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中国はどうして日本に後れを取ってしまったのか 国内世論も、朝日新聞が期待したような動きを示さない
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投稿者 TORA 日時 2005 年 4 月 17 日 15:00:16: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu93.htm
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中国はどうして日本に後れを取ってしまったのか
国内世論も、朝日新聞が期待したような動きを示さない

2005年4月17日 日曜日

16日の上海の反日デモ

◆中国はどうして日本に後れを取ってしまったのか 林 思雲 
http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/030616ntyu.htm

かつての日本は、科学技術も文化も、中国より何十年あるいは百年以上も立ち遅れていた。アヘン戦争以前の中国と日本は鎖国し、ヨーロッパの新興文明との接触を殆ど持っていなかった。しかし、1840年、イギリスの軍艦の前に、中国は開国を余儀なくされ、そして、1853年、アメリカ軍艦の来航をきっかけに、日本も同様に対外開放せざるをえなかった。当時の日本は中国と同様、欧米列強との間に多くの不平等条約が結ばれ、侵略の危機に直面した。

こうした外圧にさらされる情況の下、中国と日本のいずれも近代化運動を展開しはじめた。富国強兵は、中国と日本が目指す近代化の共通の目標となった。1868年に日本が近代化政策を開始した時点では、欧米どころか、中国との間にすら何十年という格差が存在していた。しかし、現在の日本は、もはや世界で最も発達した国の一つであるのに対して、中国は依然として発展途上国の地位にとどまっている。百数十年程前には、中国より何十年も遅れていた日本という無名の島国は、一気に中国より何十年も先を行く先進諸国への仲間入りを果たした。なぜ中国が日本に後れてしまったのか、以上の事実に対して、われわれは中国が持つ問題点を考えなければならないのである。

◆原因1:中国人は自尊自大であるが、日本人は謙虚で勉強好きである

中国はいまだに立ち後れ、貧困から抜け出すことができていない。その最も重要な原因は、自尊自大な国民性にある。中国人はいつも自分の長所ばかりを強調し、逆に他人の欠点を過大視する傾向がある。欧米に学ぼうという話になると、多くの中国人は、中国には中国なりの長所があり、欧米には欧米の短所があると、自己弁護を行う。中国人は欧米の科学技術の面における優位性は何とか認めるが、欧米文明の中華文明に対する優位性は決して認めようとしないのである。日本人が二回もノーベル文学賞を獲得したのに対して、中国人はいまだに獲得したことがない。中国人はこうした現象を中国現代文学が日本のそれより劣っているためではなく、むしろノーベル賞の評価のあり方に問題があると理解している。

中国人の自尊自大の態度は、日本のように他国の経験を謙虚に学ぶことを妨げている。これまで、中国人がそう遠くない将来、日本を追い越す夢を何度も見たが、それを現実にすることはできていない。

◆原因2:中国人は現状に安住するが、日本人は絶えず進歩を求める

中国人が現状に安住した結果、中国製品のモデル・チェンジは受身になりがちで、製品が売れなくなるまでは改良をしない。これに対して、日本企業は製品のモデル・チェンジを積極的に行っている。従って、中国企業の製品は常に日本製品の競争相手になれないのである。

現在、一部の中国人が日本製品に対するボイコットを主張している。しかし、こうした人々は中国人が日本の製品を買いたがる理由が何か、ということは殆ど考えたことがない。仮に日本の製品より中国製のものが高品質で価格も手頃であれば、ボイコットするまでもなく、日本製品は自然に淘汰されてしまうであろう。中国人はひたすら日本製品のボイコットを主張するが、いかに中国製品の品質を向上させるかについては、何の方策も捻り出せないのである。

◆原因3:中国人は私利私欲ばかり追いかけるのに対し、日本人は滅私奉公の心を持っている

中国人がバスに乗るとき、我先に席を奪う風景を多く見かける。中国人は私利に対して、非常に敏感で、例えば、バスでの席のようなほんの小さいことも他人に譲らない。中国の国有企業も日本の企業も「大鍋飯」(親方日の丸)に特徴付けられるが、日本の場合、それが全員に豊かな生活をもたらしたのに対して、中国の場合、揃って貧乏になってしまった。日本人は結果に関係なく一生懸命に働いている。少し他人より多く働いたことを損したと思う人はだれもいない。中国人の発想は全く逆である。すなわち、いかに自分が他人より少なく働くかしか考えないのである。結果的に、みんなが仕事をサボることになる。中国共産党が掲げている滅私奉公を原則とする「大鍋飯」は、結局、行き詰まってしまったのである。

