★阿修羅♪ 現在地 HOME > 戦争69 > 146.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
Re:レス本当にありがとうございました!感激です!
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/146.html
投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 4 月 06 日 16:34:08: VwFkRnCGdf9dw

(回答先: イスラエル社会の複雑さは分かるが「墓荒らし」は気になる:他、「右と左」「陰謀論」などについて 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 05 日 20:51:21)

バル愛さん、丁寧なレス本当にありがとうございました!本当に感激です。

>過酷で追い詰められた場所にいる人間はそこまで突っ走ってしまうものだ、と言ってしまえばそこまでなのですが・・・。勘ぐり過ぎかも知れませんが、ひょっとしたらシャロン派が宗教原理主義派の力をそぐために、彼らの中に放ったスパイを使って仕掛けたワナの一つ、とも受け取られます。だとすれば、シャロン自身はともかく政権幹部の暗殺なども今後起こっても不思議ではないことになります。それをきっかけにして宗教原理主義派を一網打尽にする、とか・・・。
>もちろんこれは単なる憶測に過ぎませんが、大きな事を行う前に「獅子身中の虫」を退治しておくことは普通ですからね。

あり得そうですね。シャロンはイスラム教徒だけでなく、宗教右派からも攻撃されているので、潰してさっさとガザから撤退したいのでしょうね。

>私自身は個人の活動の合間を見てスペイン語の情報を取り入れるのに大部分の時間とエネルギーを費やし、全部の情報までは眼を通せませんから。(それを「罰」と受け取られるのなら、まあ、自分の至らぬ点かもしれませんので、あえて黙って聞いておきましょう)

いつも、本当にすごい情報ありがとうございます。お疲れ様です。あなたの情報の濃さには本当に頭が下がります。

>ところで、私の「左翼」に対する姿勢についてです。今まで散々お知らせしてきましたように(具体的には繰り返しませんが)、昨年の3・11以来私の住んでいる場所で現実に起こっている事柄、中南米とスペインの現代史に対するものの見方(特にオプス・デイというカルトに関連して)に関連して、従来の公式的な見解には「No!」といわざるを得ない状況が(私にとっては、ですが)起こってきているわけです。私は、そもそも「右」とか「左」とかを固定して考えて、「右からの視点」「左からの視点」などと分け、さて「自分はどっちから見るのか」というような態度自体に「No!」と言っているわけです。
>一つだけ例を挙げると、私は今までいくつかの機会に「スペインでフランコ独裁政治を終了させて『民主政治』を確立させたのは、独裁政治を担ってきたオプス・デイ自身で、そこにCIAが関与した疑いがある」と申し上げてきました。
>反独裁闘争を担ってきた左翼や民族主義者たち(特に左派)が、もし私の上記のような見解を聞くなら、間違いなく激怒するでしょう。彼らには「たとえ不十分なものであったとしても、民主化が達成できたのは自分たちが命をかけて戦ってきたからだ」という強い自覚とプライドがあるからです。
>もちろんそれは痛いほど分かっています。しかしそのような人らが、3・11事変を前にして「イスラム・テロ」と決め付け(これには逆にアスナールを代表とするスペイン右派が「社会労働者党による『自作自演』である」という決め付けを行ったことがワナになっているのですが)、みごとに「左右の対立を演出してきた者たち」に操られている、その姿を目の前で見てしまったのです。
>もはや私にとっては「右」も「左」も関係ない。「今まで何が起こってきて、今何が起こっているのか。その過去と現在をつなぐものは何か」だけが関心事です。
>「陰謀論」というのは私にはよくわかりません。「陰謀論」の定義は「カルト」の定義と同じくらい多岐にわたるでしょうし、異なる定義を持つ者同士が言葉を交わしてみても意味は無いでしょう。
>私にとっては、それは、自ら情報を集めて整理し分析して総合する、という作業以前に、「フリーメーソン」「イルミナティ」「三極委員会」等々、果ては「インベーダー」「爬虫類人」などなどを想定して(誰かに与えられて)、そこから演繹的にすべてを解釈する手法です。
>下からデータを積み上げてその結論に達するのならば良いのですが、最初に他人が準備してくれた「結論」があり、それにすべての事象を結び付けて解釈するのなら、ある種の「一神教の変形」、「一種のカルト(宗教)」、これが私にとっての「陰謀論」です。これが、スパルタコスボノさんがおっしゃる「陰謀論」と同じなのか違うのか、私にはわかりません。

