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「スペインの朝日新聞」エル・パイス紙が、チャベスを『第2のカストロ』と敵視(ヤッパリ!)
http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/776.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 5 月 01 日 05:33:47: SO0fHq1bYvRzo

「スペインの朝日新聞」エル・パイス紙が、チャベスを『第2のカストロ』と敵視(ヤッパリ!)


電網新聞IELNEWSは、スペインの「やや左翼風インテリ」新聞であるエル・パイス紙がその社説で、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領を敵視する姿勢を打ち出したことを報じました。エル・パイスは2002年のクーデターの際にも同様の「前科」があります。

主要部分のみを翻訳します。

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http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=127705

『チャベスは第2のカストロ?エル・パイスが敵視』
2005年4月30日 IBLNEWS

マドリッドの新聞「エル・パイス」は本日、その社説で、ベネズエラの大統領ウゴ・チャベスを、不安なほどに「カストロ独裁主義」のものと同様の反民主主義的な手段に接近している、そして「ポピュリストのボス」として振舞っている、と非難している。このスペインの中道左翼の新聞は「チャベスは過激になる」という社説の中で、『民主主義の擁護者たちからの不安な離反に向けられた一連の発言、姿勢、行動をおこなっている』とコメントしている。

【後略、翻訳終り】

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エル・パイス紙はスペインの中では「ヨーロッパ中道左派」系の新聞で、日本でいえばちょうど朝日新聞のような位置にあるでしょう。売り上げ数ではスペインで最も多く、読者の過半数が社会労働者党支持者です。これに続くのが、米国リベラルの視点に近いが最も積極的な取材活動を行うエル・ムンド紙です。

インターネット専門のIBLNEWSはスペインだけでなく中南米から米国で幅広く読まれており、米国内のニュースでは時々英語の記事を載せていたりします。このIBLNEWSが、上の記事を載せることでかなり厳しい調子でエル・パイスを批判しているように見えます。

そもそもエル・パイス社説にある『民主主義の擁護者』とは誰のことか。CIAおよび米国労働総同盟.産別会議(AFL・CIO:米国御用組合連合)に組織された石油産業の労働組合、ベネズエラの多くの大手マスコミ、そしてその背後にいる国際石油資本、南米大資本、およびカトリック教会(オプス・デイ)であることはミエミエです。このエル・パイスの社説の狙いは明らかに「デマと撹乱」です。


3年前の2002年4月に起こったベネズエラのクーデターの際にも、やはりエル・パイスはCIAに操作された反チャベスのデタラメ報道をタレ流していました。そしてスペイン社会労働者党の元党首で元首相のゴンサレスが、アスナールと手を組んでクーデターでできたカルモナ政権を明らかに支持していました。

これに関しては、もう何度もご紹介していますが、ル・モンド・ディプロマティークの総編集長イニャシオ・ラモネが書いた次の記事(日本語版:2002年6月)をご参照ください。

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http://www.diplo.jp/articles02/0206.html
『ベネズエラ再クーデターの危険』
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ここから次の部分を引用します。

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【引用開始】

民主的な大統領を倒そうと謀る経営者の下で、メディアは「民衆」「民主主義」「自由」といった言葉に酔いしれた。そして街頭デモを組織し、政権側が少しでも反論すれば「表現の自由に対する重大な侵害」であるとして国際組織に告発した(8)。こうして反政府ストを再燃させ、大統領公邸襲撃とクーデタを後押ししたのだ。

 ともするとプロパガンダに傾きがちなメディアは、仮想の民衆と実際の民衆とを混同した。4月11日のクーデタが仮想の民衆の名において行われたのに対し、実際の民衆は2日も経たないうちにチャベス大統領を政権に連れ戻した。これに対してメディアが反省の色を示したのはわずかの間だった。ベネズエラのメディアは何らの処罰も受けないのをいいことに、さらに攻勢を強めている。そして現在もデマや撹乱情報の発信を続け、民主的に選ばれた政府に対して史上前例のない揺さぶりをかけている。世界の目が向けられていないところで、今度こそ完全犯罪を成し遂げようとしているのである。

【引用終り】
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ただしこの日本語訳の見出し『ベネズエラ再クーデターの危険』は意図的に書き換えたとしか思えないもので、全く同じ記事の英語版では、“The perfect crime”、つまり「完全犯罪」となっています。これに関して私は昨年次のように書きました。最後に、ここから引用・再掲いたします。

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http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/171.html
ベネズエラが危ない! 「民主主義神話」の嘘を暴き、その「完全犯罪」を見抜け!
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【引用開始】

フランス語の原文でも“Un crime parfait”ですから、イニャシオ・ラモネ編集総長が強調したかったことは、その「民主主義」がいかに重大な欺瞞、アメリカの石油資本とCIAとオプス・デイが仕組んだ「完全犯罪」であるのか、ということなのです。そして、2002年では失敗に終わったが、やがてまた「民主化要求」が彼らの「完全犯罪」を達成させるために起こるだろう、幻想にとらわれずにしっかり見抜け、という警告なのです。

日本の訳者や編集者は、勝手に題名をすりかえて著者の意図を覆い隠す、というジャーナリストにあるまじき重大な犯罪行為を犯しています。恐らく日本のこういったジャーナリストやインテリには「民主主義が誤っているはずはない」という信仰―――その信仰の質においては「ホロコースト」に対するのと同様な―――を抱いているのでしょう。しかし我々はこの「民主化」という詐欺、「完全犯罪」を見抜き、日本でも世界でも、身近で起こっている大小のこの種の犯罪・詐欺行為に目をつぶってはならないでしょう。

もちろんアメリカのイラクへの侵攻の口実の一つも「中東の民主化」ですが、中南米の場合は、実際に本当に「民衆」が主人公になっているかのように演出され、マスコミによってそのように報道され、その国以外の人は全員がそう信じ込むように誘導されているのです。どう口実をつけても侵略・政権転覆の陰謀であることが明らかに見える場合よりも、こちらのほうがずっと悪質です。そしてその「民衆」とそれを報道するマスコミは、多くがオプス・デイによって動員され操作されていることを忘れてはなりません。

【引用終り】
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