した。14,000人のシリア兵士が山地にいるレバノンの、さらに言うならば、或いは占領下パレスチナと比べ、なぜ同じ主張が、アメリカが140,000人の兵士に街路をパトロールさせている占領下イラクで行われた選挙に適用されないのだろうという理由には説明がない。また、なぜレバノンからのシリア軍の撤退という国連決議は即座に守られなければならないのに、パレスチナとシリアの領土からのイスラエル引き揚げを要求する決議は38年間にもわたり易々と無視されてかまわないのかという問題は、明らかに論ずるに値しないのだ。

中東でデモクラシーが進展しているという主張は欺瞞だ。進展しているのはデモクラシーではなくしてアメリカ軍である。1月のパレスチナ選挙は、ヤセル・アラファトが亡くなったがゆえに行われた。アメリカとイスラエルが、アラファトが必ず勝利するだろうことを知っていなければ。選挙はもっと前に行われていたはずで、1996年の先例に倣っていただろう。イラクの選挙はTV上では立派に見え、クルド人とシーア派の政党の交渉力は強化したことだろうが、何百万人ものイラク人は、投票することができなかったり、投票しようとしなかったし、主要な政治勢力は除外されており、候補者名は秘密で、詐欺的行為といわれるものが蔓延し、システム丸ごとがアメリカ支配を維持するように仕組まれており、イラク人は占領を終えさせる投票をすることは出来なかった。1960年代と70年代の南ベトナムでアメリカが演出した選挙がそうであったように、決してイラクにデモクラシーをもたらした訳ではない。エジプトやサウジ・アラビアのような体制のうわべだけの衣替えについて言えば、反西欧勢力が政権についてしまうことが予想されるような自由選挙に移行するようや兆しは皆無だ。

9/11とイラク戦争の後で、実際に起きたことといえば、アメリカによる中東支配の仮借なき拡大であり、シリアに対する脅威もその一部だ。アメリカは、今やサウジ・アラビア、イラク、UAE、クエート、バーレーン、オマーン、カタールに軍隊を駐留させているが、こうした国々の一つとして、米軍を招いた選挙で選ばれた政権を持ってはいない。もちろんアラブ人は専制的政権の終焉を願ってはいるが、そうした政権の多くは長年にわたって、アメリカ、イギリスそしてフランス: そして、それこそが、イスラム 教徒の反西欧という怒りの源になっている。独裁者達はアメリカの許しを得て、その地位に留まっているわけだが、いつ何時その認可は取り消しになるか知れず、都合良く仕組まれた選挙は、デモクラシーを広めるためというより、西欧寄り政権を維持する為のもう一つの仕組みとして利用されている。

「地域の現状のままでは、幸せな未来なぞない」という一点だけ、ジャック・ストローは正しい。彼の政府は、中東における自由とデモクラシーのための本当の計画を推進を支援する上で、決定的な役割を果たすことができるはずだ。それには、アル-ジャジーラのような独立したメディアの活躍の許容、専制君主に対する軍事的、経済的支援の停止、地域からのあらゆる外国軍勢の撤退、などといった公約が含まれるべきだ。それこそが、本当の自由の夜明けの先触れとなるだろう。
s.milne@g...

http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,,1434183,00.html
帝国の新聞は腐っても鯛。植民地の新聞はわかっていても書かないことを書くのに敬服して翻訳しました。
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上記は goose さんの訳とコメントです。
 大日本帝国の大新聞は、、、、? 世話人は金も無いし読む時間がもったいないので新聞を購読していない。だがてんぷらを揚げた後の油の吸い取りなど(昔はくしゃくしゃに擦り柔らかくして便所紙にしていた)用途は多く新聞も無用ではない。願わくば白紙であれば、尻も汚れず障子紙(?)などと用途が広がるのだが。
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【短報】
*イランの石油会社高官:イラク国境近くのイランのアハワーズ北方で送油管が炎上 爆破の可能性 「イラン紙」
 
