グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】 (ブルームバーグ) infoseek 愚民党

グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】 (ブルームバーグ) infoseek
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投稿者愚民党日時 2005 年 6 月 03 日 20:42:34: ogcGl0q1DMbpk

グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】 (ブルームバーグ)

2005年6月3日(金)19時42分

６月３日（ブルームバーグ）：アジア・オセアニア各株式市場の動き
は以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は小幅反発。週間では４週間ぶりの上昇となった。ホンダと
提携している中国の自動車メーカー、駿威汽車（デンウェイ・モーターズ）が
高い。前日のニューヨーク市場での原油価格反落を受け、燃料コスト上昇によ
り企業利益が圧迫されるとの懸念が後退したことが好感された。

パソコン中国最大手のレノボ・グループ（聯想集団）や中国最大の半導体
ファウンドリー（受託生産会社）、中芯国際集成電路製造（ＳＭＩＣ）などハ
イテク関連銘柄も上昇。前日の米株式市場でナスダック総合指数が４カ月半ぶ
りの高値となったことが買い材料となった。

富昌証券（フルブライト・セキュリティーズ）のゼネラルマネジャー、フ
ランシス・ルン氏は、「米株式相場の上昇で、ハイテク株に一部で関心が出て
きた」と述べた。

ハンセン指数の終値は前日比3.87ポイント高の13818.45。ハンセン指
数を構成する33銘柄では、12銘柄が上昇、10銘柄が下落、11銘柄が変わら
ず。ハンセン指数先物（６月限）はほぼ変わらずの13828。中国本土企業38
社で構成するハンセン中国企業株（Ｈ株）指数は0.2％高の4550.63。週間で
はハンセン指数は0.8％高となった。

駿威汽車（203 HK）は前日比2.5セント（0.9％）高の2.775香港ド
ル。スポーツシューズ生産の裕元工業（551 HK）は５セント（0.2％）高の
22.10香港ドル。レノボ（992 HK）は５セント（２％）高の2.525香港ドル。
ＳＭＩＣ(981 HK)は11セント（7.2％）高の1.63香港ドル。

（ハンセン指数のグラフ: {HSI GPO } ）

【台湾株式市況】

台湾株式相場は続伸。加権指数は２カ月半ぶりの高値に上昇した。半導体
ファウンドリー（受託生産）世界２位の聯華電子（ＵＭＣ、2303 TT）が高い。
原油安を支えに米ナスダック総合指数が４カ月半ぶりの高値に上昇したことが
好感された。

同最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ、2330 TT）も上昇。台湾紙、経
済日報は、半導体開発中国最大手の大唐電信科技の会長の話を基に、同社はＴ
ＳＭＣ、ＵＭＣの２社との提携を目指すと報じた。

世界２位の規模を誇るコンピューター見本市「コンピュテックス台北」
が、台湾エレクトロニクス製品メーカーの新規受注につながるとの期待も株価
上昇につながった。

ＨＳＢＣアセット・マネジメント台湾の主任投資オフィサー、ウィニー・
タオ氏は「原油安は全般的な経済成長にとって良い兆しだ」と指摘。「コンピ
ュテックスは、企業首脳の強気コメントが相次いでおり、注目を集めている」
と語った。

加権指数の終値は前日比68.47ポイント（1.1％）高の6107.95と、３月14
日以来の高値。上昇銘柄と下落銘柄の比率は約４対１。台湾株価指数先物（６
月限）は同1.1％高の6038。今週の加権指数の騰落率はプラス1.9％で、２週連
続の上昇。

薄型ディスプレー（ＦＰＤ）メーカーの株価が上昇。台湾５位の中華映管
（2475 TT）は大幅高。メーカー各社が、デジタルテレビを対象にした政府の
減税案は売り上げ増加につながるとの見通しを示したことが好感された。同最
大手の友達光電（2409 TT）や同２位の奇美電子（3009 TT）も高い。

レコーダブルディスク（データ書き込みが可能なディスク）の生産で世界
２位のライテック（2349 TT）は値幅制限いっぱいまで上昇。台湾紙、工商時
報は、同社の最高経営責任者（ＣＥＯ）の話を基に、ライテックは今年のレコ
ーダブルディスクの世界需要見通しを最大45億枚に上方修正したと報じた。従
来見通しは40億枚。

