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天木直人・メディアを創る (4/7) 中東の民主化とイラク戦争
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投稿者 天木ファン 日時 2005 年 4 月 07 日 22:26:13: 2nLReFHhGZ7P6

4月7日―メデアを創る

◇「民主化」はイラク攻撃の成果か

 4月7日の朝日新聞は、ブッシュ大統領は正しかったのかという見出しが欧米の新聞に頻繁に見られると書いている。そしてブッシュ大統領を擁護する立場の意見と、イラク攻撃に反対の立場の意見が真っ向から対立している事を紹介している。日本の新聞でも同様の記事が見られる。
 しかしこれは不毛な議論だ。あの戦争を支持した者が間違いを認めるはずはない。それどころかあらゆる努力をして正当化を試みるであろう。一方で反対した人があの戦争が正しいかったと思い直す根拠は何もない。
 私の立場は勿論「あの戦争は歴史的な間違い」であり、「米国の責任」が「法の支配」によって最後まで追及されなければならないというものだ。
 ブッシュ大統領が正しかったと主張する人達の唯一の根拠は、あの戦争をきっかけに「中東の民主化」が始まったということだ。しかしこれさえも嘘だ。事実に反する。アフガンにしても、イラクにしても米国の軍事支配が終わればたちどころに混乱する。パレスチナもサウデイもシリアもレバノンもエジプトも民主化という名に値しない動きにとどまっている。
 それよりもなによりも、大量破壊兵器に関する虚構の上に始まったこの戦争の責任は歴史が続く限り残っていくことだろう。どう考えても反論できないからである。責任を追及されるものたちは幕引きを図りたいだろう。民主化が始まったといってごまかしたいだろう。しかし戦争で無為に命を奪われた人達の無念を風化させることは出来ない。

◇読売新聞の連載「続小泉外交」

 このコラムでも頻繁に引用してきたが、読売新聞が連載している「続小泉外交」は、日本の外交が、米国に命じられるままに日本の安全保障政策をしぶしぶ変更させられていき、挙句の果てにしぶしぶイラク戦争、自衛隊派遣に巻き込まれていった過程を見事に検証している。実に価値ある特集記事である。
 4月7日のそれも興味深い。今でこそ日米同盟の最重要課題と位置づけられている在日米軍の再編問題と、その裏づけとなる日米共通戦略目標なるものについて、日本はこれを受け入れることが嫌で仕方がなかったのだ。棚上げしたかったのだ。しかし最後は米国に一喝されて譲歩する。そしてその後は態度を切り替えて、「日本の国益にとってこれ以上ない重要なものだ」と、国民に対して心にもない事を言うのだ。こんな外交を繰り返していているから、ますます日本は行き詰っていくのだ。日本の外交は空虚なものになっていくのだ。
 
◇万博弁当その後

 4月6日の朝日新聞夕刊の「窓」という論説記事はおもしろかった。伊藤智章論説委員の着眼点はいい。こう書いている。
 「・・・万博協会が今頃になって『(弁当持込は)以前から内部で検討していた』と言い出している。妙な弁解で正当化しようとするところはこっけいでさえある・・・とはいえ相変わらずコンビニ弁当は認めない。『ガソリンでも入っていてテロに使われたら大変』とペットボトルもだめだ・・・いくら協会が否定しても、会場内の飲食業者の便宜を図ったとしか思えない・・・」
 その通りである。しかし、伊藤氏に付け加えてもらいたかった事がある。何故小泉首相は最後まで現状をフォローして徹底しないのか。あの時の「鶴の一言」は、会場まで足を運ぶ人のためというよりも、自分の一声ですべてが動くということを誇示するための仕組まれたパフォーマンスではなかったのかと。

◇外国語能力は戦闘能力の一つ?

 4月6日の産経新聞夕刊におもしろい記事を見つけた。米国防省が「防衛言語トランスフォーメーション・ロードマップ」なるものをまとめ、米軍将兵の外国語能力の向上を目指すことになったというのだ。アフガン戦争、イラク戦争で手こずった一つに、米兵と地元部族との言葉の壁があったからだという。
 そもそも米国人は世界中の人間が米語を話すことが当然だと思っているから外国語が苦手だ。そのうえ戦地に駆り出される兵士は所得、教育レベルで劣っているものが多い。だから語学教育が必要というわけだ。
 しかし語学教育が必要な異国に軍隊を平気で派遣して憚らない考え方そのものが大きな間違いだ。ラムズフェルド国務長官は、「機械技術では得られない言語という人間の能力によって、我々は平和を維持しなければならない」と訓示を垂れる。その前に教えることがあるだろう。「平和は武力では実現できない」という事を。

◇まだやっていたのか、党首討論

 4月7日の朝日新聞で、小泉首相と岡田民主党党首が党首討論をやっている事を知った。予算案を何の抵抗もなく通してしまった民主党党首が今更何を討論しようというのか。新聞記事を読んでさらに驚いた。後半国会の焦点は何か。郵政民営化か日韓、日中関係か。その記事によるとこれらの懸案をすべて避けたという。それでは何を質問したのか。そこのところが朝日の記事には詳しく触れられていない。「懸案を避けたとの印象は否めない。攻め口の物足りなさを感じた」としか書かれていない。岡田氏は「引っ掻き回すのが政権準備政党の役割とは思っていない」と話す。こんな党首討論など誰も聞きはしない。止めたほうがいい。


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