中国人の世界観は、「自分の利益しか考えず、困難がある時は他人に犠牲になってもらう」というものである。これに対して、日本人は滅私奉公の精神を中国人よりはるかに強く持っている。日本軍が戦うとき、士官の死亡率は非常に高い。なぜなら、日本の士官達は普通の兵士より前に進んでいるからである。日本軍の勇敢さの理由の一つはここにある。中国軍の場合、士官が最も後ろに隠れ、銃を構えて兵士達に前に進むように命令するだけである。中国の軍人達が他人を犠牲に自らの安全を図る猿知恵は、結果的に中国軍の敗北と大きな犠牲をもたらした。「目先の利益を追いかけて、結果的に、大きな損失を被る」ということである。

◆原因4:中国人は内部闘争を好むが、日本人は一心団結している

あらゆる集団には競争と団結の両面がある。しかし、中国人は集団内部の競争を闘争へと転換させることを好んでいる。かつて、中国人同士の闘争が中国にもたらした被害は、外国の侵略によるものをはるかに超えている。そもそも中国人にとって、お互いに対立しあう傾向は生まれつきのものであり、それは政治運動の時に最もよく現れる。中国人は小さな頃から他人を信用しない教育を受けてきた。政治運動が訪れるたびに、中国人はお互いを疑い、他人の秘密を暴露あるいは密告する。場合によっては、自らの利益のために他人を犠牲にすることも辞さない。

一人一人の日本人はたいしたことはないが、しかし、日本人が10人集まると状況が一変する。ばらばらである中国人は、結局、団結力の強い日本人との競争に勝てないのである。日本人が一心団結できる秘密はどこにあるのであろうかと日本人に聞くと、逆に、どうして同じ民族同士の団結がそれほど難しいか、そのこと自体が理解できないという答えが返ってくる。このように、民族性は決して短期間で形成されたものではない。内部闘争を好む中国人の国民性を変えるには、一世代あるいは二世代以上の時間を要するであろう。

◆原因5:中国人は忘れがちであるが、日本人は執着心が強い

日本人が新年の初詣に靖国神社を参拝することは、戦犯を偲ぶもので、軍国主義復活の兆候であると、中国国内では絶えず批判の声がある。その動機はどうあれ、毎年、大勢の日本人が自発的に神社に参拝していることは、日本人には、昔国家に命をささげた「先祖」達に対する感謝の気持ちがあることを物語っている。一方、抗日戦争(日中戦争)の際、国家のために大勢の中国人が犠牲になったが、現在、その存在は殆ど忘れられ、ましてその魂を参拝することはありえない。自らの祖国に命を捧げた先祖をすぐ忘れてしまう民族には、強大な民族集結力が永遠に訪れないのである。

中国人は絶えず日本に侵略された歴史を忘れるなと言い張るが、実際、大多数の中国人はもはやその事実を忘れかけている。中国の大学生が日本留学を試み、少女ができるだけ日本人との結婚を望み、そして農民達が相次いで日本に密入国を図る現状からも、中国人の日本に対する憎しみの度合いを推し量ることができよう。数年前にユーゴスラビアで中国大使館がアメリカの誤爆にあったが、それによって引き起こされた中国大学生達の激しい反米感情はわずか数ヶ月程度ですっかりなくなった。TOEFLの試験を受けてアメリカに行きたがる人数は減るどころか、むしろ増加していることも、中国人が歴史を忘れがちであることを示す一例であるといえる。

◆最後の問題:果たして中国は日本に追いつけるのか

中国人は日本に追いつくことをいつも夢見ているが、日本人の優れた所を真正面から評価しようとも、そして自分の弱点も認めようともしない。確かに日本人にも多くの短所と問題がある。しかし、もしわれわれが日本人の短所だけを強調し、絶えずそれを批判し、色めがねで日本を観察しても、日本の発展になんら影響も与えないだけでなく、逆に自分の視野を狭くしてしまったのである。昔、中国人はソ連とアメリカを帝国主義として多くの悪口を言ってきたが、相手を懸命にののしった結果、ソ連とアメリカの実力どころか、むしろ自分の国力を削減しただけであった。