（台湾加権指数のグラフ: {TWSE GP D } ）

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数は８年ぶり安値となった。先に報じら
れていた１日からの配当税廃止が実現しなかったことが嫌気された。中国石油
化工（ＳＩＮＯＰＥＣ）が安い。

上海証券綜合研究の呉侃アナリスト（上海在勤）は、「投資家はかなり失
望している。政府がなんらかの株式市場対策を打ち出すまで売りは続くだろ
う」と述べている。

上海証券取引所の人民元建てＡ株と外貨建てＢ株の双方に連動している
上海総合指数の終値は、前日比2.43ポイント（0.2％）安の1013.64と、
1997年２月24日以来の安値となった。深セン証券取引所のＡ・Ｂ両株に連
動の深セン総合指数の終値は1.40ポイント（0.6％）安の250.41と、
1996年９月19日以来の安値。

週間では、上海総合指数は3.6％安と７週連続の下落となった。深セン
総合指数は3.8％安。

政府系の経済観察報が５月30日、政府は株式相場を支えるため20％の
配当税を６月１日から廃止すると報じた。この決定は、国務院と財政省、中国
証券監督管理委員会（証監会）など５つの政府機関が５月24日の会合で決め
たものだという。経済観察報によれば、証監会のダイ・ビアオ報道官はコメン
トを拒否した。

アジア最大の製油会社ＳＩＮＯＰＥＣ（600028 CH）は前日比0.05元
（1.5％）安の3.32元。中国最大の製鉄会社、上海宝鋼集団の上場子会社、
宝山鋼鉄（600019 CH）は0.05元（1.1％）安の4.61元。

航空株も下落。中国紙チャイナ・デーリーが、輸送力で中国最大の航空
会社、中国南方航空などが申請していた運賃への燃料上乗せ料金を、中国航空
監督当局が拒否したと伝えたことが材料となった。中国南方航空（600029
CH）は0.07元（2.2％）安の3.08元。

(上海株に関する画面 {SHASHR CNP00072290101 } )

【シンガポール株式市況】

シンガポール株式相場は３日続伸。週間では、ストレーツ・タイムズ
（ＳＴ）指数が２カ月ぶりの大幅上昇となった。半導体ファウンドリー（受
託生産会社）でシンガポール最大手、チャータード・セミコンダクター・マ
ニュファクチャリングは、これまでの第２四半期（４－６月）売上高が従来
予想レンジの上限にあると発表したことが好感され、高くなった。

ＳＴ指数の終値は、前日比1.12ポイント（0.1％）高の2192.67と、
２日続けて2000年８月22日以来の高値となった。ＳＴ指数を構成する50
銘柄では、25銘柄が上昇、16銘柄が下落、９銘柄が変わらず。ＳＧＸ・ＭＳ
ＣＩシンガポール指数先物（６月限）は0.2％高の258.7。週間では、ＳＴ
指数は1.8％高と、４月８日までの週以来の大幅上昇となった。

チャータード・セミコンダクター（CSM SP）は１セント（0.8％）高
の1.22シンガポール・ドル。シンガポール石油（SPC SP）は22セント
（5.3％）高の4.38シンガポール・ドル。

(シンガポール株式市場での銘柄別出来高ランキング: {MOST SP } )

【オーストラリア株式市況】

ＡＳＸ200指数は前日比13.30ポイント（0.3％）高の4194.00。

（ＡＳＸ200指数のグラフ: {AS51 GP } ）

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比5.21ポイント（0.5％）高の976.09。
コスダック（店頭市場）総合指数は5.58ポイント（1.2％）高の480.65。

（韓国総合株価指数の日中価格グラフ: {KOSPI GIP } ）

【フィリピン株式市況】

総合指数は前日比11.93ポイント（0.6％）高の2022.49。

（フィリピン総合指数のリターン分析: {PCOMP TRAX } 、同指
数の時価総額に各構成銘柄が占める比重: {PCOMP WGT } ）

【タイ株式市況】