*基地近くのアル・フセイン地区の目撃住民:25日朝6時サマーワの日本軍基地に120ミリ迫撃砲6発着弾、黒煙上昇 二次爆発も起きる 米軍ヘリが基地上空を低空飛行 損害不明 「im」
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=60303

*アナン事務総長、ハリーリー前レバノン首相爆殺事件の調査報告発表を延期 「ロイター」

*欧州外交筋:同上調査で西側とアラブの情報機関は監視カメラで爆発物を特定出来た。結報告は好ましいものではないので米国は発表を拒否 米国は国際調査委員会の設置に消極的 「レバノンのアッディヤール紙」

*ムバーラク・エジプト大統領:同事件は外部勢力によるシリアを狙った陥穽かも知れない 「AFP」

*駐米シリア大使:シリアがレバノンから撤退したように、米国とイスラエルもイラクとパレスチナとシリア(ゴラン高原)から撤退することを望む 「qa」

*ハマースとエジプトで非合法組織のイスラム同胞団がカイロでエジプト政府の承認下で会談 「iol」

*イスラエル左派がマレーシアでの国際中東和平会議(月末開催)に出席 ビザ発給 「イスラエルのニューズ・ファースト・クラスNFC」

*イスラエル、西岸のパレスチナ国家が地理的に分断するように数十の入植地を建設中 「qa」

*イスラエルとアフリカのイスラム国家であるチャドが近く国交樹立 「AP」


*サドルの有力幹部でクーファの大モスクのイマーム、ナーセル・サーディー師、占領軍撤退を求める百万人デモを呼び掛ける 「AFP」

*ナジャフ大モスクのイマーム、カバンジー師:イスラエルは緊張の中心 イラク全グループの団結を訴え 「イスラム共和国通信 IRNA イランの国営通信社」

*イラク文化相、多国籍軍によるバビロン遺跡の破壊調査、修復をユネスコに要請 「qp」

*イラクのカラーダ(キリスト教徒とムスリムが多い地域)でユダヤ教宣教団体が子ども向け伝道用冊子を無料配布 「イラクのアル・ファタハ紙」

*北部と中部アフリカに過激派が拡散しているので、米軍はチュニジアとモロッコ海岸近くに2−3個大隊収容可能な基地建設を決定 皆無の状態から一気に攻撃力が急増 「アッシャルク紙」

*イラクのハディーサを米軍車両60両が包囲、2橋を閉鎖、検問所設置、夜間外出禁止令発令 ヘリが「武装戦士を引き渡さないと、水、電気、食糧の供給を停止する」とのビラを撒く。米軍、市の総合病院を襲い医師や職員を連行 抵抗勢力は包囲を解くために米軍と激戦中 「qp」

*FBIが法律アタッシェを隠れ蓑にエジプトのカイロに事務所開設 アフリカで4番目 「アル・ワフド」

*アラブ法曹者連合事務局長補佐のジヤード・ハサーウィナ弁護士が東京、大阪、名古屋で行った講演(2/27〜3/8)で「米軍がサマーワを撤退しオランダ軍に引き継がせたのは高濃度の劣化ウランが理由」 「bn」 【日本語の講演記録をお持ちの方はご連絡下さい】

*モロッコの新聞事情はアラブでも最悪 人口千人あたりの発行部数は15部(世界平均は95部) 20紙の1日の発行部数は35万部足らず 「qa」

*スーダン、二日以内にダルフールで反乱勢力を支援する外国の人道組織に厳正な法的処置を採る 「スーダン報道サービス・センター」

*イスラム2組織がテキサスの製油所爆破の犯行声明 「米国が中東向けに作ったラジオ・サワ SAWA」

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

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レバノン国防相がアメリカの内政干渉を非難 [IRIBラジオ日本語ニュース]
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投稿者 white 日時 2005 年 3 月 22 日 18:20:25: QYBiAyr6jr5Ac


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