私の解釈では陰謀論というのは、世界が陰謀によって動かされている論を指します。しかし、太田竜のような古本屋で100円で売られているようなしょうもない右翼民族主義の情報と違って、バル愛さんの情報にはすごく価値を感じるのです。

>その意味では、例えばマルクス主義を学んでそのドグマにすべての現象を結び付けて解釈するような人がいるとすれば、それはもう立派な「宗教」であり「陰謀論」です。私はそのような手法をとったことはありません。少なくとも近年は。(正直に言いますと、昔はそうしたことがあります。)

マルクス主義の公式を全ての事象にあてはめると、太田竜の本と五十歩百歩になるので、危険だと思います。

>ですから、奇異に聞こえるかも知れませんが、例えば「ホロコースト」をまず頭に叩き込まれて(これは世界中の過半数の人間に共通している)それを相対的に見る事をせず、そこから発想して多くの現象を解釈するような態度は、私に言わせれば、押しも推されもせぬ「宗教」であり「陰謀論」です。「一神教の変形」に過ぎません。これは拒否します。
>自らの目と感覚で現実の数多くの現象(特にいま現在起こっている事柄)について情報を集め分析し、その結論として「ホロコースト」に行き着いた、というのなら、それはそれで納得します。ただ残念なことに、他人の出した、あるいは今までに公式のものとして教え込まれた「原理・原則」をコピーして貼り付ける、せいぜいがそれにちょいと感想文を付け加える、というだけの人が大多数のようで、私はこんな態度や姿勢に我慢がならないだけです。(この点は今までの私の投稿からご納得いただけると思うのですが。)
>私はこのように、常に一人一人の人間がどんな態度でものを見ているのか、ということだけを捕らえようとしています。私の、他の人の投稿に対する判断基準はそれだけです。もちろん一人の人間の活動ですから限界はあり、その時その時に出した結論に間違いや判断ミスはあるでしょうが、少なくとも他から与えられたドグマではないものを自ら見つけよう、とする人なら、一時的な間違いは柔軟に認めて修正していくでしょう。私はそのような姿勢だけを評価します。
>私が「話にならない」として対話を拒否するのは、その人物の言葉から「一神教の変形」を感じ取った場合と、余りにもその人物の話のレベルが低すぎて相手をしている余裕がこちらに無い場合の、2種類あります。私が発展途上の人間であり有限の能力しか持たない人間である以上、態度をはっきりさせておかないとこっちの身が持たない、ただそれだけです。しかし私は「自分は相手にしない」と言っているだけで、決して「阿修羅から出て行け」「発言するな」などとは言っていません。これはお分かりになると思います。

なるほど。私はバル愛さんを尊敬しているからこそ、あえて肯定論者の人を一行レスみたいな形であしらって欲しくはなかったのです。ただ、私は人間社会の出来事分析においても、自然科学のような客観性は必要だと思います。そうしないと決着がつかないと思うのです。こういうと、また論争になると思うのですが、やはり物的証拠は必要だと思うのです。私はどちらかというと、ホロコーストは物的証拠でしかあったかないかをはっきりできないと考えております。だからこそ、バル愛さんと対立してしまうのだと思います。そして、この件でやり合うと多分堂々巡りで議論が終わらないと思うのです。私はどちらかというと、ホロコースト問題に確信がないから、逆に論証を切り捨てる人には反感を感じるのだと思います。この辺りはまあ、難しい問題なので、いったんここで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 戦争69掲示板



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。