日本人はアメリカに敗れたことを自らの恥であるとみなし、逆に中国人は日本に敗れたことを日本の恥であると考えている。実は、日本になかなか追いつけないという事実は、まさしく中国人自身の恥なのである。自分に言い訳を求める手段として日本に批判を展開する人々は、中国人の自尊心を満足させるだけで、中国の発展と進歩になんの役割も果たせないのである。

もし別の角度から日本を見れば、日本人は非常に謙虚で勉強好きで、絶えず進歩を求め、そして滅私奉公の精神を持ち、忍耐強く、粘り強い民族で、世界で最も優れている民族の一つであるということがわかる。中国人が日本に追いつけないのは、結局、中国人自身の抱える問題があまりにも多すぎることにある。中華民族が多くの短所と問題を抱えている民族であることを、中国人が自ら認め、絶えずそれを変えることに努力しなければならない。これができなければ、中国が日本に追いつく夢は泡のように消えてしまうだろう。
(半分程度に要約)

◆林思雲 Lin Si Yun
1963年中国南京市生まれ。南京大学理工学科卒。1992年に日本に留学。1996年に日本で工学博士を取得し、日本の化学材料の会社に務める。理工学院卒の理系出身ではあるが、文学や歴史に興味を持ちその方面の書籍を愛読する。1997年以降、インターネット上に独自の観点から書かれた政治、歴史、日中関係に関する文章を数多く発表している。

◆朝日新聞社説の迷走が止まらない。4月16日 殿下さま沸騰の日々
http://blog.goo.ne.jp/takkie0516/

だが、支那の反日暴動は本当に沈静化するんだろうか。そこに支那の誤算があるように思えてならない。上海では、反日デモが反日暴動化し、北京の日本大使館に続いて上海の総領事館が襲撃されるという事態が発生した。支那政府当局は『反日暴動を容認している』と思ってきたのだが、ここまで来ると、むしろ、『反日暴動を阻止するのを躊躇している』のではないかと思えてくる。もちろん、デモが暴動化する前に、支那当局が反日デモを強権的に阻止することは可能だ。支那の共産党政権はヤワではない。だが、愛国主義の名のもとでいまま容認されてきた反日デモを抑圧すれば、それはすなわち、支那の大義名分を支那政府自身が否定することになりかねない。メディアは『支那の公安当局がデモの暴徒化を阻止できなかった』という見方をするけれど、わたしは『鎮圧したくてもできない』のではないかと思ったりしている。

いままでであれば、北京の大使館襲撃の前の広州の暴動の段階で、支那よりもむしろ日本側のほうで大騒ぎになっていただろう。朝日新聞を始めとする左巻きあっち系が、支那の歴史問題における主張をオウム返しに繰り返し、日本政府は対支那だけではなく、対国内世論に押される形で事態の収拾に動いていたはずだ。支那は、ちょろっと反日デモを仕掛けるだけで、労せずして成果をせしめることができたのだ。長く土下座外交、奴隷外交と言われた日本外交の典型的パターンである。まさに、支那政府の狙いもそこにあったのだろうし、朝日新聞社説の当初の主張もまた、過去の日本政府の外交パターンを踏まえた上で展開されたものとみてよい。

だが、今回は日本政府は折れない。また、日本の国内世論も、朝日新聞が期待したような動きを示さない。支那も朝日も、筋を読み違えたのだ。だから、支那は反日デモを仕掛けても予想した反応を示さない日本に対して、さらに仕掛けるためにデモの過熱化を容認し、それを強圧的に収拾しようとすれば、それが自らの大義名分を自らの手で否定しかねないところまで来てしまった。当然のことながら、支那当局は暴徒を鎮圧する警察力や武力は持っている。しかも、外国公館への襲撃を阻止しなかったことへの国際的な批判が強くなっている。だが、警察力や武力を行使してデモを鎮圧することが、愛国主義という大義名分を自ら否定し、支那政府の面子を潰すという自縛状態となってしまったのだ。世論が動かないのを見て取った朝日は、そんな親分からは距離を置こうとしている。さすがに、親分と心中する気はないらしい。もちろん、わたしは朝日を褒めているのではない。なに、支那には守るべき大義名分があるが、朝日にはそれがないだけのことである。


