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ＡＳＥＭ外相会議が閉幕、北朝鮮核問題を議長声明に盛り込む
2005年 05月 7日 土曜日 18:11 JST
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［京都 ７日 ロイター］ 当地で２日間開催されたアジア欧州会議（ＡＳＥＭ）外相会議は７日、北朝鮮の６カ国協議への復帰を強く要請する内容を盛り込んだ議長声明を発表し、閉幕した。
声明は、北朝鮮がこれ以上延期することなく６カ国協議に復帰し、対話を通じた平和的手段で朝鮮半島の非核化を達成できるよう、戦略的決定を行うことを求めている。
前回の６カ国協議からは１年近くが経過しており、北朝鮮は核兵器所有を表明している。
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アジア欧州会議（ASEM）
アジア欧州会議（ASEM）は、アジアと欧州が、経済・政治・文化のいわゆる3本柱（three pillars）の課題に関し、インフォーマルな対話と協力のプロセスを通じてより緊密な協力関係を樹立することを目的としている。1996年3月、バンコク(http://asem.inter.net.th/index.html) での発足以来、1998年4月ロンドン会議、2000年10月のソウル会議 (http://www.asem3.go.kr/english)、2002年9月のコペンハーゲン会議の開催を経て、2004年10月にハノイで会合が開催された。
EU News 27/2005 - 2005/05/02
ASEM 外相会議、今週京都で開催
＜日本語仮訳＞
第７回アジア欧州会議(ASEM)外相会合が、5月6日と7日に京都で開催される。会合では、日本の町村信孝外務大臣が議長を務めるほか、欧州連合（EU）側からは、現在EUの議長国を務めるルクセンブルグのジャン・アッセルボルン外相および欧州委員会のベニータ・フェレロ＝ヴァルトナー対外関係・欧州近隣政策担当委員が調整役を務める。
同会合に参加する外相は、地域的および国際的な政治問題について議論し、ASEMの枠組み全体の見直しを行う。また、2006年9月にフィンランドのタンペレで開催が予定されている次期ASEM首脳会合（国家元首・首脳レベルの会合）の準備を行う。
特定の議題としては、国連改革を含めた多国間主義の強化、大量破壊兵器など安全への脅威に対する取り組み、テロ対策、国際的な組織犯罪、朝鮮半島や中東など主要な国際的な関心事等を取り上げる予定である。また、国際的な経済状況および世界貿易機関(WTO)のドーハ開発アジェンダについても討議を行う。さらに、国際的な交換留学や人と人の交流の促進についても話し合う。
今回のASEM外相会合の機会をとらえ、参加国同士の二国間会合も複数開催される予定である。EUの代表は、5月6日に日本の町村外相との会合を行う。また、EUの代表はミャンマーの代表（ニャン・ウイン外相）と初めて会合する。そのほか、フェレロ＝ヴァルトナー対外関係委員と韓国、ベトナム、タイ、マレーシアおよびカンボジアの外相との会合も予定されている。
アジア欧州会議(ASEM)は、アジア・欧州間の最も重要な対話の枠組みであり、政治、経済、文化（市民交流）の3つの柱を中心に進められている。第1回会合は1996年に開催された。ASEMは各国の元首・首脳、閣僚、官僚およびアジア・欧州関係に関与するビジネス界や市民社会の代表を結びつける役割を果たしている。国際情勢におけるアジアと欧州の影響力を考慮すると、ASEMはこの２つの地域が世界的な問題に取り組む上で大きく貢献している。同会議は、この２地域のあらゆる共通の関心事について意見や経験を交換する場として、無限の可能性を提供するものである。
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