(私のコメント)
今年一月からの朝日新聞による安倍・中川両議員の失脚工作から始まった一連の工作活動は、韓国、中国の反日暴動で頂点に達した観がありますが、朝日新聞の思惑とはまったく違った結果をもたらしている。むしろ袋叩きされているのは朝日新聞であり、購買をやめる人が増えてきているようだ。テレビ朝日のニュースステーションなどでキャンペーンを張ってもネットに火をつけるような結果をもたらしている。

googleなどでキーワードで検索してみても、朝日新聞に同調するようなサイトは少なく、むしろ朝日新聞を攻撃しているサイトが増えてきた。それだけ朝日新聞の論調がおかしいのではないかということですが、今年始めのNHKとの虚偽報道問題で火をつけてしまった。「竹島を韓国に譲ってしまえ」というに到って行くべきところまで行ってしまったようだ。

数年前までなら朝日新聞が火をつけて、それに中国・韓国が反応して、それに対して日本のマスコミが同調して、国民世論が動いて政治が動かされてきましたが、最近はそのパターンがくずれている。にもかかわらず朝日や中国や韓国はより過激な抗議をしてきたが、かえって窓ガラスを割ったり看板を壊すなどの行動は世界から非難を浴びる結果を招いている。

このように従来からのパターンがくずれた原因はブログなどのサイトが雨後の竹の子ように湧きあがり、新聞やテレビが占めていたジャーナリズムの独占が崩れた結果だ。テレビに出ているコメンテーターもいい加減なことを言えばブログで袋叩きに遭うし、新聞記事なども同様だ。それに対して新聞テレビは無視してきたが、その結果は最近の世論の動向が示している。朝日新聞は敗れたのだ。

新聞やテレビは数百万人から数千万人もの視聴者をもっていますが、ネットなどのブログの読者は多くても数千人に過ぎない。だから世論の啓蒙活動からいえば勝負にならないのですが、情報の速さや量や質からいえば新聞テレビよりも勝っているために、ニュースに敏感な人たちが真っ先にブログなどのサイトを見るようになった。

最近ではネットで集めたネタから記事を書く記者も増えている。それに対して足で書くタイプの古い記者たちの記事は時代からずれたり遅れたりしてしまう。テレビのニュースキャスターなども自分が情報の最先端をいっているつもりが、ネットなどに抜かれていることに気がつかないでいる。朝日新聞が破れた原因もここにある。

「中国がどうして日本に遅れを取ってしまったか」は在日中国人の林思雲氏の記事ですが、中国人にもこのように冷静に見られる人もいる。しかし中国本土では言論活動が制限されているために、冷静な意見を発表しても国民から袋叩きされてしまう。小さい頃からの反日教育で現在の日本を知らずに戦前の日本の姿がそのまま中国人の頭の中に叩き込まれている。

林思雲氏が指摘しているように明治維新の頃は日本よりも清国の方が先に開国して欧米の文明に追いつこうとしたのに、日本に追い抜かれて欧米の文化を身につけた日本軍に敗れてしまった。それ以降、中国は日本に追いつくどころか離される一方だ。改革開放政策ですべて外資に依存した政策を取り入れてみましたが、それが中国人の中華意識を刺激して摩擦を引き起こしている。

中国人の自尊自大な意識が日本に追いつくことすら出来ない原因になっているにもかかわらず、中国人はそれを認めようとしない。さらに最近のデモ騒ぎとは逆に中国人は忘れやすく日本人は執着心が強いという指摘は、日本人からは意外な指摘ですが、日本人が先祖を敬い神社などに参拝を欠かさないのに、中国人は文化大革命で2000万人も虐殺されたことなど忘れている。

もっとも林思雲氏が指摘している日本人の特質も若い人は変わって来ているから、このまま永遠に中国に追いつかれないということではない。個人個人の能力的には中国人のほうが勝っているだろう。アメリカへの留学生にしても日本人留学生は影が薄く、中国人や韓国人の自己主張能力は圧倒しているようだ。

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